GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

薪にゃんと一緒(スイカが冷えるまで) 

鈴薪祭りの途中と言いますかまだうちに限って言うなら始めたばかりなんですが、さっそく脱線しました( ̄▽ ̄;)すみません自由で;;;;
お祭りの途中ができてアップしたら、こちらは下の方に移動させたいと思っております。それくらい無関係で、そしてちょっと……いかがわしいです( ̄◇ ̄;)※ええっと、スイカはタイトルに絡まされただけでストーリーには(←いや、そもそもそんなんあってないようなもんなんですが;;;;)一切関係はございません。迷惑な巻き添えです。

ちなみにこちらハッシュタグつけるなら
#ショタ薪にゃん#欲しがり#BLにゃん#良い子は見ないで
といったところです。簡単に言うとRな記事になってますので、本能的に、或は年齢的にアラーム鳴りそうな方は回れ右でお願いしたいと思います(^^;;

では始まります。くどいですがほんまにヤマもオチもないのでご注意下さい(・∀・)/



薪にゃんと一緒(スイカが冷えるまで)


チリンチリン、とドアベルが鳴って、僕は寝そべっていたソファから飛び起きると裸足のまま小走りに玄関へ向かった。廊下を走っている間にガチャン、とドアが閉まる音がして、ガサガサとビニール袋が擦れる音が聞こえてくる。自然と綻んでくる口元を気持ちと一緒に引き締めて、頬っぺたを両手で挟んでムニムニしながらできるだけ「いつもの顔」を作った。特別寂しがってなんかなかったし喜んでだっていない顔。鏡がないから確認はできないけど、きっと大丈夫だ。
玄関へ直角に曲がる手前でブレーキをかけてそっと顔だけを覗かせると、青木は長い身体を折りまげてスニーカーを脱いでいるところだった。後ろで手を組みながら近づき、「おかえり」と声をかけたら、黒目がちな目が僕を見て笑った。
「ただいま帰りました」
すみません遅くなって、と言いながら、額に張り付いた前髪をかきあげる青木は汗だくだった。まだ午前中だけど外は陽射しがきつくムシムシと暑い。そんな中を歩いてなんて出かけるからだ。
「何か飲む?」
「あぁ…そうですね、お茶にしましょうかね」
「じゃあ、僕も飲む」
青木が下げて来たスーパーの袋は2つ。1つにはお昼ご飯のうどんや野菜が入っていて(これでサラダうどんを作るのだ)、もう1つには大玉のスイカが入っていた。こんな重いものを買うなら僕も一緒に行ったのに。
「だって薪さん、俺が誘っても暑いからヤダって言って渋ったじゃないですか」
そうだっけ?昼寝の前に言ったことなんてもう忘れちゃった。それでも多少は申し訳ない気がしたので、僕は先にリビングへ引き返すと冷蔵庫にうどんと野菜を手早くしまい、冷水筒からグラスにタプタプと麦茶を注ぎ入れた。1つは多めに、もう1つは半分くらいで止めると、たくさん入った方を青木の傍らに置いてやる。
その青木はと言うと、シンクの洗い桶にさっきから水道を出しっぱなしにして水を張っていた。ここでスイカを冷やすつもりらしい。丸のままのスイカはうちの冷蔵庫には入らないのだ。
「いただきます」
僕が入れた麦茶をにっこり笑って手に取ると、青木は上を向いて一気にそれを飲み干した。汗が光る喉が麦茶を飲むのに合わせて波打つように動くのを、僕は少し下からじっと観察する。
「…………」
「……ハァーッ、やっぱ夏は麦茶が一番ですね!」
「僕は水出しの緑茶の方が好きだけど」
冷たいグリーンティーも大好きだ。
アハハ、と何がおかしいのか青木は声を上げて笑うと、空になった僕のグラスを当たり前のようにひょいと取り上げていった。自分の分と一緒に洗いながら、冷蔵庫から氷出してもらえます?とこちらに声をかけてくる。
「舐めるのか?」
いつも僕がするとお腹が冷えるからダメだって怒るくせに。
「違いますよ、こっちです」
そう言うと青木は顎でシンクの方を示してみせた。あぁ、スイカ用か。
「たくさん入れる?」
「そうですね、半分くらい使っちゃってもいいですよ」
僕は氷用の小さなスコップで氷を掬うと、洗い桶まで運ぶついでに一番上の1つをこっそりつまんで口に頬張った。ひゃっこくて美味しい。
「あぁ、それくらいかな」
3度目の氷を運び終えたところで、青木は水を一旦止めた。買って来たばかりのスイカをそうっと洗い桶に入れる。次いで、濡らしたタオルが水面から出た部分に被せられると、スイカはまるで罰ゲームの氷風呂に浸かっているような有様になった。かわいそうに……おまえ氷風呂の次は僕らに食べられちゃうんだぞ。
「しばらくチョロチョロさせておきましょうか」
チョロチョロとは水道のことだ。僕は無言で水を頭からかけられ続けている根性のあるスイカを一瞥して小さく頷いた。恨むなら青木を恨んでくれ、おまえをお店で選んでうちに連れて来たのはこの大男なんだから。
「……どれくらいで冷えるかな?」
「どうでしょうねぇ。昼ごはんには間に合わないかもしれないけど、おやつの時間には間に合うんじゃないですかね?」
ふぅーん。
僕がぼんやりとスイカを眺めていると、傍らに立っていた青木がそっと腰に手を回してきた。力強くではないけれど、不意に抱き寄せられるとドキッとする。反射的に見上げると、細められたメガネの向こうの瞳と目が合った。
「それまで何しましょうか?」
スイカにかけたのと同じ白いタオルで汗を拭きながら、またトランプですか?と青木が穏やかに訊く。お昼ご飯まではまだ1時間以上あるから、トランプじゃ退屈してしまう。それに――
そんなの。
チラッと無害そうな微笑を浮かべる大男を見上げてシャツの裾を引っ張ってやると、「ん?」と首をかしげた青木が少しだけ身をかがめて僕の方に顔を近づけてきた。
タイミングを見計らって襟元を掴み、逃さないように捕まえたまま首筋を食むようなキスをした。本当は青木がそうするようにキスマークをつけたいんだけど、なかなかうまくいかなくて僕がするとまるで噛り付いているようになってしまう。つくづく人には向き不向きってやつがあるらしい。
青木の首筋は少しだけしょっぱい味がした。でも、嫌じゃない。
「……こういうのがしたい」
そのまま首に腕を回しかけてこっそり耳打ちすると、青木が少し笑う気配があった。
「それじゃまず俺はシャワー浴びないと。汗くさいしベタベタだから」
言って青木は自分の首にぶら下がるように密着する僕の腕をそっと解こうとする。ヤダ、という抵抗の意思を込めてひと睨みしてから、今度は形のいい鼻に背伸びをしながらキスをしてやった。
「別に構わない」
夏はそういう季節なんだし、じゃれあってるうちにどうせベタベタになるんだから同じことだ。
って言うか、もう待てない。
待つのはさっきの留守番でおしまいだ。
「俺が構うんです」
「ベタベタでくさくても青木ならいいって僕が言ってるんだぞ、構うな」
もう一度腕を回してしっぱりとくっつきなおす。クン、と目の前の肌に顔を近づけて匂いをかいだけれど、青木は全然くさくなんかない。春も夏も秋も冬も、青木の匂いは僕が好きな匂いだ。それに、ここは水の匂いがする。流れる水と、夏の匂いが。それは少しだけ僕の気持ちを大胆にした。
「どうしたんですか?今日は。留守番が寂しかったんですか?」
別にそんなのじゃない。ただ、急に欲しくなっただけだ。
でも、僕は青木がその気になってくれるように嘘をついた。少しだけ身体を離し、こちらを見下ろす青木に向けてウンと頷く。多分その嘘は一発で見破られていたけれど、そこはそんなに重要じゃなかった。案の定嘘をついてでも欲しいという僕の心情だけを汲んだ青木が、その細やかな嘘を咎めることはなかった。本当は留守番くらいなら僕が平気だと知っていても、ただ詫びるように優しくキスを返してくれる。
「ん」
青木のキスを、僕は少しだけ口を開いて受け止めた。そうして舌先を舐め合ったり啄ばんだりするキスは彼の好みで、最初は受け身だった青木がいつの間にか僕を超えていくのを感じると、下腹の辺りがたまらなく疼いた。やっぱりダメだ、今日は待てない。
「……ここだとスイカに見られちゃって落ち着かないですね。向こうに行きましょうか」
しばらく互いを味わってから、息継ぎのブランクにふとシンクの方に目を遣った青木が真顔で言う。
「スイカにも視線ってあるのか?」
それなりに長く生きているけどそんなのは初耳だった。
「ありますね」
バカ。
目を合わせてクスクスと笑い合う僕たちを、振り向けば寡黙な緑の果実がじっと見つめていた――いや違った、スイカって野菜なんだっけ?


キッチンから僕を抱き上げてソファまで運ぶと、青木は流れる汗を拭っていたタオルをテーブルに置いて僕の隣りに深く座った。窓際のソファは日当たりが良く眩しいくらい明るい。僕は慌てて立ち上がると、窓辺に走り寄ってカーテンを引いた。ここのカーテンは寝室と違って遮光タイプではないけれど、部屋の中がいくらか薄暗くなる。うん、これでいい。
「これ、脱ぐ?」
ほっと息をついてから着ていたシャツに手をかけて振り返ると、僕の様子を見守っていた笑顔の青木が、おいで、とでもいうように手を伸ばしてきた。その手に引き寄せられるように傍まで行くと、青木は僕の腕を掴んで自分の膝の上に乗せてくれた。向かい合って座った僕に、さっきの続きのようにキスをしてくれる。青木大好き。いつものように口には出せなかったけれど、僕は心の中で強く思う。大好き。
「まだ、ものすごく朝なんですけどね」
シャツのボタンを外しながら、青木は僕を見ておかしそうに笑った。確かにいつもなら、こういうのは夜の距離なんだけど。
「朝からカレーや焼き肉食べたって、人の自由だ」
「どういう喩えなんですか?ってかそんなことできないでしょ?」
うん。青木と違って僕は、朝は食べなくても平気なタイプだ。さすがの青木も、朝から焼肉は見たことがない。カレーならあるけれど。
シャツを肩から肘の辺りまで引き下ろすと、青木は露わになった僕の鎖骨に唇を這わせた。柔らかい感触が気持ちいい。
「前から思ってたんですけど……全然日に焼けないですよね」
「それはおまえが外に出さないからだろ」
「あなたが出たがらないの間違いじゃないんですか?」
「そんなことな――ンッ」
敏感な部分をきつく吸われて、身体がビクッと震えた。
「薪さんのカラダって、瑞々しい果肉みたいです」
唇を離してへラッと笑うと、青木は突然そんなことを言い出した。
「……たとえば?」
「え?そうだなぁ……モモ、とか?」
そこはスイカって言ってやらなきゃ。向こうで聞いてるんだし。
「あっ、そうでした……いやでも、スイカはほぼ水だし」
慌てて弁解する青木は自分の言っていることのおかしさに気づいていないようだ。人間だってほぼ水なんだから一番近いのはスイカかもしれないのに。それに桃って、一般的にはあのパーツのシンボルだろ。
「とにかく、美味しいってことですよ」
ざらついた舌が、今度は同じ部分を転がすように舐める。いくら美味しいからって、さっきからそこばっかはズルい。
「青木」
名前を呼ぶとやっとくすぐったい快感から解放してくれた彼の唇を、僕は自分のそれで塞いだ。同時に青木の大きな手は僕の下半身へ伸びる。ソファの背もたれにふたりで寄りかかり夢中で舌を絡め合っている間、クチャクチャと微かに響く水音がいやらしくて、そんなことに悦びを加速させている自分がたまらなく恥ずかしかった。でも、そんな僕を青木は繰り返しかわいいと言う。
変わったやつだ。
「薪さん、こっちもホラ、すごく……」
青木がさっきから弄っている僕の中心――その先端を指の腹でギュッと押しては離し、わざとヌチャヌチャと意地悪に音をさせるのは僕を煽るための彼の作戦だ。わかってはいるけれど、わかっていてもそれに勝てたためしは殆どなかった。悔しいけれど、どんなゲームより僕はこういう駆け引きに弱く、そういうところがさらに青木にかわいいと言わせてしまうのだ。
とっても不本意だけれど、青木がイヤらしい音を立てれば立てるほど、僕の興奮度は増していった。
「ン…アッ、やだそこっ」
興奮するほどに敏感になってくる部分を執拗に弄られ思わず身をよじったけれど、それくらいでは許してくれそうもない。案の定、青木は嫌がる僕の反応を楽しんでいるようだった。
「でも、触って欲しいんでしょう?それとも…こっちがいいですか?」
左手で僕の前を触りながら、後ろに伸びた右手がそこを探り当てて忍び込んでくる。彼の指先はあっという間に僕の敏感な部分に到達すると、内側から集中的に刺激を与えてきた。
「ヤ…ッ、アンッ!」
前後からの挟み撃ちで攻め立てられ、ビクンと腰が跳ねる。
「ダメだって!こんなの…すぐにイッちゃう」
時間はまだまだあるっていうのに。
「いいですよイッても。またすぐに、今度はゆっくりしてあげますから」
何なんだそれ。
青木が手の動きを緩める気配がないので、僕は恨みがましさを抑え込んで観念することにした。支えているのが億劫になった上体は頭を青木の肩に凭せ掛けて預け、内側で動く指に合わせて自分が一番気持ちよくなれるよう腰を揺らした。どうしようもなく唇から洩れる甘い喘ぎ声も我慢しない。そうしたら本当に、限界はあっという間だった。白濁した体液が青木の腹部に飛んで、ちょうど下を向いて自慰に近い行為に没頭していた僕は、閉じていた目を薄く開けて自分が果てた証を視界の端にとらえた。すごく気持ちいい。頭が痺れたようにまともな思考は拒絶して、気がすむまでその余韻だけにひたっていたかった。
……でも。
まだ完全には満たされないのは、本当に欲しかったものがもらえていなかったからだ。
息の乱れが落ち着くのを待ってゆっくりと身を起こし、視線を落とした。さすがにキツくなるのを見越してか短パンは紐を緩めて前を開けてあったけれど、下着の中に隠れたままの青木のそこは笑ってしまうほど形を変え大きくなっていた。下着の中にかろうじて収まって窮屈そうにしているその部分を、僕は内側に手を滑り込ませて直に弄った。張り詰めて少し濡れたそれを、着衣の拘束を解いて自由にしてやる。掌の中でそれが、トクトクと脈打っているのがわかった。あぁほら、青木だってカワイイ。僕の青木。
「今度は…これが欲しい」
唇から漏れる吐息の合間にそう言って青木の反応を伺うと、どういうわけか青木は「うっ」と呻いて口から鼻のあたりを片手で覆っていた。何?爪を立てたりはしていないつもりだけど、もしかして痛かった?なんかちょっと涙ぐんでるみたいだけど…。
「青木?ねぇ、いい?」
「うっ、あ、はい…っ?」
よくわからない反応を返す青木はとりあえず放っておくことにして、僕は腰を浮かせて青木の先端をさっきまで彼の指が収まっていた部分に宛がった。硬くなった青木を片手で支えながら、ゆっくりと腰を沈める。
「ン…ッ」
やっぱりいくら慣れても最初だけは少し抵抗はあるけれど、一旦呑み込んでしまえばそれは不思議なほど僕の中にぴったりと馴染んだ。まるで離ればなれになる前はひとつだったみたい。おかえり、とでもいうように青木を迎え入れ、僕の粘膜は悦びに震える。あぁ…、と切ない吐息を洩らす青木を見れば、彼もまた同じ恍惚を味わっているのがわかった。目の前のがっしりした肩に手をかけ、僕は思うままに腰を動かし自分の中で脈打つ彼を存分に感じた。欲しかったのは、この時に僕を満たす至福の悦びだ。
「すみません薪さん、頑張るつもりだったんですけど――諸事情で今日はもう俺、ダメかも」
「ヤダ、もうちょっと、って――ヒャッ!?」
僕の中に挿れたまま、青木は態勢を変えながら珍しく荒々しく僕をソファに押し倒した。その勢いのまま僕の片足を自分の肩に引っ掛けるように持ち上げ、広げた足の間のそこを穿つように腰を打ち付けてくる。一気に奥を突かれて、下腹部に痺れが走った。
「あ…っ、あっ、青木っ!」
当たり前だけど、突かれた後は一気に引かれる。ズルッと出て行こうとする青木のものを本能的に逃すまいと締め付ける僕の内側の反応は身震いするような快感を生み、青木を低く呻かせた。
互いの興奮が互いを焚きつける。時間はたっぷりとあるんだから急かずにじっくり味わえばいいのに、もっともっと欲しくて止められそうになかった。


もうダメかも、とは言ったものの、青木はその後さらに2,3度抜き差しを繰り返してから僕の中で爆ぜた。脱力して倒れ込んできた大男を抱き止めたせいで、快感の名残りと同時にその重みによる息苦しさも味わう羽目になってしまったけれど仕方ない、最後の頑張りに免じて我慢してやることにする。この重さだって愛しい青木の一部に違いないんだから――だけど。
「おも――あおきバカっ、ちょっ、苦し…っ!」
余韻が吹っ飛ぶ!っていうか圧死する!
「あっ、す、すみませっ」
人の上で乱れた呼吸を整え満足しきっていた青木が、我に返って弾かれたように上体を起こした。ようやくまともに酸素が吸えるようになって、僕はほっと胸を撫で下ろす。おまえ今、一瞬だけ僕の存在を忘れてたろっ。
「そんなことないですって!それよりごめんなさい薪さん、俺中に――今抜きますから」
「ダメ」
僕から離れようとする青木の腰を両足で拘束する。
「もうちょっとだけ、このままがいい」
「でも……」
困ったように呟く頭を引き寄せてキスを強請ると、迷いを見せながらも青木は聞き分けのない子供をあやすように、それでも望み通りのキスをしてくれた。
「……ちょっとだけですよ?ちょっとしたら、シャワーに行きましょうね」
「ん」
そんなに心配しなくたって少しくらいこのままでいたって僕は平気だ。求め合った後で青木が僕の中から出て行ってしまう時の心許なさの方が、よっぽど平気じゃないのに。
「青木」
「……はい?」
呼べばすぐに返事をして、腕を伸ばせば応えて抱きしめてくれる。そのことに少しだけ安心して、ようやく離れる決心がついた。ゆっくりと密着させていた腰を引くと、その後の処理は青木が動いてくれた。
「大丈夫ですか?歩くの辛かったら、シャワーまで運びますよ?」
「うん」
身体は自分で起こしたけど、腰から下はフワフワとして力が入りにくかった。それより、キッチンからここまで運んでくれたように僕を抱き上げようとする青木の首に腕を回したら思い出したことがある。
外野でゆるい滝行中のあいつだ。
「そうだ、スイカ――もう冷えた?」
まさか、と青木は笑いながら首を振った。
「だってまだ、そんなに時間たってないですし。せめてお昼ごはんが終わるまでは待たないと」
残念……すごく喉乾いたって思ってたのに。
「おやつまで待てるんだったら、まだまだ時間ありますよ?何ならご飯の後もう1ラウンドとか」
バカ。
ごはんの後で、おやつタイムまでにすることならもう決まっている。今決めた。
「?何ですか?」
「昼寝だ」
「ええ――っ!?」
まきさぁん、と情けない声をあげる青木の額を小突いてから、僕はガシッと思いっきり青木に抱き付いた。うるさいなぁもう。育ちざかりにはごはんもだけど睡眠だって必須なのだ。
「ほら、早く」
早くシャワー行こ?
ハァ、と溜息をもらす青木の落胆ぶりが妙にこそばゆい嬉しさになって、僕は運ばれる途中の揺れの中で、クスクスと小さく笑い続けた。



(おしまい)


寄せられた声(一例)
「ちょっとぉ、全然関係ないんですけどぉー。なんで出演させられたのか意味わかんなーい。いなくてもよくなーい?(-。-)y-゜゜゜」 (自称く〇モンの相方さん:21歳)
「ヤマはともかく…オチはホント真っ白だったんですわね…( ;∀;)」 (青木の白タオルさん:54歳)
「深夜に更新すんなよ( 一一)」(だいたい深夜といえば俺っしょさん:享年33歳)
←ほんまゴメン(。-人-。) ゴメンネ王子…

おつきあいありがとうございました<(_ _)>


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Comment

Name - eriemama  

Title - Re: キャハー(/▽\)♪

にゃはー(*ノωノ)まぁ真っ昼間に?ありがとうございます(笑)

> こりゃまた積極的な薪にゃん!
> ふたり暮らしの方ですね?

はい、あのここはどこシリーズです(笑)
おねだりにゃんな薪にゃんはレギュラーシリーズではなかなか書けないんですけどこっちのシ○タ薪にゃんならいける!と思いまして(^^;)
直前にわたなべあじあさんの電書2冊買って(←さっそく( ̄▽ ̄;))読んだので、妄想が色々進んで楽しかったですw


> 素晴らしいシ○タ受けです!!

え?褒められた?私褒められてますよね…!?やった(≧▽≦)←誤解?

> 対して大人の男攻め?のはずの青木さん、一瞬鼻血出そうになってませんでした?まだまだですね(笑)
> いやでも仕方ないです、相手が薪にゃんですから。

昭和の漫画的リアクションですみません(;・∀・)
ここの薪にゃんは一番イメージがはっきり浮かんでたのですけど、表現力が追いつかずあっさりしてしまって反省です(-_-;)
文字で悩殺、はハードル高い…;;;;

> 今回は、薪にゃんに「誰か(スイカ)に聞かれてると思うと興奮する」習性があることがわかって大変嬉しいです。ありがとうございました!( ゚∀゚)

(´∀`*)ウフフ
一体どういう習性なんでしょうね?(笑)でも子供って何でも生き物扱いして喋れたりするじゃないですか…痛みとかも感じてると思ってたり(^^;)うちの下の娘なんかもまだそういう感じなんですけど(園で育ててる野菜に話しかけたり)、そういうのに近いのを持っていそうな薪にゃん、で書いてみました。でも改めて、そんな幼気な薪にゃんにあんなことやこんなことをさせてる私ってサイテーですねぇ( ;∀;)
2017.07.21 Fri 10:16
Edit | Reply |  

Name - なみたろう  

Title - キャハー(/▽\)♪

どうも、深夜に書いたものを真っ昼間に読みました、なみたろうです( ゚∀゚)
こりゃまた積極的な薪にゃん!
ふたり暮らしの方ですね?
寂しくなんかなかったふりをするところが猫っぽーいキャハ。
氷舐めるところがお子ちゃまでカワイイ…
素晴らしいシ○タ受けです!!

対して大人の男攻め?のはずの青木さん、一瞬鼻血出そうになってませんでした?まだまだですね(笑)
いやでも仕方ないです、相手が薪にゃんですから。

今回は、薪にゃんに「誰か(スイカ)に聞かれてると思うと興奮する」習性があることがわかって大変嬉しいです。ありがとうございました!( ゚∀゚)
2017.07.20 Thu 17:04
Edit | Reply |  

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