GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ6月号『秘密 ORIGINAL SIN-原罪-ACT.6』を読んで〜その2 

続きです。

引き続き盛大ににネタバレなってます。まずい!と思ったら引き返して下さいね。





タジクの起訴が決定し、やっと落ち着いた(と思われる)岡部さん登場!(待ってました!)

眠り姫青木の退院が決まり、ちょっとだけ顔を出しに行くことにした気遣いのできる男岡部さん、所長室らしき部屋を訪ねます。勿論薪さんを誘いに≧(´▽`)≦

薪さん、いつもみたいにソファで仮眠中なのか、そこにはブランケットか何か知りませんが布にくるまって横たわるふくらみを持った物体が…。そしてそこに近づく後ろ手に何か隠して気まずそうな冷や汗ダラダラな岡部さん…そこまでビビらなくても(笑)。

(ヤバい)
(ああ〰〰、何でオレあの時この手紙持って帰っちゃったんだろ)
――って岡部さん!あなた何を!かっぱらったんですか!?それ窃盗なのでは!?←言い過ぎ
(たとえ中を見てないとはいえ人の手紙勝手に持って帰っちゃいかんだろ)
――そうそう、ダメですよ読む読まないは問題じゃないです!今すぐ返却!…てどっちに返す!?
(いやでも…)
ここでかつての捜一の猛者、がばっと上掛けを引っ剥がして言いにくいことは一息にまくしたてちゃいます(笑)
「でもっ、でもっ、いくら薪さんでももらった手紙を差出人に返すなんてひどいと思ったんすよ!!どんな内容か知りませんけどねっ、あんた読んだんならちゃんと返事を青木にむかっ
「岡部さん、所長なら出かけましたよ」
いないし!!」

…超冷静な波多野のツッコミがナイス!キラキラあの膨らみは抜け殻だったのか(笑)。見事なカモフラージュです。岡部さんも薪さんと付き合い長いんだし、悠長に誘いに行っているようじゃダメです!もっと先回りして拉致らないとここは!薪さん勘いいんだからあなたが来ること察知してますってセンサーで!



一方こちらは東京拘置所です。

独房の奥を向いて正座し、閉じていた眼をゆっくりと開いたタジクには、人の身体をぶつ切りにしたり釜茹でにしたりする首のない魍魎のような幻覚が見えています…地獄絵図のようだ(・・;)。目の前には夥しい数の人の脚や顔が。昏い瞳はただじっとそれらを見つめるばかり…。

うーん…前にアルマの幻覚を見ていましたが、やっぱりあれはただの白昼夢じゃなく病気によるものだったのかな?でも何故?…寿明たちに出していた食事をコンスタントに味見してたとか?それとも別の場所で、別の時期に感染した、とか?そもそもその、最初の特定危険部位とやらはどこから何故持ち込まれたのか、ただタジクの思い付きなのか寿明が発端なのかとか、その辺が謎ではないですか…?変異型CJD、絡むからには何かしら意味があると思ったんですがタジクが人を捌くっていうことのためだけに出てきた設定なんですかね。どうも未消化なんですが…。

タジクに接見した弁護士は裁判を以下のような方向で進めるつもりのようです。

・タジクと沙羅はカザフスタンの同部族の出身で幼い頃から妹アルマも親しくしていた
・小さい頃、病弱だったアルマに食べさせようと働いていた缶詰工場の製品をタジクが盗んだことを知った沙羅はそれを庇って、以降従業員から殴る蹴るの暴行を受け鼓膜に傷を負った(あの補聴器はそのための聴覚障害を補うものだった)
・この時の沙羅への恩義は何ものにもかえがたく、妹の死後タジクは沙羅に尽しその恩義を返すことだけを使命としていた――
・なので、タジクは沙羅の「命令」には逆らえず、4人の女性の「死体遺棄」「死体損壊」は寿明と秘書の沙羅の指示で行ったものである、とする。

2人の使用人だったタジクの意志ではなく、立場上逆らえなかっただけなのだ、と主張すれば、裁判では無罪にはなれなくても刑が軽くなるかもしれませんもんね…けど、なんか死人(いや寿明は生きてるけど…病人だしな)に口なし、ですねー…。いいのかなー、タジク。あ、下手に話すと余計な詮索を生むのかな?

接見中のタジクの目はアルマの墓の前でカメラに撮られ、涙を流していた時のように感情を失い何も映していないかのようです…。そんなタジクが思い出すのは、寿明に暴行を受けても止めに入ろうとするタジクを制し「川谷の秘書を辞めるわけにはいかない」と言う沙羅の姿でした。続けてひどい暴行を受け亡くなった少女の死体をタジクの前に放り出し、平然と「悪いソレ始末しといて、あんた捌くの朝飯前なんだろ」と言い捨てて去っていく寿明の姿も。そんなことが繰り返され、次第に寿明への憎しみを募らせていったタジクは、その周りの女性たちも寿明もどうなっても構わない、死んでも構わない、と思うようになり、危険だと知りながら汚染部位を食事に混入し続けたのでしょうか?それは寿明の非道さに業を煮やしたからなのか、それともそんな最低な人間の下で抵抗することもできず言いなりになるしかない境遇への苛立ちがそうさせたのか。はたまた人を捌くという凶行が狂気へ誘ったのか…。タジクの沙羅への気持ちも本当に恩義だけだったのか、罪悪感からの忠誠だったのか、それとも他に何らかの感情があったのか、よくわかりません。沙羅には亡くしたけど子供もいて、2人、夫婦でもなかったですしね。幼馴染みというだけなのかな。

そして、タジクの前には再び薪さんの姿が…。青木が退院する日だってのは知ってるんだろうけど、あえてタジクのいる拘置所に向かっちゃうところが薪さんらしいですね…。

光を失ったようなタジクの目と、いつも光を失わない薪さんの目が対照的です。
「何故黙秘を続けている」
そう問いながら、薪さんがタジクの目の前に出して見せたのはアルマの墓があるカイナールの丘の写真でした。あの、放射性廃棄物の最終処分場に決定し高いフェンスで覆われ、立ち入ることもできなかった土地は、ロシア側が譲歩したことで墓地を処分場予定地から外す、という合意に達していたのでした。食事会の一件はポトノフ外相にも何か変化を与えたのかも、という薪さんですけど…ホンマかいな(・・;)あんな無神経発言を平然としてた人が、変わるかなぁ。表向きは何事もなかった、って処理されたんですよね?食事会…薪さん、まさかあなたまた大統領の時のようにロシアのあの外相に何か仕込んでーーいえ、まぁいいです(^_^;)

「だからこれは今のアルマの墓だ。カザフスタンの今の空だ」

花を供えられなかったアルマの墓。どこまでも青く続くカザフスタンの広い空、放牧される羊の群れ、そしてタジクを呼ぶ、懐かしいアルマの面影、その声ーー。脳裏を過ぎり、遠ざかるそれらの情景に一筋の涙を浮かべたタジクの目に、再び光が戻ってきます。それを見た薪さん、真顔のままではありますが、言葉を継ぎます…。
「僕はまだお前の料理を食べていないタジク。一度も」
薪さんは笑顔ではないけれど、その不器用な言葉に応えるように、タジクの表情が緩み、口許には笑みが…これまでのような何かを企んだり嘲笑っているのでも虚勢を張っているわけでもない、何も取り繕わない純粋な微笑みです。そして黙秘を続けて黙り込んでいた口を開いて薪さんに向けて発せられた言葉。それは…。
「ここから出たら、つくりましょうか?」

(;_;)

いい関係だな、なんか。容疑者と警察官で、好敵手のような関係でもあったけど、どっかで通じ合うものがあったんだろうと思います。そしてやっぱ、薪さんの慈悲深さといいますか優しさですよ~~。弱者に向けるあたたかい眼差しは健在でした。あと、一生懸命口元が緩まないように真顔作ってますよね薪さん(笑)。真顔なのに大根すぎて少しばかし不謹慎だけどおかしかったです…。あと、タジクが滝沢のように死ななくて、ひとまず良かったかな。ちょっと好きだったんです(^_^;)いや、タジクが、じゃなくて、このふたりの関係。
最後の方に挟まれたカットでタジクが薪さんに頭を下げてましたので、きっともう黙秘はやめて自供したんじゃないでしょうか、この後…。




さて。男同士の熱いやり取りに忘れかけていましたが青木の退院です。ウルトラプリティー舞ちゃん炸裂でございます!
「行ちゃーーんっ、おしたくできましたかーーっ」
イヤーンかわいいっ💗…舞ちゃん、ママによく似てきたネェ。大きくなったネェ。←親戚のおばちゃんのノリでごめんなさい…
むぎゅーっと抱きしめちゃう青木の気持ちわかるわぁ。子供体温!プニプニの感触!そりゃもうしょっちゅうハグしてるよね青木(笑)
それを微笑ましそうに見ている岡部さんもなんかいいです、うんうん。これ、この幸せな光景二次創作じゃないんやもんなぁ(笑)。あぁ、ここに薪さんさえいてくれれば…!

岡部さんによると薪さん必ず顔を見せるって言ってたみたいですが(電話でもしたのかな?)絶対嘘でしょ(笑)拘置所行ってる時点で逃げてますよ薪さん(笑)。いいですよ、薪さんがこーいうの苦手なのよく知ってます、ってもうわかっちゃってる感じの青木にもちょっとした成長を感じます(⌒-⌒; )

むしろ薪さんがわざわざ見送りに来た方が「え?オレのケガ実は深手で死ぬんじゃね?」って怖くなる、という青木w
おまけカットで入っているたっしゃでな!青木!って青木の手握ってるチビ薪さんがかわいい!
「いいんです」
手紙の返事も、と吹っ切れたような穏やかな青木の微笑…。←いいんかい(-。-;またそうやってすぐ考えるのやめちゃうんやからー。知らんやろうけど手紙、返されたんやでー。それと他にも薪さん…ごにょごにょ。



そうして岡部さんに見送られ、青木たちは九州への帰路につきました。

ラストは岡部さんの流れるような回想…(薪さんのサイレント告白のくだり!)

で、ですよ!?ここでここで、最後の最後にまさかの清水先生の塩対再び…!!

なんと。

あのサイレント部分(全てを読んだ後ではもう告白と呼ぶことさえできない私…)実は。

あおき
なぜ気づかない
おまえが

お前が一番手のかかる家族だ


だったそうですよ皆さん!!ちょっと奥さん聞きました!?ってなりましたが!!すみません!!←なぜか謝ってしまうわもう…(;_;)

つつがなく映画化に繋がってくれますね。はい、心配しましたもんちょっと。皆さんそうですよね?ガチでBL!?それで映画化とか大丈夫なのかな(((゜д゜;)))?って…。うん、これなら大丈夫!*\(^o^)/*って言うべきなのかなファンなら…。

ただ、あの3コマは何だったんでしょうか。本当は告白してた?それともこの、どう考えても口の動きとあいそうにもない台詞をおっしゃっていて部分的に出しただけ?映画公開前のファンサービス?←なわけないヨ(・・;)

この、薪さん青木を家族と認めちゃった事件に関しては後日改めて書かせてください…ダメ?

あ、それから前の連載のレヴューで私誰も見てませんから手くらい握っちゃえ薪さん!なんて言っておりましたがホントに握ってましたよ薪さん!Σ(・□・;)…薪さん、青木の手、温かかった?
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Comment

Name - eriemama  

Title - Re: タイトルなし

> 私は沙羅の脳の画像を調べれば全てがわからないかな?と思いました。

コメントありがとうございます。

ほんとうだ、そうしたらスッキリしそうですね、仮にタジクが自供しなくても(^◇^;)

考えられるとしたら…確かに沙羅は総ての事情に通じていたと思われる人物ですが、川谷Jr.の悪事を黙認していたりタジクに遺体の処理を依頼したりユリア連れ去りに手を貸した(これも確固とした証拠があるのかは不明で、ここまでは立証できても罪としては軽いと思われます)他は外相暗殺計画は未遂、その後青木が「何もなかった」ということで闇に葬ったため、表向きには凶悪事件の犯人というわけでもなんらかの事件の犠牲者というわけでもないですし、重要参考人くらいの人物なので、あくまでも最後の砦として限定的に使用されるべきMRIを使うのはイレギュラー、現実的に無理、だったんじゃないでしょうか?

どういう規定のもとMRIの使用を決定しているのかは不明ですが、手っ取り早く事件を解決するため、というだけではそうそうMRIにかけるという決断はできないんじゃないかと思います。作中ではさらっと話が運んでいますが、安易に「これをかけろ!」「はい!」と進む話でもないのではないでしょうか。これがもし行方不明者に生存の可能性があり、生死は一刻を争うとかならあったかもしれませんが、そうでもなかったですしね(^_^;)

…と偉そうに言いましたが、実際にはこの話はあくまでも薪さんvsタジクなので脇役の沙羅で解決しちゃうわけにはいかなかった、ってことだったような気もして怖いです(笑)←禁句ですねこれ
ご指摘は鋭いかも(笑)

もう原罪編は完結しているんですが、この話は私の中でも未消化な部分が多くて、所々が曖昧です。清水先生も全てを明らかにするつもりはないようですし、仕方ないですね(⌒-⌒; )。想像の余地を残してくださったんだと思って、また時間をおいて読み返そうと思っています。
2015.09.06 Sun 22:13
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Title - 

私は沙羅の脳の画像を調べれば全てがわからないかな?と思いました。
2015.09.06 Sun 21:09
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