GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

お花見2017(弘川寺と地元桜)

こんばんは。

今日明日は久しぶりの連休でございます( ;∀;)
嬉しい…いや、まぁ休みとはいえ子供たちは学校とかあるから早起きして弁当や朝食は作らなきゃいけなかったんですが(;・∀・)
でも嬉しい(*´ω`)

ここんとこ毎日覚えることだらけでミスも許されずピーンと仕事中は張りつめてる感じだったので、もう昨日は仕事上がりに次女迎えに行って玄関入るなり緊張の糸がブツッと切れました(笑)
とにかく無性に眠くなり、体調崩してでもいない限りまずないことなんですが、長女が帰る前にソファに座ったまま爆睡…(-_-;)←首曲げて寝たせいで今振り向くと激痛走ります(笑)
帰宅した長女とどうやら二言三言話したらしいんですが、

全く記憶にございません。

次女が長女のお友達たちと家の前で遊ぶ際「日陰になって来てるから上着着てでなさいよー」というようなことを言ったらしいんですが、

覚えておりません。

時間にして約20分くらい…でしょうか。短時間だけど熟睡したようで、目が覚めたら多少すっきりしていて夕方からの家事はなんとかこなすことができました(・・;)

明日は朝、久々に朝寝坊ができる……っ✨
なんという贅沢なんでしょう( ;∀;)←ここんとこギリギリで生きてました;;;;


まぁそれはおいておきまして…。
連休はなかったものの、早く上がれた日や日曜にもらった代休などで、今年もなんとかお花見に行ってきました。しんどいしやめとこうかな、とも思ったんですが、そうでもしないと私は気持ちや頭の切り替えがうまい方じゃないので…頑張って動きましたよ(^^;)



さて…まずは日曜に行って来ました、河内長野の方にある弘川寺でございます。
こちら、以前粟田さんが西行について記事を書かれた時に(西行の命日に)行って見たいところと書かれていて、地元大阪にいながらあんまり詳しくなかった私、多少勉強させていただいたんですけどね(^^;)、そうしたらその記事で粟田さんも書かれていた西行の和歌を引用した綺麗でキュンとする青薪さんのSSをけいさんがアップされているのを拝読する機会がありまして、こりゃあもう、この時期に行くならここだろう!と皆様に影響されまくって決めました(笑)

ちなみに自宅からは車で片道1時間ちょい。手前で綺麗な桜並木が続いている道があり、車の中から運転しつつ眺めただけでしたが、そちらも綺麗でした。

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駐車場で早速、ほぼ満開の桜が…一番上(?)の駐車場がとっても綺麗でした。
西行の庵は、途中整備されているとは言い難い山道をちょっと登って行ったところにあります。
この日は雨降りの翌日とあって土がぬかるんでいる上に草や落ち葉で滑りやすく、途中何度かずるっと行きかけてヒヤリとしました(^^;)ヒールのあるパンプスで登ってる女子を数名見かけましたが相当きつかったんじゃないかと思います(・・;)

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ここはですね、山を登りながら山肌に沿って植えられている桜を楽しむような感じでして、決して派手ではない(し登るの年配の方やちびっ子だと多分しんどい)ので人はまばらでしたが、おかげで静かにのんびり花を愛でることができました。



さてさて。では一旦桜のことは忘れていただいて(笑)
帰りにいいものを見つけたんですよ〜w
こちらです↓

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たまたま車内から外を眺めていた次女が「鯉のぼり!」と叫んで見つけた圧巻の鯉のぼり。
こちら、一級河川石川(県じゃないですよw)の河原にズラーッと並んでいたんですが、高さがある上に風が結構あったせいでバタバタと音がするくらいの泳ぎっぷりで(笑)なかなかすごい眺めでした。…すみませんうまく言い表せなくて(^^;)
左下はその石川に行く前に通りがかったところで見つけたんですが、公園の一部なのか私有地なのかいまいちわからなくて、中には入りませんでした(^_^;)
右下は石川越しに大きく見えた、花火で有名なPLの塔です。



水曜は半休だったので帰宅後夕方にいつもの地元のため池沿いの桜を見て来ました。今年は花が長持ちしていて、咲き始めてから結構経つのにまだ散り始めくらい、こちらも時々日が差すくらいの曇り空の下でしたが、充分綺麗でした。

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ここも今年は諦めてましたが、間に合って良かった…本当は一度夜のライトアップ時に見にきたいんですけどね〜(^^)

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ど定番の大阪城にお花見に出かけた去年と違い今年は人の少ないところで落ち着いた花見となりました。
もし社会復帰していなかったら(笑)、行ってみたかったのは背割の桜なんですが…だだ混みらしいし、時間も作れない(^^;;
来年に取っとこうと思います。



以上2017年のお花見日記でした。
容量デカくてすみませんでした;;;;

早足の花見

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今年は開花が遅かった桜も、満開になって早や数日…今日は大阪、桜雨の週末でした。
朝から土曜ですが新大阪の研修所に向かう途中、ビルとビルをつなぐ広い歩道橋みたいな通路を早足で歩きながらパシャっと撮ってきました。ビル出たらすぐに目が合ったというか、正面に佇んでお出迎えしてくれていたのがこの花で…またその薄桃色が雨に濡れて一段と綺麗だったんです。

去年みたいにのんびり桜の名所で見惚れるようなお花見はできなさそうですが、高層ビルの狭間に綺麗に咲いている桜は本数がない分桜という花の儚い美しさが際立っているように思えました。無機的な光景の中にあるせいか生命力が増して見えるというか。

この短く限られた時期にだけ主張するこの花には、やはり特別な愛着を感じます。花の下に集う余裕はない今年の春ですが、遠目ながら気持ちだけはぐっと近づけた気が致しました。
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行けちゃいました&書いちゃいました〜LaLa展ショートレポ〜

すみません、更新ストップしますと言ったばっかなんですが(笑)休みます詐欺です(^^;;
こういう感動は生モノなので日を置くと色々薄らいでしまいそうな気がしまして…簡単ですが記事にまとめさせていただきました。

こちらです……↓

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ジャーン!(*゚▽゚)ノ←古い…

行けない行けないと言いつつ、休みに入れてあった先約がキャンセルになったため時間ができまして、最終日の残り2時間あたりでギリギリ、行くことができたんです(^^;;
はい、LaLa原画展in大阪!でございますw

↑すみません、あくまで偶然見つけたイベントに子供に引っ張られて来ました!という体を装って行ったもんですから(←必死に乗り込んだくせに)、写真に次女が写り込んでます(^◇^;)

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念願のマステと(笑)、晶(玉玲)のアクリルキーホルダー(買っといて何ですが、これって…プラ板では?;;;;)も買っちゃいました(^^;;
ちなみに上の娘にはニャンコ先生のクリアファイル、下の娘にはみかん絵日記のアクリルキーホルダーを買いましたw



清水先生の原画は限界まで接近して見てまいりましたが(笑)←最終日というのもあってか人が多かったので、他にも同じようなことしてる人数名見ましたよw

やはり、漫画の域を出て、アートだった…( ;∀;)

本当にこれカラーインクで塗ってるのかな?(◎_◎;)と思わずにいられない美しさ…接近しても色ムラとか紙の毛羽立ちとかが全く見えない美しさでした。←何失礼なことしてんの;;;;
すみません、無礼千万な客なのは承知してるんですが、私、美しすぎるものを目の当たりにするとついどこかに「あ、やっぱ人間業なんやな」と思えるところを探して安心したくなるという習性がありまして…(ーー;)
ただ、こういう時たいていの場合はそういうのは見当たらなくて、「うわっ!神業だ!!」と鳥肌がたってブルブル、というのがお決まりなのですよねー…。結果、今回も例に漏れずのトリハダでした(コケーッ(・ω・))。

普段の連載のカラーページは艶のある紙に印刷された絵を見ているので表面がどうしてもテカって見えるんですが、マットな美しさ…そして若干色が鮮やかに(濃く?)見えました。これが生の発色…生の迫力ってやつなんですね〜←や、だいぶ違うぞ…?;;;;

最初に見たのはシーザーと坊ちゃんのツーショットの絵だったんですが、イエローを基調とした淡く繊細な美しさにボーッとなり、もうこのまんま展示会終了までここに立ってたい…( ;∀;)とのっけから思ってしまうほどでございました。

で、懐かしいJ&Eシリーズ…それから絵画的な緻密なタッチに磨きがかかって怖いくらいの輝夜姫…私が好きな天女の絵もありました(あれ?そういえばお月様背負った晶は見なかったような…あれは告知ポスター用?)。

色紙の最新J&Eは、いつものグラサン姿のジャックの横顔とその奥にエレナだったのですが、なるほど時代が流れるとこうなるのか、というのを実感(笑)
いや、綺麗でしたよ?(^^;;でも、エレナの前髪(笑)この間の光くんの前髪にも感じましたが、これは先生の時代のトレンドなのでしょうか(⌒-⌒; )そこだけ一瞬「え…( ˙-˙ )」と時が止まってしまいましたが、いずれにせよ綺麗なので小さいことは気にせず堪能してきました(笑)←の割にいじってるワタシ;;;;

他にもですね、中高生くらいの頃に読んでてお話が好きだった作家さんの絵がたくさんあって、ちょっとタイムスリップしたような貴重な時間を味わわせて頂けました(^ ^)



この後は次女の誕生日が近いのでネコマート行こうと思っていたんですが、阪神百貨店を出ると入った時の晴天が嘘だったかのような雨に空模様が急変しておりまして(・・;)←最近の私の雨女度最強です
すっかり10年ほど前とは様変わりしている地下街をうろうろ彷徨い阪急三番街の紀伊国屋さんを見つけ、その横を通って辿り着いたかと思ったらなんと、リニューアル工事中(笑)
人混みと長距離移動で疲れきりムクれる次女にマネケンのワッフルを買い与え機嫌とりつつ、仕方がないので阪急百貨店をぶらついて帰ることにしました。

そうしたらですね、偶然ヒグチユウコさんの期間限定ポップアップショップがありまして(ちょうど最終日)。原画もたくさん置いてあったので、こちらも見惚れてまいりましたw←コンパクトな額装のものでもお値段一点が約10万前後…欲しくても絶対買えない(笑)
SNS向けにフォトスポットもあって、こちらでも娘たちが写真に収まってきました。

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以上でございます。雑な記事ですみません;;
それではまた…(^^)/

映画『3月のライオン』観てきましたw

色々ありまして、だいぶ間が開いてしまいました…(・・;)
その間に本格的に社会復帰して兼業主婦デビューしたんですが、のっけから娘がRSウイルスにやられたり、母の具合が悪くなったりで今ちょっとメンタル的にも肉体的にもヘロヘロです(ーー;)

働きに出るようにはなりましたが、とりあえず家族の生活キープが一番の仕事であるのは変わりがないので、そちらを最優先、次点で仕事、余裕があれば趣味とか、という感じに自分の時間を割っていくとどうしても3番手は短くなってしまう傾向にありまして(睡眠とか食事とか人間活動もありますし;;;;)、ここしばらくはほぼ読み専と化しているのが現状です( ; ; )
ろくに更新してないのに拍手入れてくださっている方や訪問頂いている方には大変申し訳ないのですが、この状態、しばらく続きそうです、すみませんm(_ _)m
そのうちスポンサー広告出るかもしれませんが、ブログ閉鎖するつもりはないので、適度にストレスに耐性ができるか手抜きを覚えるかした頃に(笑)戻って来れるようとりあえず毎日頑張ろうと思います。

さて。そんな感じであっぷあっぷしている毎日ではあるのですが、つい先日、来月の休日出勤の代わりにもらったお休みを使い、公開されたばかりの『3月のライオン』を観てきましたw
家事は休みに向けて保留されたものが溜まる一方で覚えることも新人はたくさんあるんですけど…けど!そんな時こその娯楽です!←自分への言い訳
ちょうど娘のお弁当も今年度最後の日だったし…←見苦しい言い訳

その日は当初LaLa原画展見に行くつもりだったんですが、これはもう諦めました( ;∀;)肉体的な疲労がたまると、翌日を乗り切る自信がなくって(-。-;
来月の羽海野先生の展示会、そっちに頑張って行こうと思います。
もうぼちぼち関西圏の皆様の中には大阪の原画展行かれた方もいらっしゃるのではと思うんですが、先着でもらえるコースターとかもあったみたいで…いいなぁ( ;∀;)、生エレナどんな感じだったんでしょうか。

ええっと。話を戻しますが、『3月のライオン』です。
依然大友監督は『るろうに剣心』の…、と紹介されることが多く間違っても代表作に『秘密』は上がって来ないのが悲しいところなのですが(そう言えば『ミュージアム』はどうだったんでしょう…やはりマニアックすぎた?)、ライオンはなんとか代表作枠に入れてもらえるかもしれんなぁ、という気がしました。まだ前編しか公開されていないんで半分なわけですけど、「闘いの前編」、なかなか予想外に(笑)いい感じでした。

最初の方、モノローグが省かれてる印象だったので、もしやこのまま原作知らない人間は置き去りの「想像せよ」路線で行くのか?(・・;)と心配したのですが、結果的にはここにはモノローグ欲しい!と切望したかったシーンあたりからはうるさくない程度にそれも挟まれるようになり、二階堂くんはぶっ飛んでいて(笑)、島田さんは味があって、後藤は凄みに欠けて実はいい人っぽいけどヤな感じで、ひなちゃんとあかりおねいちゃんたちは可愛くて、山崎さんの爬虫類っぽさは怖いくらいで(笑)、林田先生はとにかく和めるし……キャラのことばっか喋りましたが(^^;)、ストーリーにも大きすぎるアレンジはなく、世界観も生きていて、男女問わず支持されるんじゃなかろうか、という気がしております。多分観に行く人は原作なりアニメなりで知識のある人が多いのではと思いますが、期待をそんなに裏切らない映像化になっていると思いました。

なので観終わった後はやったぁー!(о´∀`о)という感じだったのですが、どうしても思ってしまうのが、

なんで『秘密』はあれ…?( ;∀;)

気合の入れ具合は半端なかったと思うんですが…;;;;
長いこと構想を練りすぎて難しくなりすぎたんでしょうかね?;;;;

基本大友監督は熱い男をカッコよく撮るのがお上手だと思うのですが、今回も棋士の皆さんの佇まいや仕草は勿論、手のアップだけでもすごくカッコよく切り取られていて、原作の雰囲気を壊さずに紙からスクリーンに移すのに高いレベルで成功しているように思えました(くどいようですが『秘密』の薪さんのはっきりしない印象やうるさいオリジナルキャラの刑事に霞んでいた青木やその死の意味合いがわかりにくかった鈴木さんや主要キャラだという認識すらされなかったろう岡部さん……とは大違い;;;;)。
原作と温度の高い部分と低い部分の差もほぼ同じに思えたし、羽海野先生がこだわって描かれてるんだろうな、というあたりは尊重されていたと思います。映像的に地味な将棋の対局シーンも、将棋知らなくても引き込まれたまま見られたし良かったと思います。
後編の方が「愛の後編」とか言われていて若干予告編も心配なんですが(笑)、そちらも観に行きたいと思います。

にしても、しつこいけどライオンを前後編でするなら秘密も前後編でお願いしたかったですね…それかやっぱ、濃密に世界観を表現できる尺が期待できる連続ドラマ(勿論WOWOWとかNHKの夜ドラマなんかで)にすべきだった気がします(・・;)キャラも概ねいじらずに。
余計なお世話だけど、そうしていたらもっと原作にも注目集まったろうし話題になったんやないかなぁ…(ーー;)

……あ、恨みがましいですね?(笑)
いや、最近TSUTAYAで秘密レンタルしてきて実家で見ていた弟(先日原作本編読み切りました)に、薪さんが大階段で倒れるシーンを見ながら「どうしたんこの人、膝カックンでもされたん?(笑)」と言われましてね(-。-;←勿論理由は知ってるのでただの意地悪コメントです
もうなんと言っていいのやら複雑で……;;;;

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ちなみに今ファミマで対象のアイスを買うとライオンのノートがもらえるんですが、アニメでライオンが好きになった長女にせがまれて2冊ゲットしました。アニメは途中までしか見なかったんですが、エンディングの米津さんのorionカッコよくて映画でもこの曲使って欲しいくらいでした…。


そんな感じです(^^;;
それではしばらくフェードアウトしますが、今後とも宜しくお願い致しますm(_ _)m

メロディ2017年4月号『秘密 season0– 増殖–ACT.5』レビューその④

3/8 AM09:50追記(お詫び)
すみません追記に残ってた一部の下書きそのまんまで公開してしまいました( ̄□ ̄|||)
え?何?だった最初のを読まされちゃった方、すみませんでしたーっ(土下座);;;;


以前から家庭教師のト〇イのCMが面白くて好きなんですが、今地元編っていうのがやっているの、ご存知でしょうか?京都編と博多編があるみたいなんですけど、博多のが流れると青木も地元言葉が出るとこんな感じなんかな~?と楽しんでいます。博多弁に限らずですが、方言っていいなぁwこれで薪さんに告白してくんないかなぁ(え…)。

レヴューの続きです。大いにネタバレしてます。色々興奮しすぎてなかなか進みませんでしたが、一気にラストまで行きますので長いです、すみません(^▽^;)




「縮瞳・発汗・流涎(よだれ)、中毒症状から見て服毒してから数十分!」
「重篤な者、幼い子供から運べ!」
「残りは現場で処置!意識のある者は吐かせろ!ノドに吐しゃ物がつまらないように!」
たくさんの警察車両が表に停まったつばき園内部の惨状に、そこに足を踏み入れた青木もまた息を呑んでいました。
これ、子供の方が同じものを飲んでも身体が小さい分毒物の回りが早いんじゃないでしょうかね;;;;数十分経過っていうのがまだ間に合うのか手遅れに近いのか判然としませんが…。
「気道を確保!」
「ああああ!」
うつ伏せにされ、悲鳴のような泣き声をあげながらゲッゲッと嘔吐する幼い子供の姿に、ひどい、と怒りを覚える青木(ひとりスーツで現場入りしていましたが動きやすいように?なのか上着は脱いでいます)。
(ひどい、まだ舞より小さいのに…)
それ、思うわな…(T_T)一番身近な守りたい存在、舞ちゃんと犠牲になった子供たちの姿を重ねると彼らの苦悶する姿を見ていられなくなり、思わず目を瞑ってしまいます。それでも塞げない耳に響いてくる苦痛を訴える声。きついでしょうね…。
「すみません!こっちお願いします!」
でも、そんな青木もここでは戦力の一人。ショック受けて動けないようじゃそれこそ足手まといになります。かけられた声に閉じていた目を開け「はい!」と気丈に応じたものの、振り向くや目に飛び込んできたのは頭部に負傷し、血を流して倒れている子供の姿でした。頭は怪我が小さくても出血多かったりしますからね;;;;仕事柄もっと凄惨な画も見慣れているとは思うんですが、現場で目の当たりにすると生々しさが違うのかギョッと怯んじゃいます。
それにしても、ざっと見る限り嘔吐して倒れている姿はたくさんありましたが、傷を負って倒れているような人物は他にはいなかったような…この子だけ運悪く怪我?と思いきや、頭部から流血したこの少年――この髪型、光くんっ!?(゚Д゚;)(すみませんもう親戚の子みたいなノリです…←美少年パワー)
「転倒して頭部を損傷したらしく出血がひどい」
青木に声をかけた隊員が状態を説明します。状況からして普通に考えられるのはそれなんでしょうけれど…胡散臭いぞ( ̄▽ ̄;)←だって児玉にギロッて目で狙われてたやん?彼…;;;;特製ジュース飲まずに何かしようとしたところでガツンとやられたんじゃ、って気しかしませんが…
「この子まず運んできますんで他の3人みてて下さい」
「はい!」
「もう3人ともあらかた吐かせていますから昏睡体位の形を取って」
「はい!」
「気道の確保だけちゃんと!」
「はい!」
「すぐに戻ります!」
「はい!」
ガシャッ。←……
めっちゃいい返事なんだけど総てひとつ覚えのように「はい!」を連発する青木(笑)必死か(^◇^;)
いや、いいよ?返事素晴らしいよ?(^^;)でも、PANICって書いてある…;;;;←しっかり!(・・;)
(「昏睡体位」?)
いわゆるシムズの体位ってやつですね…関係ないけど私妊娠中のお腹が大きい時期これじゃないと眠れなくて(仰向けに寝るとしんどくなる)、随分この体位にお世話になりました(笑)妊婦さんに優しいだけじゃなく、吐瀉物の誤嚥とか舌が落ち込んで気道を塞いじゃうのを防ぐ体位です。
(って何だっけ?衣服をゆるめてアゴを反らせるアレ?って聞けね――‼︎!右が下だっけ左だっけ?)
青木よ、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だぞ?(いや、恥関係なくここは単純に訊くべきでしょ)
しかしパニックに陥っても大体はわかっている(いや、前半はただの気道確保なのか?;;)青木、さすが東大卒のエリート、優秀です。
でも待って?なんか忘れてない?とここでおばちゃんは声を大にして言いたい;;;;
慌てて朧げな知識を引っ張り出そうとする青木が救護に当たる子供ですが、あらかた吐かせた、と言われてはいたものの、ゲッゲッと目の前でまたも嘔吐、苦しみ始めます。
「うわっ、また吐き出し…」
狼狽える青木。大変です。大変、なんですけれど…早よ気づけ…。
はた、とそこでようやく今しがた流してしまった何かに引っかかりを覚え、フリーズする青木(気づいた?)。昏睡体位はひとまず忘れましょう。
一瞬おそらくその場の雑音が消えたんだろうその耳に、再び背後で響いたのはガシャッ、という金属音(それだ!)。その音はひとつの、ごく最近の記憶とすぐに結びつくものでした。
――失礼します、容疑者の護送に
須田さんを山城さんと監視していた時、ドアを開けて入ってきた警備の男。その時聞こえた、ガシャッ、という音。
(?アレ?)

―― 一直線だ
――青木、一直線だ
若干混乱した青木の思考は、アレ?(←アレ?じゃないよ;;;;)を機に巻き戻され、おそらく「擁護者の護送に」から現在に至るまでの間にあったのだろうひとつの記憶を呼び起こしていました。一直線だ、と言ったのは、青木が尊敬し慕う、美しい上司(^^;)薪さん…。緊張で舞い上がり、落ち着きたい時には舞ちゃん、ピンチを自覚し、しっかりせんなあかん!と自らを奮い立たせたい時には薪さん、と使い分け――ではなく(笑)。これから起きるだろう局面への予感にこれが思い出されたんでしょう。
それにしてもこの、一直線だ、って言った時の下から見上げたようなアングルの薪さん、カッコいいです…////
青木といるとカワイイと思う時も多いんですが、こういうめっちゃ男前な魅力のある顔も見せてくれるんですよねぇ。ワタクシ、美しくも凛々しいこの立ち姿に惚けて1分くらいここで静止しました(笑)
薪さんの発言を受け、イヤープロテクターですかね?耳を保護するため頭部にセットしていたものを取りチラッと振り向いた青木の手に、薪さんが自分の手を自然に添えてフォームを修正します。
…時が止まるふたり( ;∀;)…←幻想?
思えば緊急時や小細工のためなどでもない限りあれほど青木に触られることを拒否り、また自ら触れることだって躊躇い続けていたボディータッチに敏感だった薪さん。そんな人がごくごく自然に自分の手にその手を伸ばしてきたことに、青木は一瞬驚いた様子で薪さんの方に目を向けその顔を見つめます。
――銃、手首、腕、右目が、一直線になるように
そっと青木の手を両手で包むようにして位置調節をしてから、薪さんの左手は青木の右肩甲骨あたりに、右手はおそらくそのまま手首を滑るように移動し(←あくまでも妄想です)青木の肘と手首の間、清水先生がお好きな(笑)綺麗な筋の部分を固定するように支えます。そしてここの青木、上半身がワイシャツではなくピタッとしたボディーラインがモロに出るTシャツなんですよねw(夏なので半袖だけど何故かハイネック…暑いぞ?タジクにちょっと対抗してるのかい???)え?これは薪さんの指示ですか?「青木、もうワンサイズ下だ。二の腕、胸板、背骨のラインがくっきりはっきり出るように」ですか?←どんな指示
……そう、最近の薪剛は積極的(〃▽〃)グイグイ攻めます。いや、初読ここはすごく真面目に読んではいるのですが、考えたら、いや考えなくてもこれはあの密着脱がせプレイからまだそう間もない時のはずで…下手したら数時間後とか昨日の今日とかなわけでしょう?何なんでしょうか(・・;)これは…青木を焦らしているのか(笑)?はたまた試練を与えて楽しんでいらっしゃるのか(笑)?いくら青木が鈍くても、最近なんか触れ合いタイム多くないですか(ドキドキ)?とかなりますよ?剛の狙いはソコなの(^^;)?このニブチンに意識させたいの?////僕に一直線щ(゚Д゚щ)カモーンなの?←すみません暴走癖が
とにかく別に口頭で指導するだけでもフォームはそこそこ修正してやれると思うのですが、薪さんもここは大事と思ったのでしょうね?直伝で!って(笑)
近い…所長、めっさ近いっス(笑)←波多野ちゃんうつった
念のため言っておきますが、薪さんはこの間というかこのシーン、ずっと感情を抑えたポーカーフェイスなんですよね(そこが妙に可愛く思えました^^;)。口ぶりもいっそ穏やかなほど静かで、言葉選びも何となく優しい感じ(密かに青木を大切に想ってる感?←漫勉)。青木は薪さんの方チラチラ見ていたりするんですけど、絶対それ感じながらも(←推測です)あえてなのか途中薪さんは青木の顔、見ないんですよね。で、最後の最後ここぞのタイミングで効果的に見るのがもう…たまらん////わけです(笑)←すみませんこんな個人的なツボの話…
思いっきりボディータッチしておきながら、表情はあくまでストイックに背けたまま…それがかえってなんだか色っぽくて、その…あの……いや、いいです(T-T)←もうそろそろ誰も「真面目に読んだ」とか信じひんよ?(-_-;)

青木の持つ銃、手首、腕、右肩…そしてふたりの目が、一直線に並び同じ方に向けられます。黙って薪さんの指導に従いながらも、照れを含んだちょっと気まずそうな横顔の青木(^^;;←わずかに頰染め(程度は不明ですが、明らかに意識してますよね?)
――そうだ
――銃を怖がるな
そうだ、なんて肯定の言葉を青木に穏やかにかける薪さんなんてあんまり見たことない気がしますが、続けて青木の中にある迷いの正体を見抜いたように、薪さんが続けます。
――銃を怖がる事はないんだ、青木
――「銃」は目に見える「凶器」だから取り上げる事も壊す事も出来る
――こわいのは。本当に怖いのは
――頭の中の「狂気」だ
腕組みをしてまっすぐ前を見つめ静かに語る薪さんを、銃を構えたままの青木が見つめます。…薪さん、今真面目な顔で「凶器」と「狂気」かけましたね?(´∀`σ)σって←そんなんと違うから;;;;
そこでようやく、薪さんが青木を仰ぎ見ます。真剣で揺るぎない強さを秘めたこの眼差し…痺れるくらいカッコイイ…。←見苦しいと思いますがはしゃがせてください(愛でる会ですので…(^^;))
――もし
――頭の中が「狂気」でいっぱいでも、目に見えないのぞけない
――「銃」と違って「そいつ」はいくら目を凝らしても普通の人間の顔をしているから
かつて貝沼という恐ろしい「狂気」に気付けず、自らもそれに呑まれかけたばかりに大事なものをたくさん失い心に深い傷を負うことになった薪さんの言葉…とても重いものがあります。
刑事を続けている限りいつどんな局面が訪れるかもわからないのに、武器が必要か必要でないかの判断さえ放棄して凶器としての銃は持たないという青木のスタンスは、青木自身や守るべきものを危険に晒しかねません。薪さんが危惧するのはおそらくそれで、それを払拭するため青木に求めたいのはきっと、守るために戦う時、あってはいけない迷いを捨てる事――銃を使う時、それが犯人や犯罪者への憎しみからの衝動からのことではなく、守るための手段としてだと正しく判断する強さ、ではないでしょうか。それを得るために必要なのは、銃という道具が決して人を人殺しに、犯罪者にするわけではなく、恐れるべきものはもっと別にあるのだということを知る事で――それを青木に直接伝えたいがため、このマンツーマン指導の時間、に至ったのですね薪さん…←結局そこか;;;;
薪さんや青木たちが戦おうとしているのは秘められた狂気で、それと戦う覚悟がなければ青木を送り出せないから…青木、わかったんかな(・・;)薪さんだってずっと平気で銃持って戦って来たわけやないんやで多分…あんたを、あんたたち家族を守りたいって気持ちがあるねんで?あんたは知らないやろうけどこの人自分はよくてもあんたが死ぬのはこわいんやで(←おばちゃん必死)。

そうして、青木が思い出していたやり取りで薪さんが言った、「本当に怖い」「いくら目を凝らしても普通の人間の顔をしているもの」。それで連想されたのは、こちらもまだ記憶に新しい別のやり取りでした。
――あなたお名前は?
――あ、警備の間宮です!
その時青木が対峙していたのがまさに、「普通の人間の顔」の下に隠れていて見抜けなかった薪さんが言う狂気。本当に恐ろしいもの。
――だから
――だから、こわい
背後に遠ざかろうとするガシャッ、という音。それを追うように、青木の身体が動きます。吐いていた子は?;;
「『間宮』さん」
園舎から離れて行こうとする負傷した子供をおぶった背に向けてまっすぐに銃口を向けた青木が、確信をもってそう呼び止めます。
青木が立っているのはつばき園の門の前。乗りつけた警察車両が彼の前に並んで停まっています。対する『間宮』はその車両の間を抜けたあたり。…他には全く誰の影もありません(そんなもの?;;)。
「間宮――いや『ストーンヘンジ』教祖、児玉良臣。止まりなさい」
刑事らしく毅然と制止の声をかける青木ですが(さすがに今回は笑いませんでしたよ?←ホント)、児玉はガシャ、と音を立てて子供を背負いなおします。余裕?
「今すぐ止まらなければ…」
綺麗なフォームで銃を構えそう続け、いつでも発砲できるよう準備を整えた青木の集中を、背を向けたままの児玉が遮ります。
「その位置から撃って、はたして『誰』に当たるかな?」
その台詞に、ハッと息を詰める青木。銃口の向こうでは、児玉が背負っていた子供を――光くんを背負い直します。すると少年の首がグラッと後方に揺れて、青木からも顔が見えるようになりますが…児玉と光くん似てないと書きましたが、こうして顔が並ぶと前髪とか…天パな感じだけは似てる…(^^;;?まぁ、辿ってきた人生が人相変えちゃうことも往往にしてありますからね(・・;)教祖としての人生が児玉を美少年から今の見事な悪人顔に変えたのかもしれませんね(うーん…ムリ?^^;)。
確かに児玉の胴体を狙えば、光くんに当たる可能性が高そうです。薪さんは生け捕りの指令を下しているので仮に胴体以外を狙って撃っても、狙う位置がわずかに逸れただけで児玉ではなく光くんに当たるかもしれない。顔が見えたことで、改めて児玉が「盾」にしているのが子供であるということを実感したんじゃないでしょうか。青木はだんだんと顔色を失っていきます。
(子供を防弾に!)
ほんと最低です。しかも光くん実子なんですよね…須田さんが邪魔になったら光くんも邪魔なのか。
一瞬の青木の動揺を背中越しに読んだかのように、ザッと児玉が勢いよく駆け出します。
「止まれ!児玉!」
門の外は駐車場か道路なのかと思っていましたが、なんかすぐの…茂み?につっこんで逃げていく児玉に向け、青木が叫びます。バキバキと枝を折りながら木々の間を縫うように走り抜けていく児玉…こんなんすると結構痛いと思うんですが、アドレナリン出ていて気にならないのかな(^^;;常軌を逸した感じの笑顔;;;;;;;;;コワ
「児玉!」
――銃をこわがるな
薪さんの抑えた、けれど重みがあった青木へのメッセージ(そこに薪さんの願いがこもっているんだぞ…?)。そしてここに向かう途中に頭に浮かんだ悪夢のような妄想の中で、児玉に人質に取られ、銃を突きつけられて助けを求める舞ちゃんの姿、躊躇う自分に向け、早く撃て!と振り向いて叫んだ薪さんの幻。
「児玉…!」
(あの子供がもし)
逃げる教祖を追いかけて茂みを走り抜けながら、青木は自らに問うていました。妄想の中では答えが出せないまま間に合わなかったひとつの問い。
やがて行き止まりに出たところで、青木が児玉に追いつきます。しかしそこに待っていたのは、壁を背に光くんを盾にして立ち、その頭部に銃口を突きつけた児玉の姿でした。
「銃をおろしな」
銃を構えたままの青木に、銃の向こうで不気味に目を光らせ待っていた児玉が告げます。白昼夢の中のように選択を迫られる青木。児玉が盾にした子供が、光くんが――
(もし舞なら)


(おわり/次号に続く)


すごいところで終わりましたね(笑)
そして相変わらず、青木のいるところで事件は動く…(笑)薪さんの心配、苦労(苦悩?)は尽きることがなさそうです(^^;)でもって、やっぱ青木も主人公だったんやな、という認識を新たにしました。スピンオフ、薪さんが主軸の物語が続くのかと思いきや増殖ではまた青木にスライドしてきているように感じます。頑張れ青木w

そう言えば前回の2月号のラストは「パンドラの匣が開くとどうなるか」という暗示じみたモノローグで締めくくられていて、パンドラの匣?開くとどうなるの?とハラハラしていたのですが、それは単純にこのつばき園で待っていた惨状なんですかね?それとも匣が開いて中から現れたのは見えないからこわい「狂気」?増殖するものとは何なのでしょう…。



次号、青木の目にはもう具は描かれないのか青木は引き金を引くのか?そして光くんは助かるのか?山城さんが言った児玉の子供、彼はその子供をどうしろと、子供がなんだと伝えたかったのか…あと、岡部さんは殿のもとにご所望の品を届けられるのか(^^;)←密かにやっちゃんの活躍を切望
色々気になります。続きは4月28日発売の6月号ですwもうGWですね♪

今回も最後までお付き合い下さった皆様、ありがとうございました<(_ _)>

梅の季節

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先々週の土曜日に、娘たちを連れて泉南市にある梅林に行ってきました。子連れで移動するにはちょうどいい移動時間に距離で、それほど有名でもないから人も多すぎず、のんびりまったりできました。ただ、肝心の梅が上の方で7分咲きくらい、麓の方で2分咲き程度だったのが少し残念(^^;;きっと今頃いい感じになっているはずです…(笑)
ここの梅はほとんどが白くて小さい花で、すごく可憐でした。

本当はよくお邪魔しているブログ様でKさんが撮ってらしたすごく綺麗な枝垂れ梅があるM県の公園(それはそれは圧巻でこの世の風景とも思えないくらいなんです…////)に行ってみたいのですけどー…ちょっと遠くていつも断念してしまうんですよね〜(-。-;

先週末はインフルにマイコプラズマ肺炎にと家族がバラバラに感染してえらい休日になってしまったんですが、次の週末はちょっと遠出とかできたらいいなぁ(^^;)と思います。
ハッΣ(゚д゚lll)でも今外は花粉地獄なのか!←もう3日くらいほぼ外出てません;;;;
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メロディ2017年4月号『秘密 season0– 増殖–ACT.5』レビューその③

昨日の漫勉で、浦沢先生が自分はすぐ影響されるから家帰ったら線が綺麗になると思うっておっしゃっていて笑っちゃったんですが、とりあえず私はキッチンを整理しました(笑)。いやぁ、先生の作業場拝見したの2度目ですがめっちゃ綺麗…業者が入って掃除してるオフィスみたいです(;^ω^)収納もきっちりなさっていて、見えない引き出しやらシンク下がごちゃついている自分を反省;;;;むしろ浦沢先生みたいにトーン収納している引き出しが閉まんないとかが普通だと思うんですが(笑)きっちりされてますよね、おうちのこととかもおありでしょうに。
あと、昨日の記事では書きませんでしたが先生のバックにちらっとお子さん?のお写真が映り込んでいて「お( *´艸`)」と思いました。青木も、パリでの薪さんもさりげなく家族や家族だと思える相手の写真を職場に飾っていましたが、先生もなのですね。あぁいうのいいなぁ。


では、レヴューに戻りまして、続きです。




上を向いて目を閉じた光くんの顔を両手で包み込む須田ママの手。両の目を閉じた綺麗な顔がアップで映るMRIのモニター。その前で、目を瞠った2人――薪さんと波多野ちゃんが固まります。
モニターを見つめたまま、眉を吊り上げた険しい表情で青ざめる薪さん…先に声をあげたのは波多野ちゃんの方でした。
「ちょ…っ!え…コレ…え!?所長!?」
お願い薪さんにふらんといたって( ;∀;)
「え…!?」
動揺する波多野ちゃん。そそて、MRIの操作パネル上に置かれた震える薪さんの拳も震えます…。
「須田は。この女は」
須田ママ、なんと息子にキス…!?いや、ほっぺにチューかもしれませんが…;;;;
「教祖で夫でもある児玉を『売った』んだ……」
画面を見ながら、唖然としながらそう呟いた薪さんはさらに続けます。
「大切な『子供(光)』をないがしろにし原田亜紀の方に肩入れする年老いた児玉より、まだ若く美しい自分の息子を愛した――だから」
(「光」の立場を考えると大きすぎる児玉の存在はもう邪魔でしかない)
「しかし次期教祖候補の『光』のためにも母である自分が『裏切り者』になるわけにはいかない――どうするか」
ここで薪さんが思い出していたのは、監督は撮影前に被写体になる人たち全員に撮影の許可を取ったと言っていた、という波多野ちゃんの映画に関する解説でした。映画の中で児玉が映り込んでいたシーン、そこを発見した薪さんが戦慄を憶えたあのシーンで、児玉と一緒にいたのは子供を抱っこした須田さんでした。
(須田が児玉を撮らせた。彼女が許可して児玉が「うつるように」あの場所に誘導した)
(須田は「ユダ」のくせに最後まで信者のふりをしてあくまでも児玉を守るために犠牲になった、自害したという形をとって――)
(あの女が警察を)
(「今度こそ」児玉をつかまえろ、抹殺してみせろと)
ええっと…元々の計画が誰によるものでどんなだったのかはわかりませんが、須田さんが巧みに操作して警察が児玉に行きつくよう仕向けた、流れを作っていた、ということでしょうか。あの教祖様、それに気づいていて頭潰しに来たんじゃないんですかね?つまり須田さんの計画は失敗、また児玉は警察には捕まえられない、という流れになってきているのでは;;;;それ以前に警察は抹殺まではできないんでは( ̄▽ ̄;)
(「プリオン」をばらまき大勢を殺し、自らの脳を差し出し)
その頃、つばき園に到着した警察の部隊は着々と突入の準備を進めていました。
「子供が30名いる!簡単に撃つな!」
薪さんの園児たちの無事が最優先、を念頭においてか、そんな指令が出されています。
(警察を「第九」を動かし)
(岡部を、青木を導いた――児玉のもとに)
あんな怪しい溶け込み方で映画館のスタッフに紛れ、青木にポテチをぶちまけて捕まったのも計算ずくで、ということか。
「サーモカメラでも動きなし…!」
「応答なし…!」
突入のカウントダウンがいよいよ最終段階を迎えます。張りつめる現場…(※ここにいたならさぞかしカッコよく見えるだろう青木はスーツで後方部隊)。
「よし踏み込むぞ!」
「突入!」
響いた突入!の号令と共に銃を構え、バン!と扉を開き園内に踏み込む捜査員たち。いかついおじさんたちはしかし、踏み込んだ直後の姿勢でその場に凍り付いたように固まってしまいます。
「!」
その目の前に広がっていたのは、デジャヴを憶える惨状…ある者は倒れ、ある者は座り込み、机につっぷして動かない人もいます。そして床に散らばっているのは彼らが飲んだのだろう毒物が入っていたコップなどの容器と、吐瀉物…。

突入しました、と隣りにいる薪さんに報告したのは、いつの間にやってきたのか関西の第九のドン、今井さんです。PPPPP、と通信を知らせるアラーム音が鳴り、カチ、とボタンを押して応答する今井さん。今はどうでもいい話ですが、やっぱここにいるのはお宝映像(というとアヤシイ)を探し出した功績が大きかったのでしょうか。或は単に関西が平和で暇だったのか、それともいい加減いつまでそこにいるのかの必然性が説明できなくなってきている青木のカモフラージュにと気をきかせて自ら名乗り出たのでしょうか(他の元第九メンズたちもだけど、今井さんもなんだかんだで青木に優しいから…)。ほら、関西の俺だって薪さんのお傍にいるんだから青木がいたっておかしくない(今さら無理がある)!ふたりが特別な関係だからとかそんなんではない(所長、この後自ら手とり足とりお気に入りの部下にマンツーマン射撃指導なさってますが)!青木ガンバレ!(←?)という…いや、むしろそこ主張すると余計アヤシイか(だいたいみんなもう青木と薪さんが仲良しは公式化してるよーだしね;;;;)。にしても薪さんの隣りとか、相変わらずおいしいとこ持ってくな今井さん…また「それ!」って横から飲みかけのペットボトルの要求、来るかもしれないぞw
……だいぶ逸れましたが、緊迫した状況の中(そうなんだよ青薪とかペットボトルとか今どーでもいいんだよ)、そこに飛び込んできたのは深刻な現場の状況を知らせる報告でした。
『子供達が劇物摂取により多数重篤な状態、ただちに解毒処置が必要な為救急車両に全員まわす!!至急本部にドクターヘリ等最大級の救急車両の応援を要請!!』
「――了解!岡部さんは――」
応じたのは青木です。
…ええっとー…よくわからないのですが薪さんたちはどこにいるのかな?狭そうなところで頭を突き合わせてる感じだけど東京?それとも青木とも岡部さんたちとも違う車両で駆けつけてるの?とりあえず青木は後方部隊でおそらくこれ、待機中なんですね?…どーでもいいけど何であんた一人だけスーツなんだ;;;;浮いてるよ?(周りは皆さん突入部隊とわかる服装)
「2班に分かれて児玉の確保にまわる!――くそ!あいつ子供を『おとり』にして自分だけまた先に逃げやがっ…」
そこまで岡部さんが青木に答えかけたところで辛抱たまらず薪さんが「ちょっ」という制止も聞かず通信に割って入ってきます――現場が最悪の状況だったからか、無茶苦茶勢い込んで(・・;)
「まず園児全員の救出だ!岡部!応援はすぐに出す、『最優先事項』が何か忘れるな」
まるでおじさんばっかの捜査本部に突如乱入してきた少年のような薪しゃん…小さい身体で通信業務に当たる捜査官を押しのけモニター越しに岡部さんに一喝です;;;;←今井さんどこ行った…
「薪…!」
モニターの前に割って入って来た薪さんの画像に見惚れ驚く青木。いや、これがいつもの薪さんですよね(笑)薪さんの生態知ってたらあんま驚けない予想される展開…。最優先!最優先ゆーたぞ!聞いてる!?です。
そしてその上で――
薪さんの剣幕にびくっとなる岡部さん。
「忘れるな!僕が」
おまえの任務がなんだったのか!とかではなく、僕が、と続けるところが薪さん(^^;)。こういうとこ好きです。
「この僕がもう肝臓などでは満足出来ない事も…な」
この僕が、満を持して再登場w自分を好き嫌い許す許せないという話と自己至上主義は別次元の話なんですね…(^^;;
剛は我儘(笑)そして恐ろしい継母(笑)……いやいや薪さん、ここにきてまだ肝臓のネタ出しますか?;;;;(最高にコワいけど)
この言い回しが出たらもう、許される答えとしては「Yes,sir」しかありません…。
『はい』
力強く応じる殿の忠臣岡部さん…。
『はい薪さん…必ず…』
薪さんが求める「児玉の首(※一応繋がったまま限定)」を持って帰り、忠誠の証を示さないと切腹…(^^;)なわけはないでしょうが、薪さんの「な!」はもう絶対です。
「必ず持ち帰ります」
(薪さんあなたが)
(満足するものを)


(つづく)

漫勉(清水先生登場)見ましたw

録画を消さなきゃいけないんで、とりあえず2度見ました(笑)この問題、DVDとかディスクにやけばよくない?という指摘を頂き調べてみたらできそうだったんで今朝挑戦(このデッキ購入してかれこれ10年、初めてやりました;;;;)無事にダビング終了しました!やったーっ(笑)Tさん、ありがとうございました!
とにかくかっこよかったです、作画風景。薪さんのあのサラサラヘアができるまで、がコマ送りとかじゃなく滑らかな動画で見られる!テンション上がりましたw
私はどうもあのGペンの先が紙を滑っていくときのガリガリガリ、ザッザッザッ、という音が苦手(←黒板を爪でやられるのに近い;;;;)なんですが、それも忘れて見入ってしまいました(笑)薪さんの髪はGペンの後、細かい線を丸ペンで描き加えて(毛流れに応じて紙を細かく何度も回転させて)出来上がり。先生曰く、髪で顔が引き締まり男前度が上がるんだそうです。しかしまぁ、漫画読んでる時も思いますが薪ヘアのこの線の多さ、作業の細かさ。このひとコマだけで30分とか聞くと、改めて50P〜70Pのありがたさ、重みを感じます…( ;∀;)漫画って作画だけじゃないですもんね、ここに至るまでのネームとかの段階から考えるともう( ;∀;)

対談は前号のメロディ2月号の作画風景をお二人で見ながら進められていく形式でしたが、清水先生に「最近端役の人の目が小さくなりましたよね」とつっこむ浦沢先生に吹きました(笑)清水先生も一部で薪以外は全部モブ顔にして描いていると言われる、と笑っておられましたが、先生的には薪さんが秘密の世界観の中では突出して綺麗な顔のキャラだから、薪さんとその他キャラとの差へのつっこみはさほど気にされていないようで…ここらへんのやりとり、面白かったです(⌒-⌒; )
やはりいろいろ巷の声はお耳に届いているのですね(笑)このモブ顔問題(^▽^;)なんですけど、要は(薪さん以外の)他のキャラに差がある(いい加減になっている)っていうより、単に薪さんを他の誰とも違う(隔絶した)存在として描き分けている、というだけのことなんでは、と思いました(^^;;
まぁ、その後ナレーションであの青木の上着ガバッ、のシーンが「『美しい男性ふたり』のシーン」と紹介されていたので…大丈夫よ青木、キミは美しい(笑)モブ顔とか気にしない気にしない(笑)
ここのシーン、修正前の薪さんの袖捲ってる腕が見られたの、良かったですよねぇ~(*゚∀゚*)浦沢先生が仰ったとおり、萌えですよ〜wスジ!スジがいい!(笑)服の皺が綺麗とか、生地がピンと引っ張られているところが美しいというのもすごく同感でした。質感が言い方が悪いかもですが生々しく感じられる絵だといつも思います。質感だけじゃなくて温度とかも。

作画のことですけど、清水先生表裏何度もひっくり返してデッサンの狂いを修正されてたじゃないですか。なんかもう、熟練の職人ワザみたいにバババッ、って一発で洗練された線が描けちゃうんじゃないかって想像してしまうんですが、細かい歪みや違和感やアングルのズレなんかはあれだけキャリアのある漫画家さんでも生まれ、またそれが気になるんだ?というのが驚きでした。それだけ妥協がないということの証なんでしょうけれど。
で、さらにそうしてできた下絵(そう、下絵の段階なんですよ…下絵であの完璧の追及ぶり;;;)をペン入れ後細かい修正…浦沢先生が何ミクロンかのズレとおっしゃってましたけど、はっきり言って私には凝視しても部分的に見ているのもあってほとんどビフォーアフターの差はわかりませんでした(笑)。でもそういう微細な調整が、私たち読者に伝わってくるキャラクターの細かい心の動きであったり画面をパッと見たときの印象を左右しているんだろうな。
美しい線へのストイックなこだわりぶりに感動しましたが、それはそうやって考えると伝え方(伝わり方?)へのこだわりのような気もしました。線への執念って、頭の中で生まれる映像的な世界をいかに正確に紙に移し、脳内を流れていくストーリーや思い描くキャラクターをそのままに伝えられるか、なんだろうな、と思います。

あと…作画、というとこからはずれますが個人的には青木のことを「薪が厳しく指導しながら密かに大切に想う」、と紹介してくれていたり、「青木を大切に想うが故の薪の怒り」、なんてことをサラッと(笑)ナレーションしてくれていたりしてそこは正直にニヤニヤしてしまいましたすみません(^^;;

MRI画像の描き方は大まかには前のオンライン配信の番組で見ることができていましたが、細かく見ていると自分が今やってるデッサン画とほぼ同じなので時間かかるっていうのがリアルにわかりました(^^;)確かにあのデッサン画が連載中に何コマもあるのか、と思うと…;;;;考えただけでしんどい(笑)
デッサンといえば歌舞伎の映像を一時停止して、それが再び自動で動き出すまでの間にそこをデッサンして絵を練習した、というのに感服いたしました。私、自分が描くデッサンはごちゃごちゃ線が多くてよく先生に怒られたんですが(^^;)清水先生のデッサンは本当に無駄な線がなくてすごいな、と思います。きっとものすごい集中の中、究極のラインが自然に描けるのを目指して練習されたんじゃないかなぁ。
あの流れるように美しい月の子のバレエのシーンや輝夜姫や秘密のアクションシーンは漫画の中でもものすごく実写に近い躍動感があると思うんですが、それが生み出されるまでの努力の地道さ…。このデッサン帳、浦沢先生が展示会しましょうっておっしゃってましたけど、どうですか白泉社さん(笑)羽海野先生の展示会だとありそうですけど(^^;)清水先生も見せて下さらないかなぁ、原点的なの。

だいたい以上でしょうか。

貴重なものを見せて頂きました。清水先生、本当に毎号毎号お疲れ様です。これからも買ってきたメロディは車中でない限り初読正座で読ませて頂きますm(__)m

メロディ2017年4月号『秘密 season0– 増殖–ACT.5』レビューその②

レヴューの途中なのですが最初に小さなお知らせですw
3月になりましたので今月の後半に『LaLa40周年記念原画展〜美しい少女まんがの世界〜』が大阪の阪神百貨店(3月22日~28日 8F催事場)で開催されるのですが、それと少しかぶる16日~28日、こちらは天王寺のあべのハルカス近鉄本店ウイング館4F第二催会場にて『3月のライオン映画とアニメの展示会』も開催されることが決定しておりますw
関西圏の方ならおわかりになると思いますが、JRでお話しすると、最寄駅が大阪駅の阪神百貨店と天王寺駅が最寄り駅の近鉄百貨店、大阪環状線か関空紀州路快速乗れば1時間以内に移動可能です。お時間に余裕があれば、羽海野先生も好き!という方は日程等調整して行かれてみてはいかがでしょうか。
私も両方ハシゴしたいんですが、そもそも行けるのか、が微妙なもので;;;;でも羽海野先生のグッズ絶対可愛いから限定の欲しいし、原画、設定資料、映画の衣装や小道具の展示もあるそうなのでめっちゃ見たいんですよねぇ( ;∀;)なんとかならんかなぁ;;;;

以上小さなお知らせでしたw

それでは以下、レヴューの続きです。時間の都合でほぼ校正せずアップしてます。誤字脱字等は追々訂正していきます、現時点では読み苦しいところあるかと思いますがご容赦くださいませ<(_ _)>




さて、そんなこんなで岡部さんや青木を含む強制捜査班が向かっている、くだんのつばき園です。
「え!旅行!?」
ガタッと席を立ちはしゃいだ声を上げたのはまだ幼さの残る子供達たちです。
「みんなで!?え!?ホント!?ヨシ先生!すごい!」
「どこ!?どこいくの!?ディズニーランドって遠い!?」
え?なんで唐突にディズニーランド…(^^;)どうでもいいですが最近秘密はマレフィセント(眠れる森の美女)、小人(白雪姫)とディズニーによく絡みますね(笑)…先生、お子さんがハマってますか?(^^;)
こらみんな!!静かにして!とエプロンをつけた女性の職員がにわかに盛り上がりキャーッ!!と歓声を上げる子供たちを抑えようとしますが、みんなものすごく嬉しそう…きっとおでかけなんて滅多にないことなんですね。しかも近所にではなく、旅行。遠出です。
でも、こんなに無邪気に喜ぶ子供たちを見ながら言いたかないんですが、旅行の先ってディズニーランド(夢の国らしい)とかじゃない…多分帰って来られないくらい遠いところ(黄泉の国あたりだと思われ)ではないのかなとおばちゃんは思いました…(T T)青木、薪さーん!早くー!←イヤな予感しかしない
「行き先はまだ教えられないの、みんなちょっと静かにしてヨシ先生の話を」
「新幹線のれる!?みんなで乗ったらきっと――」
最近は新幹線くらいじゃテンション上がる子少なそうな気もしますが、無邪気な期待に盛り上がる子供たち。みんな素直に信じてるんだね、何の疑いもなく…( ;∀;)
そこにパンッ!とひとつ、手を叩く音が響きます――途端。
…ビクッ、として動きを止め、自分たちの方を黙って睨み付けている険しい表情の児玉を見るや一様に口を噤み、おとなしく席につく子供たち…どの子もどの子も、小刻みに身体が震えています。あんな手拍子一発とひと睨みだけでこの反応――これってなにか、過去に嫌な学習をしているからですよね…はしゃいでいた次の瞬間でも身体が震え出しちゃうくらいの恐怖を伴うような。子供はいろんな意味で反応が素直だから。
「…あの…ヨシ先生」
そんな子供たちの様子を見て、先程の女性職員が児玉に声を掛けます。だから、コワイんだよあんた…(女性の胸中を代弁)。
すると、児玉はさっきまでの顔をすっとひっこめ、優し気な笑顔を作ってみせます。ほっとする子供たち…いやいやいや、そんな笑顔は仮面だからね!?かわいそうに、振り回されて…( ;∀;)
「行き先はね、まだ内緒なんだ。でもヨーコ先生が行って準備してくれているからね!」
ね!ってあんた…(;・∀・)
ヒミツ、とでもいうように人差し指を口許に添えてかわいらしく喋ってるけどあれこれわかっている身で聞くとひたすらコワイセリフです…話の裏にある真実とこの笑顔との隔たりがもう;;;;だってヨーコ先生が先に行ってるのあの世だし(゚Д゚;)そこにみんなで行くとか全然喜べないし(;゚Д゚)準備してくれて、とか全く笑えん…;;;;
「ヨーコ先生!」
「ヨーコ先生が?」
子供たちが嬉しそうな顔で口にするヨーコ先生…アブナイおばちゃんだとしか思えませんでしたが、やっぱ子供たちには慕われてたのかな…それだけに惨いな色々。
ああ、と子供たちを信じ込ませるように念押しする児玉。
「え…?だからヨーコ先生ずっといないの?」
そこに不意に口を挟んだのは、少し年長かと思われるどことなく大人びた感じの少年です。すぐに「ああそうだよ!光(ひかる)」と児玉が応えたので(自分が頭吹き飛ばしておいてよく言う…)、少年の名前は光、というようです。余談ですが光少年、結構美形…ちょっと前髪が微妙ですが(清水漫画ではお馴染みの昭和の香り)、少年の頃の薪さんを思わせるような…あ、いや薪さん少年時代からあんま変わってませんからアラフォーの今でも支障ないんですけどね;;;;
そんな児玉の様子を不安げに見遣っているのはヨーコ先生と共に第一夫人、第二夫人的な立場なんだろうと思われるアキ先生です。しかしそんな彼女の様子には気付かないのか構う様子もなく、パンパン、と手を打ち鳴らす絶好調に目がイッちゃってる教祖児玉。
「さあさみんな旅行だよ!!したくして!!自分のものは自分で!」
声を張り上げ、皆を急き立てるように続けます。
「ここにはしばらく戻らないから『何も残さないで』。次にこの家を使う人が困るからね」
はーい、と泣けるほど元気におりこうな返事をする子供たち。何ちゅうか…こういうことは今までにもあったんでしょうかね?急な旅行と称して居場所(潜伏先)を変える、的な。だって旅行って戻ってくるものなのに、「次にこの家を使う別の誰か」が困るなんて話をするの、おかしいですよね。普通ならそこで引っかかると思うんだけど誰も気にとめてないし…何も残すな、なんてのも旅行で身の回りの物全部持ってくのがそもそもおかしいです。世間とは違う意味で「旅行」を認識させているとしか…。
「いいね?持っていかない洋服やゴミは全部燃やすよ!」
これもなー…子供たちの持ち物なんてきっとわずかなんだろうけど、大概は「ゴミ」って認識なんだろうな、教祖様…;;;;子供たち自体が教団のカモフラージュのために使っている駒みたいなものなんだろうし。
「私達がここにいた『跡はひとつ残らず』消す事!さあ誰が一番かな?競争だよ!」
いちいち言うことが不気味で薄ら寒い児玉。私がここにいた痕跡(おまえたちも含めて)は全て消す、誰が一番(に消される)かな?みたいに聞こえるんですが;;;;
きゃーっ!と散っていく子供たち。うーん、ますます何度かやってそうだな;;;;競争なんて言ってまるで楽しいことのようにそこに残る痕跡――生活の痕を自分たちで後始末させようとする児玉が最低過ぎて見てるの気分悪くなります。旅行の用意と称した「お片付け」が済んだら、この子たち消すつもりなんでしょ…?(許せん)
「先生――っ!冬服セーターも持っていく!?」
「バッカいらねーよまだ夏だろ!」
「冬には帰るよ!なあ?先生!」
……なるほどそうか、長期旅行で、時間を置いて戻るのか。っていうか今回もそうだと思ってるのか…そうだとしたら不憫な。
大はしゃぎで手荷物をまとめる子供たちの中で、震える手で血の気が失せた顔を覆うのはアキ先生です。この子たちの末路を察して、見ていられなくなったのでしょうか。そのまま両手で顔を覆い、俯いてしまいます。
「アキ先生?どうしたの?」
「何でもない…何でもないわ…ごめんなさい、ちょっと昔の事思い出して…」
肩震わせて泣いておいて何でもないってことはないでしょう…。これから自分たちをこの大人たちが裏切るっていうのに、ほんとに無邪気で優しいね、子供は。疑いもしないんだもんな…やってられないよね、まともな神経が残っていれば…( ;∀;)
私、結構清水先生が描かれるグロイ絵とか殺戮シーンとかはいくら血が飛び散っても割と普通に見られるんですが(絵が綺麗ですからね)、こういうところこそちょっと見ていられない気分にさせられます。可視光線の桜木さんがお母さんに橋の上から落とされそうになるとことか…( ;∀;)
「……」
そのアキ先生を、何事か察した風に他の子とはちょっと違う様子で見つめていたのは――あの美少年(←いちいち…)光くんです。昔の事、という言葉に反応したんだとしたら――もしかして彼はあの集団自殺の生き残り(でも年齢的にムリ?)?それともそれを人伝に聞いて知っているの?
「さあ!したくの済んだ子供達から食堂でケーキとジュースを食べていいぞ!」
わぁっ!と盛り上がる子供たち…あかんて!それ毒入りやって(このタイミングでケーキ&ジュースでプチパーティー怪しすぎる)!( ;∀;)
「凄い!!アキ先生の『特製』ジュースだ!!」
「先生!!ありがとう!」
ある意味特性に違いはないんだろうけど…小さい子用にはちゃんと蓋つきのコップにストローまで。でも中には毒物なんですよね;;;;お礼を言われながら過去の集団自殺の記憶がフラッシュバックし、涙するアキ先生…あんた、どっちなんだ;;;;
15年前(集団自殺の折)もどうやら同じように服毒自殺が決行されたようです。飲み物をあおり、やがて苦しみながら死んでいった信者たち。その光景が彼女の脳裏に蘇っていました。それをおぞましいと思うなら、信仰は捨てなきゃいけないと思うんだけどな…信仰プラス児玉への想いがあると、そう簡単にはいかなかったんでしょうか。あのイッちゃった児玉の顔見たら100年の恋も冷めると思うんですけど…;;;;
――全員飲め
――嫌がる子供には親が飲ませろ
(ヨシ先生、まさかまた)
(ヨシ先生!)
蒼白な顔を向けた先では、無言で首肯する児玉の姿が――でも、今日はいつもとは違う、ということを察することができたのは彼女だけではなかったようです。キャー、と楽し気に荷物をまとめる子供たちから離れたところで立ち尽くし、ほら光も早く、という声にも動かないでいたのはあの少年でした。まぁ、これだけでは何が起きるかまでわかっているのかどうかはわかりませんが、何か違う、ということくらいはわかった、或は何か思い当るものがあったのでは。
皆に背を向けその場を去ろうとする彼を、傍にいて気付いた少年が呼び止めます。
「光!!ダメだよ!ヨシ先生の言うことをきかないと…!お前もミドリちゃんみたいに『鬼』にされちゃうぞ!光!光!」
しかし、制止の声を聞かず1人で去っていく光少年。その様子はしっかり、彼と同じくその場を離れようとしていた児玉が後ろから見ていたのでした…;;;;(キャー…;、見つかってるー;;;)
…ミドリちゃんみたいに、っていうのが気になるところですね。鬼にされちゃうとは何を意味しているんでしょうか?単に鬼ごっこの鬼、なわけないんだろうから、何がしかの犠牲なんじゃないのかな。気になるけど、あんまり知りたくないような気も…(-_-;)
児玉に逆らうと要はその「鬼」にされてしまう、それが怖いからの反応だったんでしょうね、さっき児玉の前で子供たちが一様に見せた怯えた様子。

さて、その頃薪さんがおわす第九では…。
カチ、と相変わらず現場でMRIを使う薪さんの前のモニターに映っているのは、視覚者、つまり須田洋子の方をじっと見つめているあの光くんです。
頬に触れるちょっと肉付きのいい(笑)手は須田さんのものなんでしょう。って、え?何このアヤシイ感じ…;;;;
画面を口許に手をやりながら食い入るように見つめ、薪さんが覗き込んでいるのは少年の瞳の中です。黒目の中にうつる人影は、その視線の先にいる人物――須田洋子。うっすら、しかも超小さいながらも、その姿は視認できるようです。←凡庸ではない薪さんだからかもしれませんが;;;;
(この少年の目にうつり込む)
(須田の唇の動き)
――読める
そう言えば最近ありましたよね、写真に写った被害者の瞳の中に写り込んでいた加害者に気付いた警察の捜査員の人がそれを解析して証拠にした、みたいな話。最近は普及しているカメラが携帯カメラでも高画質だから、拡大しても画質を解析不能なほど落とすことなく確認できるってことなんでしょうね…でも、MRIの映像ってカメラで撮ったんじゃなく人の目を通したものだからなぁ…それをデジタル化したものでもそんなに鮮明にわかるもんなんでしょうかね。そもそも、そんな小さく微妙なものを読もう、という考えがすごいわ;;;;
薪さんが光くんの目の中にいる須田さんの唇を読もうと目を凝らしたその時、バン!と扉が開き(この音…上にセンサーらしいのついてるのに自動ちゃうんかい;;;;←時々揺らぎかける未来感)、「所長!」と興奮気味の笑顔で波多野ちゃんが入ってきます。
「所長ご指摘の『光』少年の目に映る須田の唇の動き解析出来ました!!」
いや、さっきこの人待ちきれずに裸眼で読もうとしてましたよ目ぇ凝らして;;;;…まぁ薪さんの目に負担がかからずにすんでよかった…。
「一部不鮮明な部分もありましたが…これが全文です!」
以下全部は描かれていないんですが、コマの都合で切れている一部文字は管理人の推測で埋めた解析結果です。

須田:ママって呼んじゃあだめよ、みんなのいるところではヨーコ先生
須田:長男は光ちゃんだからもうホーリーネームで呼ばれてもいい頃なんだけれど今度ヨ
光:僕は大丈夫だよ
須田:ヨシ先生はあなたの事を
須田:ママにまかせて。今のままでは

目を見開き、驚いた様子で波多野ちゃんから受け取った文書に目を通す薪さん。
「これは…」
「――ええ!!そうです。自殺した須田洋子とこの『光』少年は――親子」
うええええええ―――――っ!!!!?←読者の声
…さすがに薪さんも口をあんぐりと開いたまま…(^^;)
「この少年の面差しから見ておそらく父親は児玉…」
いやいやいや、待って?(笑)面差しから見たらむしろ薪さんの隠し子、って言われた方が納得できる(;・∀・)
…すみません(笑)うん、そうですね、児玉×須田=光くん……こんなこともあるんでしょう……まぁ、この連載に出てきた若い頃の児玉だと思われる絵を思い出せば似てなくもなくはないかもしれない(どうなの)。というか、男の子は母親の方に似たりするよ?(ややこしくしてどうする;;;;)
「『ストーンヘンジ』解体前から児玉は『ハーレム』を形成していたから子供がいても何ら不思議ではない。しかし」
途中で言葉を切った薪さんが、手元の解析文に目を落とします。
――光にはガマンばかりさせて申(しわけないんだけど)ママにも考えがあるからもう少し待って(ね)。ヨシ先生に逆らうと
( )内は切れているので想像で補ってますがこんな感じの文です。
(この文面)
「…須田は児玉の光に対する扱いに不満を持っていた…?」
口許に手をやり、言いながら考え込む薪さん。靖文なら「薪さん…?」とか言うくらいで見守るんでしょうが、そこに波多野ちゃんが果敢にも口を挟みます。
「わかった!!コレってつまり『大奥』ですよ!!所長!!」
「は?」
ちょ…っ(笑)
波多野ちゃんの大奥発言もびっくり爆笑だけど薪さんの「は?」。は?ですよ(笑)
「『殿』の寵愛を誰があるいはどの子が一番にうけるのか!ってやつ」
「?え?」
「だから!みんなが言ってる『薪所長の一番のお気に入りの部下は岡部室長か?』『イヤイヤ青木室長だろ!』ってのと同じです!」
「……?……?……?」
ふたり、友達…?(笑)
それにしてもみんなが言ってるって…良かったね薪しゃん、ダダ漏れても案外大丈夫なのかもよ?ココ(笑)何なら青木と2人でこないだみたいに所長室に消えちゃっても、さりげなくスルーしてくれる空気ができているのかもよ?(^^;)
ちなみに私の解釈ではさしずめ薪さんのこの…部分、ひとつめは「『殿』って誰の事?」ふたつめは「僕の『お気に入り』ってなんの事?」みっつめは「その妙な喩えはともかくなんで岡部と青木が候補なんだ(岡部は信頼してるけどお気に入りっていうなら青木に決まってるだろ)」あたりでしょうか…(笑)
波多野ちゃん、うまいこと言います…何を読んでいる、または観ているんでしょうか(笑)このシーンの振り向いてる薪さんが可愛くて仕方ありません(笑)きっと正面から見たらきょとんさんになってるんだろな…////
「私は岡部室長に一票!」
ええっ!?私てっきり波多野ちゃんは青薪すとかと(笑)そうか、岡薪推しなのか…(^^;)←多分そういうんじゃない
薪さんが?だらけの反応を返すので、波多野ちゃんがわかりやすく自身の推理によるストーンヘンジ版大奥の構図を続けて解説します。
「須田洋子(正室?)は長男でありながらいつまでも光(お世継ぎ?)に『ホーリーネーム』があたえられずそれどころか最近生まれた原田亜紀(側室?)の子供をかわいがる児玉に不満を抱いていた!」
なるほど、大奥あるあるポ。
「証拠隠滅のためとはいえ児玉は躊躇なく須田の頭を撃ちましたね」
殿の寵愛はすっかり側室の方に移ったんですね…まぁ、須田さんも原田さんもどっちもどっちな気がしますが(児玉の趣味;;;;)…というか、寵愛なんて都合次第ですぐなかったことにしそうな気もしますがね、あの教祖様…。
波多野ちゃんの解説を聞き終え、しばし沈思する薪さん。得心したんでしょうか。それとも何か引っかかったのか。すると――
「…違った……!」
「所…え?青木室長でしたか?
薪さんが呟いたひとことに慌てる波多野ちゃん…いや、それはそうかもしれないんやけど、多分そっちの話ちゃうと思うわおばちゃんは(^^;)
「児玉はわざわざ危険をおかしても頭を撃ちに来なければならなかった……」
ええっと…須田さんの頭を撃ち抜いたのは児玉、というのはわかっていたんでしたっけ?;;;;←記憶があやふや
「教団のブレーンである須田が『毒物を飲んで』死んでしまうと本拠地も何もかもMRIで見られてしまうからだ…では」
そう言いながら、薪さんが波多野ちゃんを振り向きます。こういう考えがワッと巡っている時、傍にいるのが岡部さんだとひとりで話しながらひとりで合点して置き去りパターン(「ちょっと、薪さん説明してくださいよ!;;」ってやつ)が多かった気がしますが、彼女が相手だと割と親切なんですね(^^;)これならギリでついていけます。
「では……なぜ『そもそも』須田は服毒自殺を?」
ハッと波多野ちゃんの顔色も変わり――いや、薪さんの影になっただけか(^^;)
「MRI捜査を知らなかった?――いいやそんな筈はない!『プリオン』まで造る才女だ!」
「……ちかい、ちかいっすショチョ――」
ものっすごく薪さんに至近距離に詰め寄られ、思わず仰け反り気味に距離を置こうとする波多野ちゃん(笑)いやこれ、薪さんだからそうならない、というのがある意味なぜ?;;な気もするんですが、やる人によってはセクハラまがいな接近。
にしても、ちかいっす、っていう波多野ちゃんのつっこみがいいですねぇ(笑)なんかもうずっと上司と部下やってきた関係っぽいです。あと、薪さんの波多野ちゃんとの距離。ほんと近いよ(^^;)?女の子なのに特別なんだね~、いいなぁw←でも初対面あたりから割と接近シーン多かった気がする(笑)波多野ちゃんて詰め寄られ枠なのか?(笑)
「死後脳を見られる事くらいは承知の筈――」
その時、MRIの操作パネル上に置かれていた薪さんの指先が弾みで?カチッとボタンを押します。ブーン、と音がして(笑)画面が動き出し、そちらを揃って振り返るふたり…。
画面は当初光少年の頬に須田さんが片手で触れているところでしたが、やがてそこにもうひとつの手も伸び、両手が彼の顔を包み込むように触れます。
目を閉じる光くん……。


(つづく…)

うわー、変なとこで切ってすみません;;
とりあえず初日に書ききれたんここまでです。残りはぼちぼちやっていきたいと思いますので、忘れた頃に覗いて頂ければ…(^▽^;)
今回も気長に宜しくお願いします。ではではっ。

メロディ2017年4月号『秘密 season0– 増殖–ACT.5』レビューその①

さて。4月号発売日です。今回もなんとか、大阪のおばちゃんと薪さんを愛でる会、開催の運びとなりました(長女はインフル出ましたがもう熱下がって割と元気です)。
年度末で目が回るような忙しさの皆様も、相変わらずな皆様もいらっしゃいませ、お疲れ様です。うちはこの時期特に記事のひとつひとつが長くって読んでいただくのは時間かかるし大変だと思います。でも、読み捨てで結構ですので気晴らし的に一緒にお楽しみいただけたら幸いです(^^)
では、恒例のネタバレレヴューです。


まずは表紙…これいいなぁ。青木に和みました(舞ちゃん一緒だからね…)。

ほんまに聖母のような青木…(*´ω`)
いや、常日頃から青木には厳しめな私ですが、別に彼を否定しようとか目の敵にするつもりはありません。こういう、舞ちゃんや薪さんを見守る時の滲み出る優しさ、彼の本質的な美しさ(って薪さん以外に改めて言うと痒くなるんですけどぐっと我慢^^;)は素直に素晴らしいと思います。薪さんが目を奪われちゃう、心を持って行かれちゃうの、わかりますよ…(お願い信じて下さいませ;;)。

舞ちゃんの髪型も、いつもちゃんと結っていてええなぁ、と思います。お団子ヘアって難しいですよ?これ、青木がやってるのかな?それともおばあちゃん?
寝かしつけに絵本は、おそらくこの日に限らず仕事で遅くならない限り日課的にしているんだろうなぁ。やらなきゃと思いつつできないっていう人が多い理想の子育て…(^^;)私は寝かしつけというと主に歌派でした。童謡で寝かしつけ。時々流行りの歌や懐メロも入ります(笑)

そしてそして、一番ヒャッハー!!だったのが…皆さまお気づきですよね?////
ねっ?////
このふたりにそうっと上掛け(?)を持って近づく手、その主が誰か…です!!
いや!!わかんないけど(笑)!!でもこのスーツの袖はそうなんですよね先生!?
謎の執事なんかじゃありません…そう、これはきっと……薪さ――――んっ+゚。*(*´∀`*)*。゚+←発見時の模様をお見せしたいくらいです…
うんもうこれ、可視光線事件解決後の青木家お泊りの夜のひとコマ!でええんでは!?泊まった!!…泊ったんですね先生!?( ;∀;)
前髪ちょっと下ろした青木もいい感じ…伏し目がちなのがまたいい!←いや、だってこれなら薪しゃん表情が緩むのを我慢することなくなおかつ青木の実はハンサム(←死語?)な顔ガン見できるでしょ?
お一人手だけではありますが、もうこの時3人を包んでいただろう「家族の時間」を思うと感無量です……。そしてこの後あったのだろう青木と薪さん2人きり、めくりめく大人の時間(?)が、今の妙に親密急接近にも見える空気感を作り出して…ゲホゲホッ。
…すみません、ちょっとむせました。せっかくのいい雰囲気の絵に下世話な妄想を差し挟むのはよしておきます。
とにかくあったかい表紙でした。先生ほんまにありがとうございます(ToT)内容がヘヴィだっただけに胸アツでした…。


それではいい加減レビューに参りたいと思います。

ひとコマ目は、掴まえられる誰かを求めて空を彷徨う手。手の持ち主は、ICUの山城さんです。意識を取り戻した直後でしょうか。
(誰か)
(誰か)
その手に気付いたのは、マスクをした青木。すぐに手袋をした手が、しっかりと山城さんが伸ばした手を受け止めます。そうして何かを訴えようとする山城さんの口許に耳を近づけ、メッセージを聞き取ろうとする青木。
「……え」
コダマ、という呟きを聞き逃したのか、「山城?」と問う頼りになるのかならないのかあやふやな先輩青木に、山城さんが懸命に訴えます。
(コダマのコドモ)
「コドモを」
そこでおもむろに青木の胸ぐらをグイッと力強く掴み引き寄せる山城さん――ってこのへんから実際の記憶というより半分くらい妄想スイッチオンになってると思うんですが…白昼夢?違う?
カッと目を見開き、青木を見据えながら山城さんが口にしたのは「コロセ」という短いメッセージ。
「山…!」
思いがけない言葉をぶつけられ動揺する青木ですが、そこで聞こえてきたのは新たな、「撃て!」という命令です。
ここで前号のおさらいですが…実は携帯している銃が未装填だったことが薪さんの密着プレイによってバレた青木、ざっくり言うとその「自分が殺されても人殺しにはならない」という菩薩のような理想論では誰も守れないんだよ、捜査に関わり続けたきゃ覚悟決めて弾入れて来い!というような指令を薪さんから受けていたのでした。
さっきまでは病室で山城さんと向き合っていたはずが一転、銃を構えた姿勢で選択を迫られる青木。その先には、髪をおだんごに結った女の子と児玉の姿がありました。
「青木!早く撃て!何をしている!!」
引き金に手をかけたまま固まってしまった青木に、振り返ってそう叫んだのは薪さんです。
「早く撃たないと犯人が人質を!!舞ちゃんが!!」
児玉が片手で抱き上げ銃口を向けたのは、青木が最も大事に守りたいと願う相手、舞ちゃんでした。
確かに自分が殺されても、というのはそれが一般人であれば個人的な決意のようなものだからまぁ勝手と言えば勝手。でも青木は刑事で、第九にいる限り戦わなきゃいけない。そしてまさに今がその時でもあります。そんな状況で、もし自分ではない誰か――例えば守るべき対象(人質や被害者)が、大切な誰かがこんな風に目の前で殺されようとしていたら。そうしたらどうするのだ、という話ですよね…。
無抵抗だとそのまま命が奪われるのを見ているしかない。そして自分も殺されかねない。戦う術はあれど、それを拒否してしまえば結果はおのずと決まってきてしまいます。前にも言いましたが、非暴力と無抵抗の決定的な差はそこなんだと思うんです。それを受け容れるか受け容れないか。むざと殺させるわけにはいかない、と受け容れない方をとるなら、戦うための手段は持たなきゃいけない。できるかできないかはさておいても大事なものを守り切る可能性を残すために。その上で、相手を殺すことだけは極力避ければいいんじゃないでしょうか?そのための確かなスキルを薪さんのように身につけて。
にしても…。
例えば咲ちゃん事件の時なんかは囚われたのがもし雪子さんだったら、もし、薪さんだったら、とそれが自分にとって大事な人だったら、という置き換えの想像が簡単に出来ていた青木です。それが…どうしたんだ。
銃に装填しない、というポリシーを作る以前にそういうの、考えて欲しかったよおばちゃんは…。
私、なんだかんだ言っても薪さんは青木を自分と同じ守るべき者を持ち戦う男として認めているんだろうと思って来たのですが…お姉さんの事件の後、もしかすると青木に昔とは違う畏れが芽生えていることに薄々気付いていたのかな?じっと青木を見ていたら。だからこそ、自分の傍で戦わせることに不安があったのかもしれない。青木は強い、と信じながらも、失う怖さはむしろ強くなっていっていたのかもしれない。だとしたら、しんどいですね…薪さんも。
「行ちゃん!!」
助けを求め、泣きながら小さな手を伸ばす舞ちゃん。
待ってて行ちゃんがダメならおばちゃんが今!と思わず走って生きたくなるところですが、これは青木の妄想…。←余裕か;;
「撃て――っ!!」
叫ぶ薪さんの声は届くものの、怯んだまま動けない青木。やがて舞ちゃんの身体が、青木の前で地面に倒れ落ちます。その背中から流れ広がる、夥しい血液――
「青木!」
ガタン!!と音を立てて規則的に揺れる車両の中、名前を呼ばれた青木はハッと我に返ります。…お帰りなさい。
「ぼうっとするな。『つばき園』まで20分、途中管轄の長野県警捜査員と合流する」
向かいからそう声をかけてきたのは防弾チョッキを身につけ装備を固めた岡部さんです。一方の青木はかっちりスーツ…(・・;)え、もしかしてやっぱり「弾は装填できません」で突入部隊から外れたのについてきたとか…?
「現場前線の指揮はSITが執るが『プリオン』散布のテロ集団の本拠地の強制捜査だ。小銃等を使用した抵抗も想定される。青木、後方に付くおまえも用意しておけ、全員武装だ」
なるほど青木、後方部隊なのか…ってそれでもスーツでいいの???(・・;)
ガチャ、と岡部さんが青木に見せたのはライフル…?向こうが小銃使うかもしれないからこちらも備えを、ということでしょうか。
岡部さんの言葉を受け、「はい!」と迷いのなさそうな返事をした青木ですが……それ、本物の銃、銃弾入った銃…ということで本当にいいんだね?実は麻酔銃とか(^^;);そんなんじゃないんだね?(頼むよ?)
ガー、と高速をつばき園に向け走っていくたくさんの警察車両。軽井沢に遊びに行く途中こんなんに出くわしたら一体何事!?って感じだろうな(・・;)

つばき園の強制捜査が決行される、ついさっき青木たちが車両に乗り込み現地に向かっていたのは「見えないともだち」公開から10日後の7月30日のようですが、こちらは当日、もしくはそれ以前の出陣前の第九です。
「15年前」
カチ、とリモコンを操作しながら、メインモニターらしき大きな画面を見つめながら薪さんがあくまでも口調だけは穏やかな感じに語り始めます。
「警察は一度『ストーンヘンジ』に対し強制捜査を断行。教団『ストーンヘンジ』を解体はさせるものの教祖『児玉良臣』の確保には至らず――結果児玉は野放しに――」
一同には背を向け、椅子に深く腰掛けた薪さんが淡々と続けるのを青木を含む捜査官たちが固唾を飲んで聞いております。眉を吊り上げ烈火のごとく怒る薪さんに叱咤されるのも怖いだろうけど、ある意味この静けさも怖い…気が抜けた風を装って斜に構えた薪さんのこのポージング(笑)が怖いです…(ボブにしか見えないサラサラヘアはひたすらお可愛らしいんだけど何故だ;;;;←それが薪さんだからヨ?)。
「この15年前の警察の不手際が水面下での信者の『増殖』、さらには――今回の悲惨な『事件』の遠因になっているといえる」
モニターで見ているのはどうやらその15年前の「警察の不手際」の模様のようです。言うまでもなく薪さんがお話になっていることくらい優秀な捜査官の皆様には周知の事実なのでしょうが、あえて!あえて言うよ剛は!(笑)自虐プレイだよ!←(;´Д`A ```
まるで池上さんのように簡潔丁寧に解説するときの剛は怒っているんだ(決して今月号から本誌を追い始めた読者のためのおさらいではないのだ)!本気なんだ!
……いや、すみません。これは…これは自分たちの失態から目を背けず二度と同じ過ちを繰り返さないため、その光景を頭に焼き付けておけ、ということでしょうか。それとも、「あーあ、まだ優秀な僕が上層部にいなかったとはいえ何やってくれてんの?何これ恥ずかしくない?ありえね~(゚д゚)!まさか今の僕の指揮下にこんな無能なことしでかす輩はいないよな?信じていいんだよ…な!?」……という静かなプレッシャーでしょうか。
「何故こんな事に?」
更に重ねる薪しゃん…( ;∀;)お願いもうやめてあげて?わかった、わかったから( ;∀;)みんな「自分たち警察の怠慢であります!」とか思ってても怖くて答えられないから( ;∀;)
「死体ではなく」
ゴトッ、と芝居がかったタイミングでリモコンをデスク上に落とす薪さん。リモコンはおそらくお値段高いのでペンみたいにそうそう投げつけるわけにもいきません。前科があるだけにね。
「血とか……」
言いながら、コンコン、とその美しい指先が机を軽く打ち始めます。軽く可愛らしい音だけに増すひたひたと迫ってくる恐怖感…必殺コン(狐ではありません)。
「……DNAとか」
コン。←もう合いの手
「骨の一部だけで死んだと満足するから簡単に騙されるんだ…あの」
口許に拳を当てて話していた薪さんが、ここで下々の者たちを振り返ります…。
「動物の肝臓で騙された童話のようにな…」
そう、あのディズニーの名作『眠れる森の美女』の美女…ではなく(笑)お約束魔女(マレフィセントかと思いましたが違ったようです^^;)と化した薪さんが!←一応振り向かれた側の錯覚ということになってますが比喩じゃなく本当です。さすが清水先生、小道具等の美術セットまで超本格的です(公式が遂に本格コスプレ…感涙)。未読で気になる方は是非その目でご確認を(笑)
「今度こそ」
長い爪が美しい手…ではなく、拳をドンと机上につき、薪さんが厳しく言い放ちます。
「児玉の首をとってこい…もちろん、生きたままでな」
肝臓とか肺とか心臓とか…脚とかじゃなく本人をとっ掴まえて連れて来い、とお命じになった所長の静かな凄みに思わず青ざめる青木。ここにいるということは…銃はやっぱ装填で携帯?

「あんな風に」
記憶に新しい薪剛劇場最新作を思い返し、そう言ったのは只今高速道路を一路信州へ向け移動中の岡部さん(白雪姫の小人コス)です。
「薪さんは冗談めかして言っていたが」
あれを可愛く冗談めかしていた、と言えるのが岡部さんのすごいところです…。
「えっ、冗談…?じゃないんじゃ…?」←今回ばかりはあんたに賛同するよ青木…
こちらは「薪さんは冗談は言わない」を信じている青木(同じく小人コス。小人失格なデカさだけどカワイイ)。
「あの人は気にしてるんだ」
青木のつっこみはスルーして話を進める岡部さん。
「15年前の強制捜査の際44人もの集団自殺を出した事。その中に自らの意志で死を選んだとは思えない幼い子供が多数含まれていた事を」
警察の失態を繰り返すことではなく過去の悲劇で払われた犠牲に胸を痛め、それを再び許してしまうことを一番に恐れている、ということなんだろうな。
今回の事件、いちいち子供が絡むのがひっかかると言っていたように、最大の懸念は再びの教団の隠れ家への強制捜査の舞台が児童養護施設――当然子供がたくさんいる場所である、ということで。その証拠に薪さんは岡部さんや青木に、最優先事項として首謀者児玉はもとより30人の園児の無事確保を命じていました。今回の強制捜査では一人の子供の死体も出すな、と。


(つづく)