GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

『秘密』1巻の話ー感想など書いてみました 

※こちらの記事も「はじめまして」同様2014年某日に書いてますが都合により最下層に埋めさせていただきました。ご了承下さい




もう何回も無駄に読み返してるので、そんなことするならいっそ書いちゃえ、と性懲りもなく1巻から感想などを書く、という暴挙に出てみました。…でもこれ読んで、「そうそう、そんな話やったね」とか、「おもしろそうやな」とか思っていただければ…嬉しいです(あ、標準語とか方言で思っていただいて結構ですので)。

雑誌連載の感想なんかはもう、ダーッと勢いで書いてますが、これは落ち着いて書いてますので不定期に挟んでこうかと。で、いつか連載に追いつけばいいね、とのんびり構えております。それで、やっぱ今更感がすごいので得意の小細工して下の方に埋めてます。読みにくくてすみません。関心のある方だけ読んでもらえればいいのであまりトップに置く気になれなくて

まだ読んでなくてこれから、とか感想いいです、な方はパスしてください 感想と言いながらだいぶネタバレが入ってますのでご注意ください。




さて、1巻です。
何となく他の巻と一線を画してる感じがする…というか、多分序章的な巻なので、正直読み返す率で言うと一番低いかな?なんですが、きっと秘密を通して清水先生が当初描きたい、と思ったあれこれが一番出てるんだろうな、と思う巻でもあります。

で、この巻、前にも書いたんですが『秘密』にはまる前に最初の大統領の話だけ本屋でパラパラっと読んだことが何年も前にありまして、私てっきりこの話の美しいマシューやケビンがメインになってる話なんだろうと、アメリカの話なのね、と誤解しておりました。もともとあまり横文字に強くなく、長いカタカナの名前出てくると誰が誰だかわからなくなる病を抱えている私、「あーこれ無理かも」と、すっと本棚に戻して再会までン年間。勿体ないことした。もうちょっとページ繰ってたら、薪さんに出会えてたのに。

まぁそんな冒頭のお話、今もちょっと苦手なので読み返す時にはしょりがちなんですが(ノリがアメリカンっぽくてどうも…)、いろいろ気になるケビンのモノローグがあるのも事実。

――「秘密」は必ず漏れる。口に出し紙にかいた時点で「秘密」は「秘密」でなくなる。もし本当に守り抜きたい「秘密」なら黙って死ぬしかないのだ。

とか。

――目で見る事と心で思う事は誰にも止められない。どんなに科学や文化が進歩しても誰にもとがめられない唯一残された自由な聖域。何を見ているのか何を考えているのか、その人だけの秘密の領域なのだ。

とか、そこからの、

――「見る」ことで聖域を荒らされるのなら一生見ない。それくらい愛している。あいしている。

なんかまさに。この先の第九の、薪さんの話を読み進めていて、ずっと頭によぎる言葉だったりします。特に最後のは前にも書いてるんですが『秘密』の隠れテーマなんじゃないのー?と疑ってる(笑)という…。薪さんが守りたいものって結局そうなんじゃないの、そこなんじゃないの、って思ってしまうフレーズです。



そして、いよいよ薪さん登場。何となく1巻2巻あたりは薪さん、美形というより子供っぽい、童顔の上司、って感じが拭いきれない私なのですが(失礼は承知してるんです…)、でも青木と薪さんの記念すべき出会いのシーン。。。

もう、本編読み切った今では、ここにさえ泣ける私です 本抱いて眠ってる薪さんに泣ける 寝息が可愛い

…すみません、どうでもいいですね。でも「もう離さない」って薪さん、青木にもう一回言ってやって下さい寝言でもいいから(笑)。

寝起きに自己紹介する青木をぼーっと見て無言の薪さん、過去(ジェネシス)で一目見た鈴木さんからたっくさんの情報をゲットした人ですから、きっといろいろ観察、分析したんだろうけど一体何が見えたんだろう。

そして初めてMRIを見て捜査に参加した初々しい青木に、「ヘンだと思わなかった?」という薪さん。訊き方が可愛い(←いちいちもういい…)。青木を「キミ」って言ってたんですね、この頃は(←そこ重要かな?

最初は薪さんが自分を見る目がどうして引っかかるのかわからなかった青木、薪さんが過去に射殺した親友であり部下でもあった鈴木さんの存在をはじめて知ることになります…そして、薪さんが第九でどういう存在なのかも、だんだんわかってくる。ただ容姿端麗で頭が切れて、警視正で、っていうだけじゃない、薪さんが「特別」な理由。そうして、何度も異動願いを催促するねちっこい薪さんにも、MRIのおぞましい幻覚の画に卒倒してもめげず、この仕事にも薪警視正にも憧れてましたから、とまっすぐに薪さんに伝えちゃう青木。そんな青木を笑うんじゃなく、青木に鈴木さんを重ねる自分を笑い、今度殺す時はたとえ死んでも誰にも脳を見られないように胸じゃなく頭を撃ってくれという薪さん。この2人のやり取りは1巻から衝撃的です



後半は本格的に貝沼が出てくるMRIを見ての捜査…。青木の前で初めて薪さんが卒倒(青木とおソロですね)。薪さんが運ばれた病院へいろいろ持ってくのは岡部さんのイメージですがここでは青木が例の分厚い本と一緒に持参してます。ベッドで膝立てて座ってる薪さん…ここは小児病棟でしたっけ?ってくらいのかわゆさです…薪さん、やっぱこの辺からもう青木は特別なんかな。口きかなくなってたのに青木には貝沼に会ったことがあったこと、告白します(心安らぐお気に入りの本を持参した効果でしょうか←違うよ…)。貝沼を凶行に走らせたきっかけを作ったのは自分で、少年たちが犠牲になったのも発端は自分かもしれない、と取り乱す薪さんのナイーブな一面を見て、以前ずっと傍にいた自分と似ていたという鈴木さんへの関心が強くなった青木はこの後、後にハイレベルな機密扱いになる鈴木さんのMRIを見ます…。ようやく出会いのシーンで寝ぼけた薪さんが自分に言った意味不明だった言葉の意味がわかり、いかに薪さんがずっと貝沼のことを引きずって自分を責め続けていたか、痛感したんでしょうね。青木、人の痛みには敏感ですからね。多分それで、この辺から暴走スイッチひそかにオンになってるんだろうな(笑)。

それから最後は12巻でも2人が懐かしく(?)思い出したりするヘリの心中未遂シーンですが…。薪さんこの辺からはもう青木のことおまえって呼んでますね(笑)。第九に置いとく決心がついたってことかな。しかしこの頃の青木のヘタレっぷりはまだ可愛げがあります…温かい目で見られるというか

ヘリの中で幻覚を見て操縦桿握れなくなった青木に、薪さんが言うセリフですが…、何のために鈴木のMRIを見たんだ、鈴木の分も生きるためじゃないのか、って。薪さん、それは青木買いかぶりすぎ、私情入りすぎですよ 青木のことだからそこまでは思ってないだろう、と思うのですが。多少鈴木さんの薪さんへの思いに感化されたりはしたかもしれないけど、自分が鈴木さんの代わりに生きようとまでは思わないんじゃないかな。。。まぁ薪さんもパニクってますからね、思わずそうだといいな、が出たのかな。。。

事件自体は怖いんですが、この巻はどうしても全体的に微笑ましい印象があります、青木と薪さんが…初々しくて。まだお互い微妙な遠慮があったり、青木が薪さんをつかみかねてる感じが好きです。そして岡部さんがシブいです。薪さんと並んでるとこれ以降の巻にも増して保護者のようだ← 多分薪さんのオーラがまだそれほどでもないんですよね。貫録というか。



1巻、あっさり短めに書いてみました(本格的にはまったの2巻からなんで、すみません…やる気がどうもこの先を向いてます(笑))。1巻割と薄いし(本の分厚さが)。2巻はまた思い出したころに書こうかと思います。。。
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