GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ2015年12月号『秘密ー可視光線ーACT.2』読後に考えた事Part.1※ごめんなさい真面目です 

レビューではテンションが上がりすぎて偏った読み方してましたが、真面目に再読しましたので今日はそのままのモードで書くつもりです。ネタバレ、真面目系はゴメンだわ、という方はご注意を(^^;;


まだ何を書けばいいのか整理し切れていないしとりとめのない呟きになるような気もします。また、お話の順では必ずしもないです。行ったり来たりすると気持ち悪いと思いますがお許しください、あとで調整とかしない子なんです(^_^;)



⚫️ダークサイド薪について←いきなり真面目やないやろう、というツッコミ、ありがとうございます!

あのコマの薪さんです。青木が「あの人の中から俺はいつもはじき出されてしまうのだ」なんて具合にポエミーに表現した(←ディスってないです、秀逸だと思うこの表現)あのコマ…。青木、ということはいつも置いてもらってる自覚があるんだね、「あの人の中」に(笑)

…冗談はこの辺までにしてこの薪さん。最近は可愛かったり一生懸命でキラキラしてらしたからもう新生薪さんに3巻の頃の「境界の人」的な匂いは感じなかったのですが、健在でしたね。これぞ薪さん。『秘密』が光と影の二つの顔を持つように、この方はこういう、正しく慈悲深い面も持ちつつ、歪つで病んだ部分をもってますよね。被害者に同情しながら犯罪を犯した側にも同調してしまう自分、みたいなものにはご本人も気づいておられるようですが、それとも異質、かな。

今月号では白衣で実験に耽る薪さんを見ることができましたけど、この方は本来学者気質といいますか、学生時代から自分を実験台に研究に没頭していたように、MRIというシステムに関わるようになった原点においては科学者なんですよね、今の立場は警察官だけど。以前長官が「根っからの警察官」だって薪さんを評していましたが、私はそっちよりこの科学者、の方がしっくりくるかなぁ、と思っております。もちろん薪さんのお仕事は警察のお仕事なのですが、限界を知らない科学者的な探究心が真実に迫ろうとする姿勢の原動力になっているような気がします。

思い返せばそもそも、記憶の映像化に関わるようになった動機からして(両親が何故亡くなったのか、という)真実を知りたい、というものだったじゃないですか。薪さんという人の言動の向こうにはいつも、知りたい、というシンプルな欲求が見えます。そこにおいては、ひどく素直な気がします。よく口にする「何故」も、その証なんでしょう。理由を知って、納得したい。結論や結果だけでなく、そこに至るまでの背景やプロセスまでを知りたいと思うのは、より強い知的欲求の表れのような気がします。

薪さんがMRIというシステムを発展させるため向き合ってきた脳もそうですが、捜査を通じきっと日々向かい合ってる人間の様々な感情の源である心もやはり、いくら研究が進んでも未知で底知れない奥深さや複雑さを持つものですよね。まさにわからない、の宝庫。これって薪さんのような人にはたまらなく魅力的な対象なのではないかと思うのです。出世しても現場に関わり続けてしまうのも、そういうところからではないのかな。一種の中毒ですよねぇ(^_^;)

なのでこの紙一重に見える薪さんも、彼の知りたい、が枯れることがない限り健在なのでは、と密かに安心しております(だってこういう薪さん、めっちゃ好きなんですよ)。真実は奇なり、とは言いますが、薪さんが知りたいと望むそれは、時に不条理で残酷、近付こうとする者を人を傷つけかねない危険なものであることもしばしば…秘密に幾重にも守られ隠されたそれは、ひとたび蓋を開ければ禍を世に放つパンドラの箱かもしれない。でも、一度それに向かってしまうと手を伸ばさずには、突き進まずにはいられないのかもしれません。頭に描きだされつつある画を完成させるために…

今回、薪さんが青木に命じた永江の余罪の再捜査や被害者のその後の追跡が結構ひどいんじゃないかと、前回その意図がちょっとわからん、みたいな書き方をしたのですが、そんな風に考えるとストンと収まる気がしました。警大時代にはっきりしかけた冤罪の可能性、でも当時薪さんはまだ警察官の卵。捜査の権限もないだろうしできることも限られていたでしょう。鈴木さんに止められるなり桜木さんに迫るも真実には辿り着けずうやむやになってしまったと思われる描きかけた線の続き、その行方が思いもよらない形で見えてきた。この状況、今度こそ線をつなげて絵を完成させずにはいられないのかも…。

ただ、そこまで考えて思うのが、7巻の咲ちゃんにも感じたんですが、薪さんが救うのは真実の究明によって救われる人であり、真実を隠す秘密に守られて傷つくことなく生きてこられた人ではないんですよねぇ。むしろ後者は明るみにされた真実によって、今度は傷つく番。長い間眠らされることによって時間の経過とともに真実は重みを失うこともあれば逆に増していることもあります。その事実を知らされる者も、過去と現在では人生における立場が違う。つまり真実の性質やそれが持つ意味合いも変化している可能性がある。それでも?と思わないでもない。現に7巻では、それまで誇りに思い信じ慕ってきた父親を失って、咲ちゃんはあんなに傷ついたわけで、この先ずっと、何の覚悟もないままに目の前に突きつけられた真実を背負ってかなきゃいけなくなったんですもんね。あの事件の決着のつけ方は、実にシビアだったように思います。今回も桜木さんに対して、同じような姿勢を感じるんですよね…。

ただ、薪さんもかつては似たような身の上だった。彼の場合は自ら真実を暴き自分の目の前に引っ張り出したわけですけれど、秘密の存在によって築き上げられてきたかりそめの家族の絆は断ち切られ、結果それまで自分を守り育ててくれた人は皆失われ一人きりになてしまったわけです。真実と引き換えに。それは薪さん自身が知ることを望み自ら暴いたことだから、それでいいのかもしれない。でも、それなりの覚悟はできていたはずの薪さんでさえ鈴木さんに縋らなきゃ立っていられなかったように、傷つく者の側が受けるダーメージたるや、ですよね。それが想像できないわけではないでしょうけれど、さすがにそこまでは責任の範疇外、フォローできないということでしょうか…。なんだかやるせない気がしますね…。

薪さんは誰にも言えない秘密を抱えて、後ろ暗さや自責の念に苛まれながら、それでも口を塞いで生きなければならない苦しさを知っている、と思います。なのに似たような苦悩を抱えているかもしれない桜木さんの秘密を暴くことに少しの抵抗もないのでしょうか。しかも、青木にそれをさせることに。それとも、薪さんが抱えていたものと違い、桜木さんのそれは複数の人の人生を狂わせ、そこに巻き込まれ犠牲になった人がいるから?その差が躊躇いを無くさせているんでしょうか。鈴木さんに主張したように、桜木さんの秘密は冤罪を生んでいるから、彼の偽証を暴くことや隠された出生の秘密を引きずり出すことはやむを得ない?確かに正論なのだけど、全く現在の薪さんの感情が見えないので、そこらへんどうなの、と問いたくなります。警大時代は冤罪の犠牲になった親子に胸を痛めているようでしたが、今も同じ理由から?鈴木さんはあの後、薪さんと桜木さんにどう接していったんでしょうね。


⚫️女性の影に狼狽える青木

はい、真面目ですよ(笑)
薪さんに女性の影、です(笑)。いや、実際のところは薪さんからお嬢様へ何かしらの特別な感情があるわけではなく、一方的に好意を持たれ頼りにされているだけ、という図のようです。彼女個人より、むしろ彼女が桜木さんに今最も近いかもしれない関係者で、なおかつどうやら彼絡みで厄介ごとに巻き込まれているらしいこと、またそのおかげで大好きな実験ができそうなこと、に関心が向いているようです(^_^;)

ただ、それはこの際どうでもいいです。あくまでも青木サイドの話なので(笑)

私、この「女の人…」という心の呟きを漏らした途端に通信をブツッと切られ放心したように砂嵐になっているモニターを見つめ続けている青木を見て、随分昔を思い出したのですけど…。
それは、雪子さんが見ていたのは実は薪さんだった、というのに気付いたあたりからの一連の青木の不思議行動についてなんですけどね…あれ?不思議ではない?(・・;)すみません、怒らないで少しだけ妄想にお付き合いいただけるとありがたいんですが、無理だったらスルーしてください…。

雪子さんが薪さんに特別な想いを抱き特別な目で彼を見ている、と自覚した青木は、あのリモコンバーン!の薪さんと雪子さんの壮絶なやり合い…は勿論知らず、直後にダメージ受けている最中の雪子さんに駆け寄り、やはりその場を逃げ出すように去っていく薪さんの背中だけをじっと見つめている雪子さんにプロポーズ、という暴挙(いや、個人的な見解ですごめんなさい)に出るわけですが…。私はずっと、これはただの薪さんへの対抗心から、とか薪さんに向いている彼女の気持ちを自分に向けるにはこれくらいのパンチの効いた行動に出なきゃ無理だろうという考えによるものだろうと思ってきました。今もまだちょっと思っているフシもあります。

でも、もしかすると間違ったかもしれないな、と今回、ちらっと感じたんですよね。
あの時のあの、私には理解不能なくらい唐突だった行動の理由。青木はずっと、薪さんに雪子さんを取られるのを案じているのだろうと思ってきましたが、逆なのかもしれないと思ったんです。逆っていうのも変か。
でも、青木の深層心理的には、薪さんに雪子さんの秘めた気持ちが伝わって、雪子さんが薪さんを自分の前から奪ってしまうのを恐れたんじゃないかなぁ、なんて…考え過ぎの病ですか?(笑)
いや…だって自分が雪子さんとくっついちゃえば、薪さんは誰のものにもならないままじゃないですか。雪子さんこそ青木の前で最初に薪さんの近くに現れた女性、だったわけですもん。ただし当時の青木は、自分の青木への気持ちに気づきそれを口にしちゃいけない、ってうなされる薪さんの気も知らず、アハハ、薪さんたら、ちゃんと寝なきゃ身体に毒ですよ、なんてことを言っちゃうくらい薪さんという人が見えていない。自分の気持ちも、多分見えていない。だって婚約を迫ってからも、これ、本当に俺の本当の気持ち?鈴木さんに影響されてないよね?俺は俺だよね?なんて心配になっているくらいだから…(-。-;

それでですよ。何が言いたいかといえば、そんな経験を経ての今回の女性の影。そう、雪子さんの時のことを最初とするなら、今回は再び…二度目、という事になります。さぁどうよ青木。さすがに今は、あんな手紙を出したくらいだし「あなたが好きです」まで言い切ったんだからもう少しわけわかってるよね。あの時は深く考えなかったかもしれないけど、二の舞になっちゃダメだよ?桜木さんのこともいいけれど、お得意の「とりあえずまた後で考えよう」は封印して今すぐ考えて下さい。熟考して下さい(T . T)



…以上、少し(←え(・・;))真面目に考えてみました。

ああ、なんで薪さんは青木に捜査を任せたのか、「だから、だ」についてまで行き着きませんでした…(ーー;)一番書きたかったんですけど、最近iPadがよくフリーズしてデータが消えてしまうんです(−_−;)マメに保存すればいいんですが、ついついワンクッション挟むのがイヤで(そんなことすると考えてることが飛んじゃうんです…)突っ走っちゃうものだから…。思わず、薪さんの得意技エレベーターのボタンヤケクソ腹いせ連打の如く液晶を連打しそうになっちゃいます(^_^;)……あ、そんなことして壊したんじゃないですよ、単に多分、相性が悪いんだな(笑)
近いうち、続きを書こうと思います。ここまで戯言にお付き合い頂きましてありがとうございました。
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Comment

Name - eriemama  

Title - Re: センパイ!!

> おお!なんだかにゃんたろーさんのところに書いてきたこととダダかぶってございます…!!え?

あ!拝見してきましたよ、今日(*´∀`)♪私多分ゆけさんと思考が似てる部分あるんですね。前にもにゃんたろーさんとこで同じ同じ!って思った記憶あります、大分前の記事やけど。
思ったことまんま言っちゃう、その辺似てるんかも(笑)長く考えて記事にすることの方が稀で書きながら考えてるし(^_^;)だからほら、勘違いも多いでしょ?(* ̄∇ ̄*)

> (しょーこりもなく体操見てたから…。あ、そうです、好きなんです。池谷西川コンビの頃から…?

私も今朝内村くん(←親戚の子か(-_-;))は見ました(笑)彼はすごいなあと思ってます。

> 長官……よき理解者ってわけじゃないですからね……(T T)

うーん、どういう関係なんでしょうね?キミのことはわかってる的な言い方でしたが(^_^;)また出番あるのかな?あの人。あるとしたら薪さんがピンチの時?

> そして青木の焦りは単にふたりの間に割り込みたかったのだと……!
> でも割り込みたいよね、みんな結局割り込みたい症候群…。

そう、雪子さんも青木も薪さんだって、みんな誰かの心に置いてほしいんですよ、究極は。他は諦められても、誰より好きな人には特に。誰かと一緒じゃなく自分を、って望むし、割り込みたい!が自然な気がします。

> 私は違ったな…と思ったらそう言うんで、心置きなく!ぶちまけてください〜。
> おもしろいですよ〜。

ありがとうございます(笑)事故る前に危なかったら止めて下さい(笑)
2015.11.02 Mon 18:31
Edit | Reply |  

Name - ゆけ  

Title - センパイ!!

おお!なんだかにゃんたろーさんのところに書いてきたこととダダかぶってございます…!!え?

いや私はぴよっと思ったことをまんま言っちゃっただけなので、一緒にしたらダメなんですけど……
(ヤダーっ一緒にして〜っ((ヾ( ´Д`)ノ" ゴチン★ ……。←おかんにどつかれた)
でもカンニングしてないんですよ、ほんとに……(しょーこりもなく体操見てたから…。あ、そうです、好きなんです。池谷西川コンビの頃から…?そしてフィギュアも好きですよ。羽生くん2位おめでとう!でも真央ちゃんのカリスマ性はハンパない…あんなドラマチックな子いない!トリノ出れなくってねー。みんなの真央ちゃん♪ …そしてテニスも好きなんです…燃える…!寝不足誘発競技…)

長官……よき理解者ってわけじゃないですからね……(T T)

そして青木の焦りは単にふたりの間に割り込みたかったのだと……!
どっちでもよかったんかい!(笑) 青木、迷走しすぎ(笑)。でも割り込みたいよね、みんな結局割り込みたい症候群…。
いや、でもありかもって思いました(笑)。
続きも楽しみにしてます〜。
私は違ったな…と思ったらそう言うんで、心置きなく!ぶちまけてください〜。
おもしろいですよ〜。
2015.11.02 Mon 17:55
Edit | Reply |  

Name - eriemama  

Title - Re: どこから……

> 盛り沢山でどこからコメントすればいいのか!

(;^ω^)私もどこから書けばいいのか…ホント今回は思うところがたくさんあって、わーってなっていて、
クールダウンするのが大変でした。それもこれも薪さんのコスプレ祭りのせい…(笑)

> えっと、私も長官の「根っからの警察官」発言は「えっ!薪さん根っからの警察官やったん!?」と驚きました……
> 「長官のまえで猫かぶってたんじゃ!?」とまで……。

手前猫ですからね、薪さん(←なんだそれは…)。ここは、あんまり警察官警察官してなかったやんそもそも格好からして警察官ちゃうやんこの人、現場行くときのトレンチもダントツ似合ってなかったしネ!ってつっこみましたね私も(笑)…え?後半おかしい?
でも、根っからの警察官というのは青島とか室井さんみたいな人たちのことをゆーんやないのかな(笑)薪さんのようなクールビューテ…いや、口元隠してあっち側の凄絶な微笑浮かべちゃう人はちょっと違いますよね(笑)。あれ、さすがの長官も知らんのでしょうかね?きっとあの長官発言総監が聞いたらひっくりかえりますよ?( *´艸`)←根っからの警官は市民や上司を威圧的に脅さない

> 青木と雪子さん考は、その考え方は全然したことがなかったです!そ、そんな……ど、どうなんだろう!?青木くんそんな複雑なことが考えられるかしら。(ヒドイ)無意識下だから?

ええ仰るとおり青木がこんな複雑怪奇な思考を巡らせるとは考えにくいです(笑)。けどプロセスを経ず直感的にそうしてしまう人っているような気がするんですが(^^;)…ないかな?無意識って時々すごいですからね。もう、別の人格さえ潜んでしまえるくらいだから…(笑)
それよりどーするの青木、今までもなんとなく感じてたけど、「青木に複雑思考は無理説」がすっかり浸透していますよね(笑)私もそっち派なのですよ、基本(^▽^;)

> 「とりあえず後で考えよう」はそろそろヤメロには大賛成です(笑)

今回もそのニオイが…いや、冗談ですけど(笑)でも陰ではムーディー青木って呼んでます。←コラ
2015.11.02 Mon 16:01
Edit | Reply |  

Name - ねこじゃらしにゃんたろー  

Title - どこから……

盛り沢山でどこからコメントすればいいのか!

えっと、私も長官の「根っからの警察官」発言は「えっ!薪さん根っからの警察官やったん!?」と驚きました……
「長官のまえで猫かぶってたんじゃ!?」とまで……。

青木と雪子さん考は、その考え方は全然したことがなかったです!そ、そんな……ど、どうなんだろう!?青木くんそんな複雑なことが考えられるかしら。(ヒドイ)無意識下だから?

「とりあえず後で考えよう」はそろそろヤメロには大賛成です(笑)
2015.11.02 Mon 15:37
Edit | Reply |  

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