GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

冷めない気持ち 

せっかく夕べは普通に日記したのにまた戻ってきちゃいました…『秘密』。

もうセリフそこそこ覚えちゃうくらい繰り返し読んだのでざっと読み返すのにそんな時間はかからんだろうと思ってもう一度この間の連載の展開を読んでからコミックスを読み返してたんです。

考えてみれば薪さんのその気配は最初から感じつつ、そこそこ決定的じゃないの?っていう場面も幾度か目にしつつ、いや、でも本人がはっきり白状してないしまだそうだとは言えないんじゃ、じゃあなんなのさ、みたいな目線で薪さんという人をひたすら見つめてきました…誤解しながら(笑)。

青木が本当の薪さんを見てないと責めつつ、私もそんなにまっすぐ素直には見てなかったな、と思います。理想の薪さん(青木へのグレーな想いは秘めつつ、ストイックに仕事にすべてを捧げる、的な少女漫画っていう狭いジャンルではなく万人が楽しめる、あくまでも本格ミステリー作品の主人公)を追ってたのかなぁ、と思う。だからそこそこ決定的なのに(笑)、わからん、って思ってたわけです。

別に同性を想う気持ちにはなんの抵抗もないんですが、薪さんがはっきり「男色家」になっちゃうとこの話はそういう話になっちゃうよ?純度の高いミステリーにそんなでかいサブテーマを合わせちゃうとミステリーとしての作品を楽しむ気持ちが削がれちゃうんじゃないか…、それこそそういう要素を求めていないファンなんかはひいちゃうだろうし(余計なお世話)、っていうひっかかりがちょっとあったりもしました(その割にサブテーマものすごく気にしてたけど(笑))。

原作での薪さんが青木とくっついてラブラブ(死語)になって欲しいわけじゃない、とか言ってたのもそういうところから、なんですが。

だんだん薪さんの気持ちが露わになってくると、そんな気は薄れてきて、むしろ認めざるを得なくなってきたあたりからは本気で応援してる自分がおりました。実は去年の秋くらいには薪さんが告白とかした日には気持ち冷めちゃうかもな、って思ってたのだけど、それどころか気持ちが高まってて感動してる私(^^;)

やっと薪さん目線で『秘密』を読めた、そんな気が年明けからこっち、してます。

これまでなかなか他の『秘密』ファンの方のブログを読んでなかったのが読むようになったり、交流できる人も増えて、たくさんの人の意見を聞けた、というのも大きいと思います。皆さんの薪さんや青木や、『秘密』という作品を想う気持ちに触れたおかげです、これは。一人で読んでたら今頃、そういう話やったんか!って冷めてたと思う(;・∀・)いや、そういう作品て、それだけじゃないんですけどね、勝手にこういう話に違いない、って思いこんでたの私の方なんですけどね(笑)。




改めて振り出しに戻りますが。
このブログを始めた頃から、そんな読み方をしていたせいもあり、薪さんが青木に惹かれた理由もタイミングも謎です、どこがいいの?ってうるさく言ってましたが、薪さんの告白を受けて薪さん目線で読んでみるとわかった気がします。


一目惚れじゃないけど、最初から、なのかなー、って(なんだろこのいまさら感(;'∀'))。
本当によく似ている、って青木に自嘲気味に言ってた、あの頃からもう好きなのかな、と思うとまたまた切ないのですが、そうなんだろうなぁ。で、似てるっていうのはもちろん鈴木さんに、で。つまり、薪さんそういう意味で鈴木さんが好きだった?……この前、連載読む直前に鈴木さんの方が薪さん好きだったのかも、って言ってたばかりですが(笑)、そんな気がしてきた。男にも女にも、とかく他人に興味がなく、面倒な人間関係より自分にとって価値あること(両親の死の真相や、自分の出生やMRIや)の追究がすべて、って人生だった薪さんが初めて心惹かれた「他人」だった鈴木さん。友情とか信頼とかもあっただろうけど、気持ちの核に恋、もあったんじゃないかな、と思いました。

鈴木さんがどうだったかはわからないけど、少なくとも雪子さんと婚約してたんですよね。でも、結婚は悩んでた。勘のいい鈴木さんだから、雪子さんが薪さんに向けてた視線の意味、というより(これも考えただろうけど)もっと付き合いが長くて傍にいただろう薪さんの気持ちに気付いてた可能性が高いんじゃないかな…。貝沼の脳に感化されて精神病む以前にこれ、苦しい。もうこの状況だけで精神にきそう…。でもそれ知ってて薪さんに自分を撃てって…あの射撃の名手にですよ?これって結構ひどい、薪さんサイドからすれば酷過ぎる要求だと思うのですけど。でもそうまでして薪さんを守りたい、生かしてやりたいっていうのが鈴木さんの答えだったのか…薪さんならそれでも強く生きていずれはそれも乗り越えられる、そして生きていればいずれ誰かに愛され、笑顔になれる未来があるって信じたんでしょうか。それを願ったんでしょうか。

そうして鈴木さんを失くした未来に現れた青木。岡部さんや再生した第九のメンバーに少しずつ喪失感や罪悪感を癒してもらい立ち直りつつあったタイミングで現れたこの年下の部下に惹かれて、どんどんその気持ちは強くなっていった、その結果の今回の告白、なのか。

青木と鈴木さんって、見てくれはともかくざっくりとみるならタイプは別だと思うのですが、細かい部分では似てるところもあるなぁ、と思います。だから薪さんも、そんな生き方じゃダメだ、いずれおまえも鈴木のように…、って危惧したんだろうと思う。性格やら細かい考え方じゃなくて、似てるのは生き方なのかな。ジェネシスでは、自分の身を顧みず薪さんを思って澤村さんに挑んだ鈴木さんでしたが、そういうとこ、薪さんに銃向けられても、舞ちゃんが一瞬よぎっても薪さんを止めに駆け寄った青木とちょっと似てる。薪さんにもう貝沼のMRIを見せまいと脳を撃て、って言った鈴木さんの薪さんをとにかく守りたいっていう姿勢と、必ず俺が後ろについて支えますから、俺が何とかしますから、って言う青木の気持ち。青木といると、その気持ちに触れていると、きっと薪さん鈴木さんと過ごしていた頃のデジャヴの連続というか、想いがどんどん込み上げて、苦しかっただろうな。鈴木さんを殺したのに、鈴木さんに似た青木に惹かれていくなんて、背徳的。気持ちが強くなるごとに、辛いに違いない。青木に鈴木さんの影を見るたびに辛そうに表情を歪ませてきた薪さんが思い出されます。

でも青木と鈴木さんが決定的に違うのは。鈴木さんは一人で薪さんを命がけで守ろうとしていたようですが、青木の場合は、というより、今は薪さん(と青木)を取り巻く状況が違うっていうところでしょうか。惜しいですよ、自分の命も青木の命も薪さんの命も、って言ってくれる岡部さんがいるし、解体された第九のメンバーみんなが、そんな風に一体感を持って薪さんを守ろうとしていた。ある意味鈴木さんが願ったとおりに、薪さんを囲みその理解者になり、大切に思う人が、薪さんを笑顔にさせられる人が青木の他にも現れたことだと思う。

薪さんが青木に自分の想いを知ってもらいたい、って思えるようになったのは、そんな環境の変化もあったのかもしれないな、と思います。青木は自分でも自分は鈴木さんのように死んだりしないって言ってたけど(いや、言ってたかな?思ってただけだっけ)、薪さんはもう鈴木さんと青木は違うって、ちょっとずつ同一視せずに見られるようになっていたのかもしれません。青木を青木として。鈴木さんに似てるからじゃなく、青木だから。鈴木さんに似ているから惹かれて青木を選ぶのは言い換えれば鈴木さんを選ぶのと同じだけど、そうじゃなくて青木の方を選んだ、すまない鈴木、まだそちらへはいけない、はそんな、青木を想いながら鈴木さんを想い続けている自分への決別だったのかもしれないなぁと再読していて思えました。…また間違ってるかもしれませんがいろいろ泣けました(笑)。




それとおまけで言うと。滝沢さん(←急にどうしたさん付け汗)凄いな、と思って(笑)。鈴木を殺したおまえが笑っていた、って薪さんの抱える葛藤を見透かしてそこつつくようなセリフ!(笑)それに、そうしてじっくり観察した。いまのおまえから何を奪ったら何を取り上げたら一番傷付くのか。「もう生きていたくない」と思うほどに、って全部お見通しか!鈴木さんとこから全部!?よそ者なのに薪さんに毛嫌いされて近寄らせてもらえないのにどんだけ観察してたんだろすごいです(笑)。第九の室長としての薪さんをつくんじゃなく(多分仕事がらみで弱みになりそうなとこなかったんだろうな)、攻撃するなら、効果的にダメージ与えるなら超私的なここ、って狙ってくるところすごいなー。…いや、でも薪さんの天敵は皆そうかも。雪子さんだってあのリモコンシーンではそうだったし。つまり、じっと見てれば遅かれ早かれお見通しなわけか。なのに私ってば…気付かんと誤解しまくってた…?////

で、今目の前にいる天敵タジク…あのワゴンの一件で、気付いたよね?薪さんの弱点。正直私はあの驚愕のタジクの表情としまった!!って感じの薪さんの表情の続きが、その直後のやりとりが端折られてしまったことが残念でなりません(ーー;)。ここ、もしかして事件の収拾に関わってくるからわざと端折られたんでしょうか?一気にモノローグで片づけたんでしょうか。その辺が気になる。

だって薪さんもあの顔からいきなり何事もなかったようにスタスタ大統領の傍に戻ってハイほら爆弾とか悪趣味な冗談だって言っただろもういいから片づけてホラホラぼけっとすんなタジク!って退場させたわけないだろうし。。。タジクも口あんぐり開けてたけどいや、すんません嘘でしたハイ片づけますごめんなさい、ってすごすご引っ込んで終わり、なわけなかろうし。そうなの?あなたそういう人なの?そうですか、って気付いただろうけど黙ってハハハ、ですむのだろうか、って(;'∀')

薪さんに怒られて泣いて落ち込んでた青木見て、それ告げ口したら赤面してワナワナしてた薪さん見て、そっからのあの展開。もし爆弾が本物だったらドッカ―ン、でしからね、あれ…。それらが意味するとこ、わからないほど察し良くないわけないだろうしタジク。このまま何もそこに触れないで終わるんでしょうか。天敵なのに(←しつこい)。




とりあえず。また鈴木さんネタ(そうなの?)で盛り上がれて喜んでます。いや関係ないから、とか言わないで( ;∀;)青木と薪さんなのはわかってるんですが、ジェネシスとオリジナル・シンはつながってる、とすればこの辺つなぐのは鈴木さんかなー、なんて。原罪、っていうのもそういう(どういう…)意味なのかしら~?ということをちらりと思いつつ書いてしまいました。

いまさら何言うてんねん、という方々が多いのはわかっておりますので失礼いたしました。鈍さでは青木の上行ってます。ちょっとスゴイ(;´∀`)???




そろそろ次女起こしてお昼食べて出かけてきます。今日もいい天気だ。…花粉さえ飛んでなければ(T_T)


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