GARDEN CITY LIFE~annex~

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メロディ4月号『秘密 ORIGINAL SIN-原罪-ACT5』を読んで~その1 

結構フライングだったらすみません、今日はメロディ読後の方限定でお付き合いください。まだの方は楽しみが激減しますので回れ右お願いします…(^^;;

そんなわけで今回もものすごーく盛大にネタバレです。




まずはいつものごとく表紙ですが…上半分は薪さんらしい頬杖で物思いに耽るカット…その視線の先にあるのは何なんでしょう…というか、何見ててもきっと頭の中に描いている願いはこの、下のカットの青木と舞ちゃんの幸せな笑顔、なんやろうな、というなんとも切ないイラストでした。下半分は青木の愛情を一身に受けて育った幸せそうな舞ちゃんの笑顔と、舞ちゃんを愛し、愛される幸せを噛みしめているような、舞ちゃんを優しく抱きとめる青木…この二人の、親子ではないけれどもうそれ以上なんじゃないかっていう絆を感じさせるあたたかい雰囲気に対し…いつも一人で、大切なものに想いを馳せるしかない薪さんの孤独。その対比が痛く刺さる、ある種青木と薪さんがそれぞれ身を置いている世界の隔たりや温度差を象徴するような絵だなぁと思いました。二人の世界が溶け合うことがあるのかどうか…。

青木と舞ちゃんの間に流れるこのあたたかく優しい雰囲気って、もう薪さんが幼いころに失ってしまったもので、だからこそ絶対に大切な青木からは奪えない神聖なものなんでしょうね。いくら自分の気持ちを押し殺してでも。




それで。内容に触れる前に。

今回もキャスト発表はなかったわけですが…良かったというか、まだわからんのか、というか。どうしたい…知りたい?いや、むしろ…(ちょっと違うかもだけどby.滝沢)な感じ(笑)。

そしてそして。え~!!!!?次回で連載終わりですかっ!?

そんなそんな…いやそりゃいつかは終わるんだろうけどどうしよう5月以降私どうすれば…映画化まで…フェードアウト?(笑)そろそろ身の振り方考えとかなきゃ、と思いました。それより辛くても待ってれば生薪さんにお目にかかれるこの幸せがもうあと1回で終わってしまうのか…‼っくぅ…・°・(ノД`)・°・連載のたびに浮かれたり突き落とされたりしたこの半年ほどを思い出してなんて幸せだったんだ、と改めて思いました。もうないのかな~映画化まで…何も?タジクシリーズは終わってももっとプレミアムにつっこんだ新連載とかお願いしたいです是非!




ハイ、連載の方に参ります。。。



まず最初に思ったのは。

最近の清水先生は割とあっさり塩対応ですね(笑)

いや連載始まったばかりの頃の12巻の手紙の結末の片づけ方(これは今回ほら、また嬉しいことして下さいましたが…連載初回とか2回目は、ねぇ)とか、あの前回の終わり方を受けての今回の出だしとか、そこモノローグで終わらせちゃいますか!慌てふためく、どよめくファンをクールにあしらうようなこのあっさり感クセになってきました(^^;)だんだんわかってきました…フフフ…まぁ何されても大好きなんですけど。




冒頭は岡部さんが青木母に電話をしているシーンでございました。岡部さんも大変だな。青木は今回鎮静剤で熟睡したまま終わってしまいましたが(医務室シーン再現はなかったですね…でもそれ以上の衝撃あったし…)、一週間ほどで退院できてしまうそうで、良かったです(←心こめてますよ!)

寝こけている(←ごめんなさい休んでいる、でいいです間違えました)青木のベッドサイドに佇み、ぎゅっと青木の手…ではなくシーツか上掛けを握りしめる薪さん。手くらい握っちゃえ!誰も見てないです確認しました薪さん!岡部さん見てるかもですが彼は空気だと思って気にしないで!(心の声)

…すみません取り乱しました。そこからの。

薪さん怒涛のモノローグ!! 以下、薪さんの解説をわかりやすくまとめました(いやまとめなくてもものっすごく簡潔でしたが)。

①ワゴンの下に爆弾は仕掛けられてはいなかった
②青木の機転により沙羅のポトノフ外相暗殺計画は未遂のまま、ただのソムリエの失態として招待客に気取られることなく食事会は無事終了した
③大統領は日本で予定されていた日程を終えカザフスタンに帰国した
④その陰で青木は腹部に刺し傷負って病院搬送されたけどな!…タジク!許すまじ!

※④は定かではありません。おっしゃってません断じて。妄想混ぜてごめんなさい。

大統領…帰ったんかもう。じゃあその後の九州の第九の支所視察とか薪さん…同行したんですかね。その他もろもろも?

青木の容体を電話で青木母に話し終えて戻ってきた岡部さんに腹部の傷は青木の「自らの過失による傷」と聞いたが、と問う薪さん。察しはついてますよね。なわけないだろ、って。


こっから回想ですが。
倒れこんだ青木の前で、血を吐いた沙羅。ほんとに末期なんやな。こんなんで秘書の仕事できてたんでしょうか。
「あの土地に生まれた私たちは長く生きられない」
と沙羅。もうすぐ死んでしまうから、自身とリリヤちゃんの仇を打つとしたらこれが最後のチャンスだった、なのにあなたが邪魔したせいで…!と倒れこんだ青木に詰め寄ります。彼女の文字通り必死の気迫が、覚悟が伝わってくるシーンでした。人生最後の機会を逸してしまった。彼女の復讐はただ、外相を殺す、ということだけじゃなかった筈…。旧セミパラチンスク地区に残る半世紀以上前の核実験の影響を世界に知ってもらうことだったり、その影響を受けて苦しんでいる同郷の人たちの現状を知ってもらうことだったり、故郷に放射性廃棄物の最終処分場を造るというロシアとカザフスタン政府の取り決めを覆すことだったりしたのだと思います。それをもう余命いくばくもない身を挺して、命を削って計画して実行しようとしていた…。タジクの力を借り、自分のスキルや立場を最大限に活かし、あと少し、あと少し、と祈るような気持ちでこの日を待っていたんでしょう…(その割にあのナイフだけで外相を、というのはいかがなものかな、という感はぬぐえませんが)。

その切実さはきっと、第九で薪さんと共にたくさんの復讐心から起こされた犯罪の真相を、被害者から加害者にならざるを得なかった人たちを目の当たりにしてきた青木には痛いほどわかったんだと思います。沙羅は知る由もないだろうけど、あの会場であの瞬間一番の理解者だったのは彼女が刺した青木だったんじゃないかな…。

沙羅の気迫に圧されながらも、「すみません」「済みません」とただ繰り返す青木…。もうとりかえしがつかない、わかっています、でもそうするしかなかった、どうかわかって下さい、という思いが詰まったひとことだと思いました。いくら彼女の気持ちを理解できたとしても日本の警察官で当日の警備に携わっていた青木に沙羅がしようとしていたことを看過できるはずもなく…泣き崩れた沙羅の背中に空いた方の手をそっと回す青木の優しさにああこういうヤツだよな…けどひとまわり大きくなったね、と感じました(相変わらず青木には上から目線ごめんなさい)。いつぞやボッとしてたことはもう水に流しました。いいですよね薪さん?

沙羅は青木と同じ病院の集中治療室で治療を受けているけど、もう長くない。仮に傷害罪で起訴できても裁判までもたない、と薪さんに報告する岡部さん。つまりだから、そんな沙羅を庇って青木は刺し傷が自分の過失だと言ったのだ、とする岡部さん。

一方病室の沙羅を見舞ったタジク。え?…ICU…ですよね?ええのかな?感染防止徹底してるんじゃないですかね。手とか消毒してマスクして白衣着て頭もキャップしなきゃお医者様も看護師もクラークだって入れないと思うんですが…家族も。あ、もう出たのかな?手の施しようがなくて…。

タジクの回想によると、旧セミパラチンスク地区のがん発生率が高いのは「働きたくないカザフスタンの怠け者の集団詐欺」だと言ったポトノフ外相の発言、そしてロシアの放射性廃棄物の最終処分場がその故郷に決定したこと…そんな積もり積もった恨みや怒りから外相をその手で殺したい、と決意した沙羅に力を貸してくれ、と縋られたタジクが当日の段取りを決めていたようです。

シャシリクのワゴンを何台もテーブルの間に出し、沙羅が動きやすくする。ひな壇の大統領の近くにいるSPはタジクが行動を起こして引きつける、その間に沙羅は外相を狙う。…そんな感じ。

まぁ引きつけておくだけだから、本物の爆弾いらなかった…というかそもそも搬入無理だったんだろうし。このハッタリで、タジクとしてはたとえ「あの一番厄介な」薪さんが来ても動かないよう「縛りつけておく」自信があったと(;'∀')…タジク…薪さんといい勝負だなホント色々。その自信。

「君はもう充分に苦しんだ。あとはもう何をしてもいい。何も気にせずしたいことをしていい」
あとの事は全部自分が引き受けるから、というタジクですが…苦しんだから何をしてもいい、か。これ、タジクが自分に言い聞かせているようなセリフでしたよね。違うかな。というか、この優しく沙羅を思いやっているかのようなセリフの裏に何か計算とかあったらイヤだな…。

病室を訪れたタジクに気付いた沙羅は、計画を失敗に終わらせてしまったことを詫びます。これで計画だけではなくタジクの一流のシェフとしてのキャリアまで台無しにしてしまった、とごめんなさいを繰り返す沙羅。沙羅が捕まることはない、その時は自分がかわりに捕まる、ってそう言えばタジク前に言ってましたもんね。きっと自分に逮捕状が出て、タジクも捕まると思ったんでしょう。けどタジクは手話で、大丈夫、と伝えます。「君に対する逮捕状は出ていない」だから自分も沙羅も逮捕されることはない、そもそも「事件」にすらなってないのだ、と青木の供述ですべてがなかったことになっているのだ、という説明を沙羅にして聞かせます。沙羅もちょっとは青木のことが心に引っかかっていたのだとしたら…これで胸をなでおろしたんじゃないかと思うのですが。。。




そして!!!そしてこっから今回一番の見どころです!!!…多分。

点滴受けて眠っている青木を見下ろす薪さん。…おお。いつもと逆じゃないですか(笑)。いやシリアスシリアス!

岡部さんによると青木が採取した食事会の食事からは怪しいものは何も出なかった模様です。で、いくら余命が限られてるからって沙羅を庇うなんて青木のお人好しも大概ですけどね、という岡部さんのコメントに心中でちがう、と薪さん。

うん。岡部さんもさすがにあれが青木のいつものお人好しだとは思ってないですよ本気では。けど本当のところを言っちゃうと薪さん傷付くし苦しむから。…言わなくてもわかってもう自分責めてますけどね薪さん(-_-;)

沙羅たちの計画が公になれば警備の不備が指摘されることになる、しかも負傷者まで出たとなれば「ポトノフ外相暗殺未遂事件」として国際問題になり警察の信用問題にもなってくる。当然警備の全責任をあの時点でおっていた薪さんの進退も問われてたでしょう。そうそう、爆弾はハッタリだとしても、これを心配してたんです…また薪さん第九から離れちゃうの?って…。

―――この男が、青木が身を挺して守ったのは、日本の警察の面子と間抜けな僕だ(薪さん心の呟き)

…ホラ。ホラホラ岡部さん!いくら誤魔化したってあなたの言葉真に受ける薪さんじゃないです!っていうか往々にしてその優しいフォロー、スルーしてますからねこの人!絶対責める!自分のこと徹底的に責めるんですから!

―――もし。もしあの時本当に爆弾が仕掛けられていたら。もし…もし青木のケガが――内臓まで達する致命的なものだったら(同上)

…と徹底的に自責の念に駆られる薪さん。握りしめた拳が震えております。そんなに…そんなに自分だけを責めないで薪さん!でも苦悩に眉を寄せて瞳を閉じた薪さん美しい‼‼‼‼(不謹慎不謹慎‼)

その頃薪さん丸め込んだつもり(?)の岡部さんは波多野と電話。舞ちゃんが青木母と夜には来れるようです。薪さん、舞ちゃんと初対面?…気まずいな。青木母もいるのか。そのことを薪さんに報告しようと青木の病室に差し掛かったいつも間の悪い(いや岡部さんに罪はないです)岡部さん…佇む薪さんの唇が紡ぐ言葉を拾ってしまいます…きっと仕事柄そうなっちゃった…悲しい性で。電話の向こうの波多野に聞こえるはずもないですが、とっさに電話をブツッと切っちゃう岡部さんのこの機転。心遣い。優しさ。…いやただの動揺の結果か?ああもう、靖文ー!(←?💧)

「あおき」
「なぜ気づかない」
「おまえが」

…そこまではちゃんと岡部さんが読んだとおり書かれてるのですが。書かれてるのですが!!

この後はなんと薪さん口パク3コマ。サイレント。

しまったー‼‼‼読唇術習っとけばよかった‼‼‼‼「アホでもわかる読唇術」とかいうDVDないかな。

いや、でもわかりましたけどね!!大体!…だいたい…だいたい(←わかってないー!)

3文字です。つまりもうこれはあれでしょ、「す・き・だ」…ですよね?ね?

唇の動きもそんなじゃなかったですか?だから岡部さんのあの呆けたような表情なのでは…もうあの人とっくに薪さんの心の内は見透かしてそうだけど。けど改めて薪さんの口から語られると驚きますよね。っていうシーンじゃないんですかね。

そんな衝撃のひと言を眠ってる青木に告げて病室を出ていく薪さんに替って病室に入った岡部さん。その目には、青木の布団の上に置かれた封筒が飛び込んできます。開封されたエアメール…。

ちゃんと…読んでんじゃないすか、という岡部さん。しっかりあの土手での青木と薪さんのやり取り見てて、多分気にかけて記憶してた岡部さん。何にも気づいてないふりして、とぼけてたけどだいたいはわかってらしたんですね。さすがです。

にしても薪さん…薪さーん。゚(T^T)゚。

読んでたんだ。良かった…そしてこれが返事なの?そうなんですか?これだけ?青木…実はしっかり目が覚めて聞いてたり…しないよな青木だもん。聞いてたとしても、「…(薪さんが好きだ、って言ってくれる)っていう夢を見た」、とかそういうオチで終わりそうでまた気のせいになってしまうよな…薪さんの告白(いやまだ決まったわけでは)。


ちなみにこの口パク問題について夕べカワコに興奮冷めやらぬラインをしましたら「ウ・ザ・イ、とかオ・モ・イの可能性は?」という意地悪な返事が来て震えました(笑)口違う!絶対違う!


すみません途中ですが文字数の都合とかでこの辺で切ります。長いのに読んで下さった方、ありがとうございました。どうか怒らないでください…色々…お腹立ちな箇所は侮辱ではなく愛情の裏返し表現というやつですので…

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Comment

Name - eriemama  

Title - Re: No title

>鍵コメKさま

> このミスリード、すばらしかったですね。

フフ。実はミスリードだとは未だに認めきれてません(笑)
でも清水先生は確かにしてやったり、なんだろうな(^^;;こういうミスリードは
先生からのプレゼントだと思って喜んでます(笑)

> ライブでのみなさんの狂喜乱舞なようすが思い起こされます。

狂喜乱舞(笑)まさにその通りでしたね(^_^;)お恥ずかしい(笑)
2015.09.23 Wed 23:06
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2015.09.23 Wed 16:25
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