GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

『秘密』本編の青木について思うことなど(続き) 

青木の続きです。



5巻は苛々お怒りモード全開で雪子さん前に素で戦闘モードの薪さんがひたすら美しく青木、かすみました(えぇーっ!)。でもそんなかすみ目の私でもスルーできなかったのがあれです、「鈍い俺でもようやく気づいた」…雪子さんがずっと見ていたのが薪さんだって😃…ってとこ。おお!鈍いって認めた!?自覚があるのか。それで例の雪子さんへのプロポーズですよ。。。この人、一体どうしたんだ。「何故…?そんなに深く雪子さんを愛してるとも思えないおまえが何故プロポーズを?まだ出会って日も浅いのに何故?彼女が好きなのが僕だからか?」by薪さん。

この辺から、青木がどうも身勝手にしか見えなくて。保身し過ぎ。今なら雪子さんもこっちみてくれるかもっていう、手負い状態の雪子さんにプロポーズとかずるいでしょ。で、それにのっちゃう雪子さんも一体…そんなんでいいのか。薪さんも開いた口が塞がらんかったのでは?もう、勝手にして、お手上げ、みたいな…いやでもそうもできないくらい二人は薪さんの中でウエイト高いもんね。




6巻は岡部さん篇なんで飛ばしまして圧巻の7巻。何か、自分のしてることの矛盾に薄々気づいてるのか?青木、ちょっと薪さん前にして表情が固くなった気がする。憧れだった薪室長、じゃなく、人間としての薪さんとか、男としての薪さん(これは雪子さん挟んでるからね)を見るようになった気がするというか。でも相変わらず自分の都合のいいようにしか見てないようで、明らかにいつも薪さんを冷静、客観的に俯瞰できてる岡部さんとは違う。まあ、そこが青木の青木たる所以で、こういうふうになったからこそのあのラストにつながるんだと思うんですが。

この巻の一番の青木絡みのシーンは、例の任務完了後の医務室(?)での、薪さんが青木にぴとっとして、青木が控えめ~に薪さんの背中に手を回すあのシーンなんじゃないでしょうか。

ちょっと脱線を承知で書いちゃうと、あのたなびくカーテンの感じとか薪さんのちょっと横座りな感じとかすごく好きです。すごく静かで、時間が長いんだけど止まってるような感じが。清水先生、やっぱり天才的にコマ割りがうまい。アングルも絶妙(それはプロですから。私が言うと失礼過ぎるぞ(^_^;))。

で、「大丈夫ですか」とか「どうしたんですか」とかいつもみたいに、4巻特別篇のように余計なことは何も言わない、一瞬笑っちゃったりしない青木もちょっと好き。きっと何もできなくて、そうするのが自然で、薪さんの背中に手を回したんだろうけど…でも雪子さんが現れると余韻も何もなく普通にもどるスイッチの切り替わりが早い青木(そして多分いつまでもこのことについて深く考えたりはしてないんだろう…普通もっと動揺とかドキドキして目合わせられないとか気まずくなりそうだけど青木は青木だから)。…無意識下では、薪さんが自分をどんな風に見てるのか、わかってんじゃないだろうか。自分がどんどん意識していってるのが、雪子さんじゃなくて薪さんだってことも。そしてあえてそれは直視しないようにしてるというか、意識させないようにしてるみたい。そのための雪子さんみたいだ。なんか、自分を誤魔化してる人が多くなってきてややこしいな…薪さんも雪子さんも青木も。




お次は8巻ですが。ここではあの、青木の婚約を祝う飲み会で、もう薪さんとは一緒に仕事ができなくなるかもしれないと知った青木の、溢れ出す思いがちょっと泣けました。こういうの、誰しも経験してる感情なんじゃないでしょうか。私も、恋愛ではなかったけど、あるなあ。

ただ青木、この人がどこに住んでてもとか、出身がどこでとかいうのと、誰を好きでもとか結婚してて子供がいてもっていうのは、明らかに違うぞ。後半、そういう感情上司に抱くのは、「例え不倫でもいいや、好きなんだから」って覚悟を決めたOLとかじゃないの!?普通…

号泣青木。そしてその後の地震後の小学校での事件では、またいつもの青木が見られます…。青木…もう私はあなたがわからなくなりました。もっと正直になればいいのに必ずブレーキをかけて凄い威力の正常性バイアスでもって青木ワールドを平穏に保とうとする青木に、もう私、この辺からずっと、どうしても薪さんに対する気持ちが恋愛じゃないって言い張る(別に言い張ってはない)なら、そういうことでいいよ、「殿のお命はそれがしが命をかけてでもお守り申し上げまする(by家老とか)」とか「おまえのこと、なんか危なっかしくて放っておけないんだよな…でも別におまえが好きってことじゃねーぞ?(王道の少女漫画でヒロインに幼馴染みとかが言いそうな台詞)」ってことにしとくよ、となっております。だからラスト数巻は、でも青木だしな…って感じで読んでしまった。確かに色々感じたことはあるけど、それは薪さん篇で追記しようと思います。




読んでいただいてありがとうございました。




あ、私別に青木が薪さんとラブラブになってほしいとかそういうわけではないです…じゃあなんだというと、よくわからん…ただ、青木にも薪さんが青木を大切に思うように、自分のためじゃなく薪さんのために薪さんの幸せを考えられるようになって欲しい。 お互いに対等に、相手の救いになるような関係かな。そして、薪さんが秘密を閉じ込めて、涙する日が1日でも早く終わればいいのに、と願うばかりです。
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