GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ6月号『秘密 ORIGINAL SIN-原罪-ACT.6』を読んで〜その1 

昨日のメロディ発売から一日、ちょっとまだ早ーよ、というお声があるかもしれませんが、すみません。こいつまた!!ってなった方はそのまま目を伏せて華麗にターンしてくださいねー。麗しいMさんとおソロの目隠しがお好きな方はそちらでも…

ではでは、恒例(?)のネタバレです。毎度ながら読み方が偏っているため(要は激しく主観的なので)、本編の表現以外は戯言です、信じちゃいけません。いつ何時も疑いの目を持ってお読みくださいませ。。。あ、それと薪さんはじめ登場人物の皆様や清水先生に対して何て失礼な‼︎っていうようなツッコミその他が散見されますが愛に裏打ちされていることをご理解いただければ幸いでございます。許せねーよ、と思われた方はもっと穏やかなブログ様がたくさんありますのでそちらをあたられることをお勧めします。。。






最終回(?)です。ちゃんと「END」ってあったので、一応タジクvs薪さんは終わり、ということなんだと…何でこんな気持ち悪い表現をしているかと申しますと、おしまいのページに「10月号に続く」ってあったからなんですが…えぇっと?次号またいで次?またあれかな?エピローグ、というおまけが続くのでしょうか?そりゃ続くのはうれしいんですけど、新章なのかな?それとも読み切り?そして映画情報全く更新されないのは何故なんでしょうか?まさかそれもトップシークレットなのか???




…では気を取り直しまして。
扉でございます。カラーです。ただしまたまた以前お目にかかったモノクロバージョンをカラーにしたイラストだったので(これこの連載多いですね。嬉しいけど)一瞬「あれれ?」でまたMelodyの表紙の「6月号」っていうのを確認したアホな私(笑)。というわけで、扉のカラーについては特に…いやいや非常に美しいです、気怠い薪さん。それと、カラーになって初めて目が行ったのだけど、薪さんが読んでた新聞の見出しが現代の時事ネタっぽい(笑)。清水センセーッ(^^;)!?ここですよこういうリアリティがたまにお遊び的にパラレルと交錯するので…(以下略)。



さぁさぁ電話ですよ電話。タジクにかかってきた電話(しつこい)。日本から、っていうおじさんの台詞にこりゃ日本の警察か薪さんでしょ、って思てはいましたがほんまに薪さんでした。日本の科警研所長にして警視長であらせられる薪さんからダイレクトコール!!タジク!!代わって!!←コラ

電話が遠いようで(国際電話だから?外野の豚さんたちがうるさいから?)もしもし、を繰り返すタジク。その耳がようやく薪さんの声を拾います。
「そこは養豚場か」
ドンピシャ!…バックでピギーピギーッ、ガッガッ、言うてますもんね、豚さん。誤魔化しようもございません。言い当てたところで薪さん、さらに畳み掛けるように、
「そういうところでガリーナの遺体を処分したのか?」
「薪さん――!」
一瞬驚くも、すぐに冷静に自分の携帯の電波状況を確認しながら日本からですか?と問い返す超冷静なタジク。養豚場は圏外みたいです。よく探し当てられましたね、というちょっと上から目線のタジクをスルーして、追い打ちをかける薪さんの目は据わっております。
「川谷寿明が自供した」

Σ(゚Д゚)!

あの状態で自供!?しかも余命わずかと知った寿明が、ってそんなしおらしい人でしたっけ?川谷パパは?おかしくなった息子見捨てたんでしょうか。…薪さんによると嘘かまことかは存じませんが(←信じようよ…)医師と弁護士立会いでの自供だったようです。ガリーナ含む4人の女性の殺害を全部認めた、と。その理由は、身近にいた女性たちが次々変異型CJDの症状を見せ始めたので処置に困ったから、という単純かつ無計画なものでした。単純…いや確かに短絡的なんだけど、処置に困るって…要は自分が怪しまれちゃうから、ってこと?面倒見きれないし邪魔になった、ということかな?いずれにせよ、ひどいやっちゃ…。

しかし、寿明にも不明なのが、殺した4人の死体のありかと何故自分や4人が次々と変異型CJDに感染したのか、ということ――そしてその感染経路である、と続ける薪さん。

偶然「特定部位」を口にした?
狂牛病が蔓延していた昔のイギリスにタイムスリップでもしてハンバーガー食べて帰ってきたのか?

ってタジクを追い詰めてるうちに薪さんあなたタジクのイッちゃってる目がうつってるヨ!!?怖い怖い!!(;´Д`)

…けれどただ一度何かの事故でそれを摂取したくらいじゃ変異型CJDが発症する可能性はごく低い、ゼロだと言ってもいい。今回のようなケースに至るには最低でも数週間~1か月は同じ汚染された食事を摂取し続ける必要がある――そうなると、そう仕向けたのは発症した人間に意図的に食事を出し続けていた誰か――つまりタジク、という推察ができる。

もし明白に寿明を殺してやろうと思って計画された犯行でなかったとしても、彼が発症して死んでも構わないという考えのもと常習的に「特定危険部位」を食事に混入させ続けた結果寿明と4人の女性が感染し死に至ったとしたらそれは「未必の故意」として充分殺人罪が適用されることになる――

ここに、養豚場でタジクが4人の遺体を捌いて豚に与えていたとすれば、「死体遺棄罪」「死体損壊罪」が追加されることになるわけです。――薪さん、タジクに巻き返し、なった?

「いいかタジク、おまえが日本でやったことは決して料理などと言うものではない!!おまえは『シェフ』じゃない、『犯罪者』で――豚にもおとる『殺人者』だ!!」

言いました!!これこれ、ずっとこれを言いたかったのですよね、薪さん。あなたが怒っていたのは、自分がタジクに出し抜かれたこともだし青木が危険な目に遭わされたこともそうだろうけど、まずはここ、この点についてタジクが最初から自分を欺いていた、そのことも大きかったんじゃないかと思うのですけど。ずっと「料理ですよ」ってはぐらかされ続けてたもんね。そりゃタジクはそうとしか言えないんだろうけど、嘘はついてねーよ、なのかもしれないけど、自分が手を染めたその行為を、一番プライドを賭け大切にしている仕事にすり替えた、そういうところが許せなかったんじゃなかろうか。夢を持って故郷を出てきっと苦労や努力を重ねて、辿りついた異郷の地でついに認められ店まで持ったのに、自らそれまでの人生を汚し無にするようなことをしてしまったタジクに怒っているんですよね?輝かしい未来だって掴もうとすれば掴めたわけですもん。故郷の大統領の晩餐会でシェフを務めるっていう栄誉まで手にすることができたんだから。なのに過去にとらわれて、自身の境遇を嘆くばかりで暗い影の触手を振り切ることができなかったタジクの姿が悲しかったのではないかなぁ…そこまでは、ないですか?(・・;)薪さん、序盤でタジクが薪さんと自分の身の上を比べると悲しくなる、的なことを言った時から、そうしてタジクが黒だって思い始めた時から、ただの容疑者としては見てなかったように思うのです、タジクのこと。

薪さんは人に対して、滝沢に言わせるなら甘ったるい希望をずっと持っていると思うんですよねぇ。特に、どんなひどいことをした人間であっても、認めた相手に対しては。タジクにもそうなんじゃないかなぁ。だからこの「豚にもおとる殺人者だ!」とかはその、彼に自分を取り戻して欲しい、境遇なんて自分次第で変えていけることに気づいて欲しいっていうような気持ちも多少あったのでは、と思うのです。タジクは本来命の尊さがわからない人間じゃないと信じているから、自分を追い詰めて行くタジクを止めたかった、とか…(・・;)←薪さん至上主義の極み(山本さん叱ってやって)



とここで、追い詰められたかに見えたタジク、薪さんの推理には決定的なものが足りない、というところをついてきます。これも最初の頃同じようなやりとりありましたよね。今回、薪さんがどうしても掴めなかったアレです。

「証拠は?証拠の、『脳』は?」

ガリーナの脳はMRIにかけても幻覚がひどく証拠としては使えなかった。また変異型CJDの確定には死後の脳の部検が必要ですが寿明はまだ生きている。変異型の進行は遅いのでこのまま何年も生き続ける可能性もある。そんないつになれば証拠が上がるのかわからない状態で、どうやって「未必の故意」の殺人罪で起訴できるのか、とタジクは反撃します。加えて死体損壊、遺棄罪についても証拠の死体は一体いつまでDNAが検出できるものか――

「薪さん、あんたいつも遅いんだよ何もかも!!」

タジク!!代わって!!(いやここはおかしいやろ^^;)

こいつこの僕があそこまで言ってやったのにまだ逃げおおせる気でいるのか馬鹿じゃないのか。僕はお前を豚以下だって言ったんだぞ聞いてたのかそこには何もなしか、おまけにおまえの料理人としてのプライドにかけてやろうってのにその態度は何だオラッ、いつまでも思いあがっていたら容赦しないぞタジク!!…ってお育ちのいい薪さんが思ったかどうかはさておき(こんなモノローグもセリフもないですからね、あしからず!)、電話で話し始めておそらく初の薪線(って言うんですよね、確か)入りましたーっ!あーあ、薪さん、あれでも多分抑えてたのに。途中若干熱入っちゃったけど控えめでしたよ。

ここでまだ薪さんが「タジク!!」って叫んでるのに構わず電話切っちゃう失礼この上ないタジク。なのに滝沢に感じたようなウザっ!って感じ、腹立たしさは一切ないんですけどそれは毛量の差かしら?お顔立ちの差かしら?(笑)何故か薪さんに強く出てくれれば出てくれるほど盛り上がるこのテンションすみません(ーー;)次のセリフの最後なんてもう最高だワほくそ笑みながら言ってみたいよ(^^;;←Sか

「今すぐ飛行機にとびのったとしても飛行機とジープ乗り継いで3日かけてここへ来る頃にはこの分じゃ排泄物でさえ残っちゃいませんよ。すみませんね薪さん」
って薄く笑みさえ浮かべて余裕のタジク…豚さんたちはせわしなくタジクが与えた例の餌を食べております。

この時代に携帯の電波さえ届かない辺境の地だし、日本の警察機構のお偉いさんである薪さんがそんな、いくらブチ切れたからって国外まで追っかけてくることはないって思ってるんでしょうね。起訴できたとしても、殺人罪じゃ無理そうだし。もっと凶悪な犯罪が後を絶たない日本ですからね…何せ関東支部は所長の薪さんまで現場でお仕事されているくらいですしね、ええ。いやでも、タジク、ワゴンの爆弾騒ぎの時見たよね?薪さんがパッとあっけなく手放しちゃったの。青木が刺されたの見て。この人、怖いんだよ?青木に手出すと。本気にさせると(・・;)周り見えなくなっちゃうからね、警察私物化して強引に捜査進めるくらいしかねませんからね(総監にだってあの態度なんだもん…)。←どっちの味方や…

電話を返し、しばらく帰国できないから、と馬を走らせ墓参りに向かうタジク…砂漠(?)を駆けて行く姿はやはり、野性味溢れる大陸の男、って感じでちょっとカッコイイです。が、そんなタジクの目の前に立ちふさがるものが。

「立ち入り禁止」
「ここより西放射性廃棄物最終処分場建設予定地」

そんな看板が掛けられた高いフェンス…。タジク、こっちにはだいぶ長い間帰ってなかったのかな?というか、帰っていても私用に割く時間がなかったのか…。持ってきた花束を握りしめ、呆然と馬を降ります。フェンスのすぐ向こうには、亡くなったアルマのお墓が、手が届きそうなところに見える。思わずフェンスにしがみつき、アルマ、と呼びかけるように呟くタジクの背後から、その時声をかける人物が――

「お前の妹アルマも含めこの辺の墓地一帯は総て放射性廃棄物の最終処分場だ」

聞き覚えのあるその声にハッと振り返ろうとしたタジクに、ちょっと下からの(!!)壁ドンを仕掛けたのは何と――トレンチ薪さん!!(あ、ここ、ハレンチではないですよ?ト、ですからねー)←壁ちゃうでー、フェンスやでー…もうこの萌え感半端ないアングルに既にどうでもいいけど

「…ま」って薪さん、まで言い切れないタジクがw 青木ゴメン!この2人なんかいいぞ!(^◇^;)そういう雰囲気一切ないのになんかいい!身長差で言えば青木もこんな感じなんだけど(笑)

そしてそんなタジクを見上げている薪さんの表情が何故か怒っているとかより、厳しいには違いないんだけど哀しげ、切なそうなのは気のせい…?やっぱりタジクに抱いている幾ばくかの希みを、裏切られたくない、捨てきれない、みたいなのがあるのかな。認めて欲しいのかな、犯した罪を。どうしても、罪を憎んで人を憎まず、的なものを感じてしまうのは私だけなのかな。

「人の身体は平気で豚に喰わせるくせに自分の妹の墓は骨になっても守りたいのか。たとえ骨でも放射能におかされる様は耐え難いか」
薪さん…、あれだけタジクに敵意や我を忘れるほどの憎悪を向けてるようだったのに、事件の全容が見え余裕ができた今はもう、それだけじゃないんですね。あなたって人はタジクの心情を察してるんですね、しっかりと、冷静な心で。一見タジクを責めているようだけど、まるでその心情を代弁しているかのようです。表現の仕方は違うけど、あなたのせいで復讐がなしえなかった、って責めた沙羅に対して青木がかけた「すみません」に込められた思いと同じような、立場を超えてその心情に寄り添うようなものを感じました。犯罪に加担した点については同情の余地はなくても、タジクや沙羅の、過去の悲しみの中から抜け出せずにもがき苦しんでいる辛さは想像できる、わからないわけではない。

でも、沙羅を包み込み思いとどまらせた青木と違う手厳しさも薪さんにはある。余命わずかだった沙羅と違い、タジクにはまだ未来がある。この先を少しでも生きていくのならば、きっとこういう厳しさを敢えて突きつけることが必要なのだと思う。薪さんがその想像力で今のタジクの胸中を推し量ったように、殺された女性たちやその向こうにいる人たちのことを思う想像力がなければならないということを。沙羅やタジクが直面してきた現実を知ろうとせず思いを巡らせることもしなかった人たちに、これまで受けた苦しみや感じた痛みを思い知らせようとしたように、殺されてしまった彼女たちの家族も同様のことをタジクや寿明に思うかもしれない。そんな憎しみの連鎖にはまり込んでしまったら、人は永遠に癒されず救われることがない。

殺されたガリーナとユリアの姉妹は日本で働いたお金をロシアの母に送金していた。同じホステスだったドーニャは1人で5歳の子供を育てていたがその子は施設送りになってしまった。それはタジクが寿明の周りにいる彼女たちも感染する危険性を知りながらそれを顧みることなく食事を作り続けたせいで、誰かのために体を張って働き続けた彼女たちは不本意に死ぬこととなってしまっただけでなく、死生観、宗教観も無視され、弔われまつられ別れを告げる機会すら失ってしまった――永遠に。

「一体誰になんの権利があって――?彼女たちに何の咎があって?」
何の罪もないはずなのに、むしろ懸命に生きようとしていたのに、不条理な死を受け入れなければいけなかった、ということでは、彼女たちもタジクの妹や沙羅の娘も大差はない。むしろ愛する家族に看取られて亡くなって、深い悲しみの中弔われた彼らの身内の方が、ガリーナたちの末路に比べれば救いがある。沙羅もタジクもロシアの汚い連中と大差はない、という薪さんの言葉が重く響きます。

「(おまえたちは)自分だけが傷ついている顔をして痛い痛いと泣きながらも同じように平気で人を切り刻む」
タジクが過去にどんな苦労をしてきていようと辛い体験をしてきていようと関係はない。

「不幸比べをして生きているわけじゃない」

いいシーンで遮って申し訳ないんですが、…この薪さんの言葉、本当にズシンときます。人と比べようもないほど壮絶な不幸の連続の中を生きてきた薪さんが、こんなことを言うなんて(;_;)。今だって大切な青木が負傷して、そのことで傷付いている薪さんがその原因を作ったタジク達を憎らしく思わないはずがなく許し難いのだろうけれど、傷ついて涙を流しているのは自分だけじゃない、自分や大事な人が受けた仕打ちを思えばこれくらいは許される、なんていうのは免罪符にならない、と…。・゜・(ノД`)・゜・。

タジクは晩餐会の時、虫一匹も殺せないだろうと青木を嗤ってバカにしていた。青木がどんな凄惨な過去を生きてきたか、タジクたちには知る由もないから、青木は人前で傷付いた顔は見せないから(そう、タジクがナイフで「食材」を捌く光景を目の当たりにして、青木もしかしたら過去の事件のことフラッシュバックしたかもしれないんですよね)――けれども本当は人を傷つけるタジクより、ただ刺され、自分だけが刺されて倒れることを選ぶ青木の方がずっと、ずっと強い――

薪さん、タジクに必死に訴えながら、その目には涙が(:_;)。それを見られまいと(もう見られてるけど)顔を背ける薪さん可愛い…。あーここでまたタジクこいつら日本男児ってヤツはみんなこんなにすぐ泣くのか?やってられませんな、とかドン引かないでよー(・・;)

途中回想するように挟まれたお見舞いに来た舞ちゃんの姿もありました。「行ちゃん痛い?」だって…行ちゃんって呼んでるのか…っていうか多分これ、薪さん同席はしてないんだろうな、いつも(?)みたいに家政婦は見たの市原さんみたく陰からそっと覗いていたんじゃないのかな。

で、困惑するとちょいちょい話をころっと変えちゃうマイペースなタジクですが、薪さんがぐっと涙をこらえているようなので気まずくなったかもう話すこと他になくなったからなのか「なんか国際電話で日本からみたいですよー」って紛らわしいこと言ってた養豚場のおじさんを思い出し、「何故。日本からじゃ…」と今更のツッコミ…そうそう、聞きそびれてたんだな…でも今それ聞くかな。

と、隙あり!!

薪さん顔伏せて泣いていると見せかけてガシャッとタジクの手に手錠をw

「今頃、あの養豚場には協力を要請したカザフスタン警察が入って日本の指導のもと鑑識作業を行っている筈だ」
手回し早っ!!っていうか復活も早っ!!さすがです薪さん…。みんな頑張ったんですね、こんな僻地まで…。

いくら食欲旺盛な豚さん相手でも、まだ食べ残しもたくさん出て証拠は山ほど上がっているだろう、と薪さん。

「ああ、言っとくが僕はただ取り次いでくれた男性に丁寧に日本語であいさつしただけだぞ――ひと言も日本からとは言っていない」
あー出ました薪さんのシンプルかつ古典的な意地悪作戦…。なるほどねー、小ズルいんだから…(そこがいいんだけど)。カザフスタン語もロシア語もペラペラなくせに、ねぇ。おじさん使ってタジクを油断させましたな。ついでに私たちも捲いてくれました(え?私だけ?)。

タジクがいる場所は辺境の地で、最初から位置情報探査等ができないのはわかっていた。だからタジクが電話に出る前から勝負は決まっていたんだ、と勝ちを確信していた薪さんの余裕の微笑。ほらほらこんな時だけどこんな顔見せたらタジクまであなたに惚れちゃいますよ(^^;)?

ああいかんいかん、何見とれてるんだ、って我に返った(←そんなことない?)タジク、しばし言葉を失った後に続けます。
「…『殺人罪』は証拠の寿明の脳がないから立件も起訴もできない筈だ。少なくとも今現在では」
往生際悪いな…、と思ったんだけど、でも、タジクには疑問が湧いたんですね。たかが「死体遺棄罪」と「死体損壊罪」で一人の男を捕えるためだけにカザフスタン警察まで動かし、自ら飛行機を乗り換え、こんなところまで乗り込んできたのは何故なのか。そんなに執念を燃やすほどの事件なのか。

「わからないのかタジク」
「おまえは僕を怒らせた」
「僕を、怒らせたんだ」
タジク、目が点。…いやそれは元々か。なにはともあれ思い知ったことでしょう、あなたが見下して出し抜いたと思ってたこの方を敵に回すとどんなに怖いか。どんなにねちっこいか(コラコラ)。最後の薪さんのドヤ顔が美しいです。決まりましたね、薪さん!(笑)

この日の捜索でユリアの人体組織が、その後日本の契約農場からも複数名の人のDNAが検出されタジクの起訴が決定。ただ、4人の女性への「未必の故意」の殺人罪は証拠がなく不起訴、寿明に対する殺人未遂のみ操作が続行されることになります。



あーーー……すみません今回の一番の見どころというか、清水先生の塩対?書きたかったんですけどこれ以上書くと巻物感半端なくなるのでこの辺で切ります―。続きあとちょっとは次回の記事でお付き合いくださいませ…



うるさくしてすみませんでした。急に現実ですが火曜なので朝市行って参ります。

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