GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

薪にゃんと一緒(お部屋であったまろう編①) 

※こちらリアルには2015年12月16日です(^^;)スミマセン沈めております。

先週半ばから我が家を襲っていた胃腸風邪の嵐がようやく過ぎて行きました。いやまだ強風の名残はあるんですが…一応こうしてPC開けて座れるようになりました。普通に椅子に座っていられるって何て幸せ(笑)皆が夜に寝静まってるの何日ぶりだか(;^ω^)

先日の続きなのですが、ふざけた方というよりえっちな方、と言ったほうがいいかもしれませんRです。こう言っちゃなんですが、このシリーズ、いつもながら特に伝えたいことやテーマなどは無いのですすみません。Rって何?とかイヤン!と思われた方は直ちに退避してくださいね(=゚ω゚)ノ

連載中の原作青木に寄せてポエミスト風味(←どんな)に仕上げたかったのですが、無理でした。何回読んでもあの追い出される件の胸中の独白はすばらしいわ(笑)

※全部つなげると長なるのでまた中途半端ですが切りました。短めです。



薪にゃんと一緒(お部屋であったまろう編)


「んっ…あっ、あおきっ」
やわらかい肌を啄ばむようにキスを落としていた俺の肩を、不意に薪さんが押し返してきた。その手に押されるように肩がずれたバスローブが邪魔で脱ぎ捨てる。
「青木!」
薪さんが幾分強い口調で呼んだけれど、一向に顔を上げず無心で襲いかかる俺はさながら獣のようだったと思う。にもかかわらず我に返れたのは目を閉じていた瞼の辺りにフサッとかかる毛並みの感触があったからだ。
(ん…?)
「悪い、戻った」
「!?」
目を開けてまず飛び込んできたのは、申し訳なさそうにこちらを見ている薪さんとその頭にぴょんと伸びたいつもの「アレ」だ。そして…。
「ええっ!?」
傍らに目を遣れば、モフモフとした毛に覆われた獣の手。免疫がなければ珍妙なその半人半獣の姿も、馴染んでしまえば奇妙にしっくりくるから不思議だ。薪さんを襲うのは正直まだ「尊敬する」「美しすぎる」「上司を」俺がっていう気持ちが抜けきらず恐れ多い気がしないでもないけれど、これならハードルが下がる気がして、俺は内心ほっとしていた。やっぱり、猫化している薪さんは俺の中でたとえそれだって薪さんの半身だとしても、薪さんであって薪さんでないのかもしれない。薪さんを愛しているつもりだけど、これで本当に愛してるって言っていいんだろうか、という不安が胸を過る。
それにしても、一体いつの間に元に戻ってしまったんだか。
(でも、さっきはカチューシャだったし…?)
もしやという気がして、俺の手はその弾力のある耳へと伸びる。きょとんとしている薪さんの方は見ずにくいっとそれを控えめに引っ張ると、瞬時に飛んできた猫手に思い切り手をはたかれそうになった。…ぎりぎりで手を引っ込められたのは、経験による条件反射だ。
「イタイだろ!」
「あっ、すみません。そうですよね、本物ですよね」
ははは、と安心の結果に笑う俺を、何の確認だそれは!と薪さんは下から睨めつける。ええっと…なんとか話題を変えないと。
「……ちょっとは暖かくなったでしょ?さっきストーブつけましたからね」
無理矢理話を逸らすと、薪さんは怪訝そうに首を傾げた。
「は…?ストーブ?」
まだ少し寒いけれど、俺が戻って来た時よりはましだ。何か着るものをと探しながら部屋に置いているストーブをつけておいたので、身震いするほどではない。リビングはエアコンだけど昔からのストーブの暖かさの方が好きで、どうせ置くなら味のあるものをと
探して手に入れたアラジンのブルーフレームの青い炎は、近頃の俺の癒しだ。
「あ、そうだ後で焼きみかん食べませんか?食べたことあります?おいしいんですよ?」
「みかんと言えば冷凍だ、焼くな…っていうか何の話だ?みかんよりおいしそうなものが目の前にあるってのに」
不満げに眉を寄せ、薪さんは猫手で俺の腕を挟むようにしてクイクイと引っ張る。いや、別にみかんと薪さんを比べるつもりは…、と慌てて応じると、じゃあ早く、と言って目を閉じる様子が可愛らしい。
「また冷えちゃいましたね」
上体を落とし合わせた肌は心なしかひんやりとしていて、俺はしっかりと腕を回して目の前の細い身体を抱き込んだ。薪さんの唇から洩れる息は微かに震えていて、俺の胸に切なさを呼び込む。こうしていると幸せだけれど、いつからかどうしても何か足りないという感覚を憶えてしまうのは、生身の抱擁とは違うことをふとした瞬間に意識してしまうせいだろうか。最初の頃はそれでいいと思えたし薪さんの猫耳姿以外に違和感を感じるものは今だって無いのだけれど、本音を言えば本物の薪さんの傍で過ごしたいし本物の薪さんと抱き合いたい。いつでも、求め合いたい時に…もちろん今の距離では絶対に無理なのは承知しているけれど。
薪さんの方はそんな想いは無いんだろうか。たとえ生霊の姿でも、こうして俺に会って抱き合えれば、それで充分満たされるんだろうか。
「欲を出し過ぎると魔法が解ける」
「え?」
小さく響いた呟きにハッとして視線を落とせば、真顔でこちらを見上げている飴色の瞳と眼が合った。心中を見透かされたのかと思って言葉を続けられずにいると、薪さんは視線を伏せてクスッと一笑し、本物の猫さながらに器用に俺の腕をすり抜けて下の方に移動してしまった。そのすばしっこさはやはり野性的で小動物を思わせる。
「薪さん?」
「心配するな。身体はまやかしでも、心は本物だ」
何事かとその旋毛を見つめていると、下方から届いた意味深な言葉に今度こそ目を瞠った。
「薪さん、どうし――あっ!」
思わずみっともない声を上げてしまったのは、不意打ちで薪さんが俺のモノを舐め上げてきたからだ。ざらっとして温かい舌の感触に身震いが走る。
「ちょっ、ちょっと!そんなことしなくていいですから!」
「どうして?僕だって与えられるだけじゃなくて与えたい…おまえに」
「いや、でも…もう充分与えてもらってますから」
「僕にその意識がないんじゃ意味がない話だ」
言うと薪さんは、今度はその口にまだ軟らかい俺を咥えこんだ。そんなことをしてもなお損なわれることのない美貌はさすがだったが、むしろその美しさが背徳感を助長する。
「う…っ」
これじゃ暖められているのは俺の方だ。下半身が火照ってその熱が全身に飛び火するのを、目を固くつむりながら感じた。最初は味わうようにただしゃぶっているだけだったけれど、薪さんの口の中で俺のそこが強度を増してくると、リズミカルに強弱をつけて舐め上げてくる舌遣いはもしかすると俺よりもずっとうまいかもしれず、複雑な心境に追いやられる。勝手に初心だと思っていたけれど(だって実地T着てるし)、実は経験が豊かだったりするのかもしれない。…そ、そうなんですか?
「どうした?口じゃダメか?」
急に含んでいたものが萎えていくのがわかったんだろう。パッと口を離した薪さんが俺の方を窺いながら不安げに問う。
「いえ、そうじゃなくて。大丈夫です、気持ちいいです」
「大丈夫っておまえ…下手だって思うなら正直に言ってくれ」
「や!そんなことないです、すごくうまいですよ、びっくりしました」
「…………ふぅーん?」
納得したのかしないのか曖昧な反応を返して、薪さんは中途半端に力を失ってしまた俺の中心を手で包み込んだ。その手をゆっくりと動かしながら添い寝をするように寄り添い、自分からキスをしてくる。口を割って滑り込んできた舌に応えてやると、嬉しそうに絡みついてきた。
「…どうしたんですか?今日は何か、エロ…いや、積極的ですね」
唇が離れたタイミングで俺がそう言うと、薪さんはそれはもうそろそろ年末だからかな、とよくわからない返答をしてから、嘘だ、と微笑んだ。
「そんなの、目の前に久しぶりにおまえがいるからに決まってるだろ」
「俺、ですか?」
「うん。僕が積極的にエロいんだとしたら、それはおまえが欲しいからだ」
つまりおまえのせい、と言うと、薪さんはもう一度唇を重ねてくる。深く、長くまとわりつくような濃密さのキスを交わしていると、遠ざかりかけた興奮がすぐに俺の元に呼び戻されてきた。
俺もです。俺もあなたが欲しいです。そんな想いをぶつけるように、夢中でキスを交わす。
「青木」
呼ばれてハイ、と応じた頃には、お互いにすっかり身体は汗ばむほど切羽詰っていた…と思う。だから薪さんがそのタイミングで切り出してきたのは、ある意味自然な流れだったのかもしれない。ただ、それをすっかりその時点で忘れてしまっていた俺には唐突も同じだった。
「しよう」
「え?…何ですか?」
別にとぼけたわけではない。ぼんやりしていたわけでもない。普通に何の話にうつったのかをつかめなかったのだ。薪さんはそんな俺に、熱い、でもどこか冷静な観察者のような眼差しを向け、短く簡潔に答えた。
「続き」
「つづき?…って、何の?」
この期に及んでもそれに思い至れずにいる俺はなんとも間抜けだったと思う。よりによって薪さんに全部を言わせてしまったんだから。
「お風呂の続きだ。嫌か?」
「――」
(え)
(え――?)
ようやくすべてを察して口を半開きにした俺を、薪さんの潤んだ瞳が間近から見つめ、迫った。
「したい」
「――」



(もういいかもしれませんが一応、つづく)









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Comment

Name - eriemama  

Title - Re: おお?

> 衝撃のカチューシャがなかったことに(笑)。

なかったことに(笑)…あ、衝撃でした?(^◇^;)

> しかし、だんだんアール・ワールドが自然になってきましたね~ふふ。だんだん積極的になっていく感じが美咲くんをほうふつとさせます。

ウハハ美咲(笑)彼は積極的なんでしょうか?いや、でもちゃんとうさぎさん抱きしめ返すようになってましたもんねー(←この間新刊読みました)。アール・ワールド(爆)…自然ですか?(^^;;良かった(←ほめられたと思って喜んでおきます)

> 身体はまやかしでも心は本物だなんて、なんか切ない…。薪さんのままで青木のところに飛んできてもいいんだよ? でも薪にゃんは薪にゃんで面白いから捨てがたい。

早く本物薪さんが飛んでいきませんかねぇ、青木の胸に(笑)薪にゃん要素が少しでも本体に(笑)滲み出てくれればなぁ…。

続きはもう恥ずかしくて踏ん切りが…ついたらアップします(・・;)
2015.12.17 Thu 10:38
Edit | Reply |  

Name - たきぎ  

Title - おお?

衝撃のカチューシャがなかったことに(笑)。
しかし、だんだんアール・ワールドが自然になってきましたね~ふふ。だんだん積極的になっていく感じが美咲くんをほうふつとさせます。
身体はまやかしでも心は本物だなんて、なんか切ない…。薪さんのままで青木のところに飛んできてもいいんだよ? でも薪にゃんは薪にゃんで面白いから捨てがたい。 ← 要は両方読みたい♪

続きも楽しみにしてます。

2015.12.16 Wed 20:04
Edit | Reply |  

Name - eriemama  

Title - Re: 夜ふかししてて良かった~~( ;∀;)

> コラ青木テメ何ちょいちょいボケてムードぶち壊して最終的に薪にゃんに言わせてんだこのヘタレ。面白いけど!!(°▽°)
> 早くラブラブしろ下さい。

ラブラブまできっともうちょっとですよ(笑)
というか、おかしなことにラブラブが続かないんですよね何故か(・・;)青木が悪いわけやないんですよ多分。書き手に問題があるんです;;;;

> 実地の経験はにゃいはずだった薪にゃんが経験積むとさすが元が薪さんだからあっとゆう間に青木を手玉に取るとゆうのは鉄板ですか?

薪にゃんはきっとあっという間に少ない経験をモノにして形勢逆転しちゃうんじゃないかなー…でもまだ色々抜け落ちてる、ワタワタする薪にゃんも個人的にツボなので書きたいです(⌒-⌒; )

> しかしまだ病み上がりですから、無理しないであったかくして休んで下さいね( ;∀;)でも続きもお願いしますね。
> はい、豚バラ大根。

豚バラ〜(^^)
豚バラ大根を横目に眺めながら今朝はやっとパンが食べられましたよ(笑)私は軽症なのできっと治りも早いです。大して体重落ちなかったし、点滴も免れたし(ーー;)。ただなんか唇に菌でも入ったのか上下とも腫れちゃって痛痒いんですよね。なんなんやろう。。。
2015.12.16 Wed 09:57
Edit | Reply |  

Name - なみたろう  

Title - 夜ふかししてて良かった~~( ;∀;)

コラ青木テメ何ちょいちょいボケてムードぶち壊して最終的に薪にゃんに言わせてんだこのヘタレ。面白いけど!!(°▽°)
早くラブラブしろ下さい。

実地の経験はにゃいはずだった薪にゃんが経験積むとさすが元が薪さんだからあっとゆう間に青木を手玉に取るとゆうのは鉄板ですか?

しかしまだ病み上がりですから、無理しないであったかくして休んで下さいね( ;∀;)でも続きもお願いしますね。
はい、豚バラ大根。
2015.12.16 Wed 01:43
Edit | Reply |  

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