GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ2016年2月号『秘密ー可視光線ーACT.3』を読んで①※盛大にネタバレです  


※今月もネタバレです、以下、メロディ読了を前提に進めておりますのでご注意ください。


いきなりですが、今回の表紙カラー…やっぱり私はこういう静謐な空気をまとった薪さんが大好きです( ; ; )
なんちゅう美しさ…また惚れ直しましたよあなたに…(ええ病気ですとも)。
銃の引き金に指をかけ、目を閉じてまるで祈るように俯いたその横顔ったら…(以下略)。


ハイ。←?(・・;)

ワンカット目は鬱蒼と木々が生い茂る山中に停車している車の画像です。画面が寄ると、運転席で抱き合って眠っているような親子らしき人物が見えてきます。
「もっと」
もっと寄って、という薪さんの指示に応じ、MRIを捜査しているのはひどい花粉症をお持ちの(という情報くらいしかまだありませんのでごめんなさい…)、波多野ちゃんと同じく岡部さんの部下でいらっしゃる山城さんです。
画像はぐっと車体に寄り、先程よりアップになった車中の二人の人物の顔はやはり親子なのかとてもよく似ています。
「…これは…?母娘(おやこ)…?…眠っているんですか?」
「車内の足元を見ろ山城。練炭だ。親子の無理心中だ。そして今車の外からこの画を見ているこれは」
更に画面は車の方へ、運転席のドアガラスの方へ近づいていきます。画面の端に、ドアに触れる視覚者の手ものぞくようになると、ガラスはさながら鏡のようにぼんやりとそこを覗き込む人物の顔を映すようになります。
「一人逃げ出したその子供、21年前のこの脳の『視覚者』だ」
ガラスに映ったのは、見開いた目から涙を流す一人の少年(青年?)の顔でした。それをじっと見つめながら、プチブラック化中のこわーい眼をした薪さんが際どい表現で続けます。
「この『脳』の持主の体は今『第一』の解剖台の上で実験用のカエルよろしく体を開かれている」
この脳の持ち主、というのは桜木さんの発砲音を聞きつけ薪さんが駆けつけた際、お嬢様と一緒に倒れていた男性なわけですが…。
残念、岡部さんいないもんだから薪さんたらお口がいつもよりすべり気味です。何度も言いますが薪さんあなた警視長!科警研所長、ったら大きな警察組織の顔ですよ!(゚o゚;;視覚者の人権とか倫理的見地から言ってどーなんですか今の発言!(;´Д`)ここに岡部さんいたら変な汗が止まらないんじゃないでしょうか。鈴木さんあたりがいれば「メッ!」って叱られてるんだろうけどあいにく今は誰も咎める人がおりません…誰か止めて〜青木〜…
目の前には悲惨な母子心中の画、背後には鬼気迫る薪さんが寄り添ってるというとんでもシチュエーションな山城さんがお気の毒です…こえーよこの人、って感じの顔で薪さんをチラ見(笑)←でもきっともう慣れてる?出たよ出たよ、みたいな?
「すぐだ…『おまえ』が何者なのかすぐにわかる…何者で」
何故、あんなところで死ぬ事になったのかーー
理由はともかく、誰なのか、は前回検討はついていましたよね、薪さん。もうすぐ確証を得られる、という意味なのだろうけれど、この事件の全貌が、細かいパーツが組み合わさって見えてくる予感がもー、ゾクゾクしてたまんないんだよねー、高まるぅ〜っ(≧∇≦)、みたいにイっちゃってる感漂う薪さんが……たまらん(T . T)←コラ



そして。くだんの第一に運ばれた男性の横たわる解剖室ーーではなく、その前にトイレ(?)かどっかでザーザー水流しつつ、ハァ…って苦しげな雪子さんーー雪子さん!?おおっ!?まだやっぱ、ストンと家庭におさまっちゃうのではなく現役でいらっしゃいましたか!いや、また出てきてくれて嬉しいです。いつまでもややこしいつよし君と青木君何とかしてやってください!やっちゃんはどうやら静観派なようだから、茶化してやるなりけしかけてやるなりなんでももういいですからなにかしらきっかけを!トドメのひと押しを!(笑)
…いやいやいや。すみません、ここはそれより何よりこの状況ですよ。ゲーゲーしてた?雪子さんに限って解剖中にあまりのグロさに思わず…なんて事はあり得ないから、つまりこれは絵に描いたような(っていうか絵なんだけど実際)ザ・つわり、ですやんΣ(・□・;)!?オメデタですか〜?←軽いわ(-。-;
…なんかこの前の今井さんといい、着実に時の流れを感じますね、この連載。本編の懐かしい皆さんもみんなそれぞれに状況が変わってきていて、とりあえず薪さんの周りはめでたいことが多いようです。良かった(^^)あとはあなたですよ、薪さん!←くどい?(ーー;)
しかしまぁ、ご飯の匂いとか味噌汁の匂いとかでウップ、はまだいいけど解剖室の匂いでウップ、とかヤだな(−_−;)
ちなみにどーでもいいですが私はお茶とおでんとか煮物系の匂いが特にダメでした。雪子さん、頑張れ…。
「えーーもう何……?スガちゃん一人でもう出来るよね
と解剖室に入ってくるなり辛そうな雪子さん。高熱は大丈夫でもつわりはきつい様子。それと…わーい、スガちゃんだ!元気?←友達か
「すみません雪子先生、ご気分悪いのに…ーーちょっと見てもらいたくて」
「?何?ああーーコレ、例の桜木部長が射殺したっていう身元不明の男ね。もう脳は『第九』に送ったんでしょ?だったらもうそんなに…」
「ええーーただ…ちょっとここ…」
言いながらスガちゃんが遺体の頭を少し動かして横を向かせます。するとーー
はっと息を呑む雪子さんが見たのは、切断された右耳の跡でした。
「何、どうしたの…この耳」
「切断面の形状と左手の切り傷から、生前自分で切り落としたようなんですよ」
自分で!?と雪子さんもびっくり。私もビックリ。。。ええー………っ、なんで?
「しかもおよそ死亡時刻より半日〜一日程前に。他にもいくつか気になる点が…足元なんですけど」
と、スガちゃんが指で示して見せたのは遺体の足の甲のあたりです。
「こことここーー足の甲と後ろに『靴ズレ』の跡がついていますよね。スニーカーや男物の革靴ではこんな風につま先の方につかないんです。これは」
「…女物のパンプスの跡…?」
台詞を継いだ雪子さんと顔を見合わせるスガちゃん。その口からはやっぱり、という言葉が漏れます。この人、女装癖が?←違う
「やっぱり先生もそう思います?ーーこの人身長165センチで男性としては小柄ですし細身ですから…」
さっき解剖台に乗っているのを見た限りでは大柄に見えたけどそうなんか…。165で男性としては小柄、そして163センチしかない薪さん…←何が言いたい(・・;)
「そうねきっとーーきっと女物のワンピースを着て…殺害現場に残っていたという長い髪の鬘をつけたら…見事に女性に化けるでしょうね…」
ですね。どうやら前もって由花里さんちのポスト付近をうろついていたロングヘアのストーカー画像の存在は伝わっていた様子です。じゃあそれを同じような体格の薪さんで検証してみてくださってもいいのですけど…え?しない?(^^;;


「いい?つよし君」
どうやら新事実発覚に呼び出されたらしい薪さんと岡部さんを前に、ひょい、とパンプスを持ち上げてみる雪子さん。相変わらず現場でもつよし君、なんですね。一応雪子さんも科警研所属なんだから今やそこのトップなんですけどね、薪さん(^^;;らしいっちゃらしいですが薪さんも放置なのか(笑)いいなぁそんなんあなただけの特権ですよ?雪子さん。ちゃっかり「特別」やないですか。←特別というかさすがの薪さんも諦めて野放し?
「『LEON』のポインテッドローファーサイズ40。防犯カメラにうつっていた『女』と同じものよ」
いつものように口元に手を遣る薪さんの前で、雪子さんの指示を受けたスガちゃんが遺体にその靴をはかせてみます。
「わかりますか?靴ズレの跡が…」
「…薪さん!合います…!!やはりこの男があの防犯カメラにうつっていたストーカーですよ!」
興奮気味の岡部さん。
「つまり桜木さんは由花里さんを脅していたストーカー犯を射殺した…薪さん!!桜木さんの正当防衛の線がーー」
そこまで息もつかない勢いで喋っていた岡部さんですが、依然無言のままの薪さんに気づき、ふっと言葉を切って振り返ります。
そっか、岡部さん、この間のやり取りで必ずしも薪さんの方は桜木さんに悪いばかりの心象を抱いているわけじゃないって知ってますものね、一応鈴木さんと同じ同期なわけだし。密かにこのまま桜木さんが殺人犯にされちゃうと薪さんが受けるダメージが大きかろう、ひょっとするとまた独り心を痛めてグスン、ってなっちゃうかも、的に心配してたんですね…?さすが母さん。
でも、振り向いた先で薪さんが見せた表情は安堵ではなく、その反応はその場の皆にとって意外なものだったようです。そう、薪さんの脳裏をよぎるのは、かつて目にして胸を痛めた(んだと思う)受刑者の妻子の心中事件について書かれた記事。桜木さんのことではなかった(⌒-⌒; )。例の更衣室でこれを見ろって鈴木さんに投げつけた週刊誌の記事です…。
「『ストーカー犯』じゃない。『関口翔太』だ。21年前母と妹を無理心中で失い、自分達家族をおそった『不幸』の原因を外部に求めーー以来その『原因』に復讐する事だけを生きがいにしてそして死んだ男だーー」
静かに語られる薪さんの言葉。関口翔太、という名前は、おそらく面識などなくともずっと薪さんの記憶に桜木さんの事と共にしまわれ続けてきたんじゃないでしょうか。知りたい、でも真実を知りたいという欲求だけを理由に身勝手に解くことは許されなかった未解決の課題として。冤罪の可能性があるかもしれない。それに気付きながら、本来ならそれを許してはいけない警察組織に身を置きながら、なんのアクションも起こせぬままーーもしかすると理不尽に家族を奪われ、たった一人になってしまったという自分の過去にも重なる不幸に寄り添う痛みだけが残っていたのかも…。
薪さんはかつて、両親を奪ったあの火事の夜の真相を知っている人物がいるとすればそれは一人だけ、澤村さんだけだ、という思いからおとなしく澤村さんの元に身を寄せ一人きりで証拠探しをしていました。そうして徐々に核心に近づく中で、次第にその「彼が犯人である証拠」探しが「彼は犯人でない証拠」探しへと性質が変わっていった。でも、あんまり考えたくはないし明確には描かれていないわけですが、幼い少年でしかなかったとはいえあんな形で両親を奪われたんですから、当初はその「真実を知りたい」は「復讐したい」、に繋がっていたのではないのかな…本人が意識したかどうかはわかりませんしもちろん推測ですが、両親のお骨を胸に抱きながら病室で横たわる澤村さんを凝視していた少年薪さんの眼には、やはり憎悪が浮かんでいたように思います。子供だから、まだ殺意とかそういうはっきりとした強い意志を伴うものではないとは思いますが、その大きな感情が流れ着く先は、復讐になるんじゃないでしょうか。
澤村さんと暮らした長い年月、その間の薪さんの生きがいはおそらくずっと真相を知りたい、これだったのではないかと思います。それこそあの夜に見た手掛かりになりそうな鮮明に脳に焼きついた記憶を、取り出して誰かに見せることができれば、と強く願ったくらいですからね。…そして関口翔太もまた、原因を求めそれに復讐することを生を繋ぐ原動力にしてきたと言えるなら…たとえ由花里さんを桜木さんに撃ち殺すよう仕向けたのが彼だとしても、桜木さんへの復讐にまっすぐに向かっていったその気持ちへの憐れみに似た共感や理解が、薪さんにはあるんだろうと思います。
警察で証言を求められた時の、桜木少年の「この人です」という発言さえなければ、自分達一家の当たり前の日常が突然断たれることはなかった…なのにその元凶となった一言を、無関係な一家を不幸に突き落とす証言を口にした少年は事件解決に貢献した「お手柄」少年という扱いを受けた。そしてそのせいで自分達はいつまでも容疑者、受刑者、その家族のまま。どこまでも続く理不尽に満ちた日々を断ち切ることができるなら、たとえ過去の幸福な時間に戻れることなどなかったとしても、復讐にしかその術を見出せなくなってしまったのだろう追い詰められた心理は想像ができます。
幼い薪さんが、警察が事件性を否定したことで自分で真実を暴くしかない、という結論に至ったのと似て、きっと警察も司法もあてにならず、残されたのは自分だけだったのでしょう。皆が背中を向けてしまったら、もうそれは自分だけの問題になってしまう。父の無実を、母と妹の無念を世に知らしめたければ、それを証明し発することができるのは自分だけ。
復讐以外に光などない関口翔太の21年は、薪さんにも覚えのあるものだったかもしれずーーついさっきは解剖されるカエルなんて言い方をしていたけれど、亡骸になって横たわる「生き残りの長男」の成れの果てに、傍で拳を握り締める薪さんは、無力ゆえ何の救いの手も差し伸べてやれなかったかつての自分を思い出し、そのまま何年もの歳月を見送ってしまったことを悔いたのかもしれません。気付いていながら見て見ぬふりをしたという点では、桜木さんも、薪さんや鈴木さんも同じだから。
(本当にこの家族は死ななくてはならなかったのか?)
(まさか)
(まさかこんな形で)
(桜木さん)


ーつづきますー




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Comment

Name - eriemama  

Title - Re: 読ーみーまーしーたー

> 休憩時間の合間合間で読ませていただいていたので遅くなりました…;;

忙しいのにすみません…;;;;ひょっとしてメロディ読む時間の確保も大変だったのでは?

> 雪子さん、よかった!雪子さんが幸せであればあるほど、こっちも肩の荷が下りるってもんです!←お前は誰だ
> やー、よかった、ほっこりした。

なんでしょうね、雪子さんの幸せは見守っていかなきゃいけないような気になってるんですよ私(笑)なので肩の荷が下りる、ちょっとわかる(笑)生まれるのはまだ先でしょうけれど、元気な子を産んでほしいですね。そしてお祝い持って病院を見舞う薪さん見たい(^ ^)

> どうまとめるのかと思ってましたけど、そっか、鈴木か!と思いましたねえ〜〜〜!くーっ

え?鈴木さん?…あ、あの桜木さんの揺さぶりですね(^◇^;)
今回は回想カットだけで残念でした、王子…( ; ; )次号に期待(笑)
2015.12.30 Wed 00:17
Edit | Reply |  

Name - eriemama  

Title - Re: わたしも!

> 懐かしい面々が出てきてくれて嬉しいですね!

そうなんですよ、これ、この前のプレゼンの今井さんたちといいサービスですかね?(笑)嬉しいです。

> そして雪子さんご懐妊(多分)
> 胎教に悪そうだけど、大丈夫なんですかね(笑)
> 先生も妊娠中にグロい資料写真とかバンバン見てたっていうから平気なのかな(^^;)

あ、それ私も少し心配しましたが、グロいの見ていても母体が平然としていれば赤ちゃんには影響ないんでしょうね。要は胎教って母体の精神状態が良ければいいんだろうし←ざっくりした解釈ですんません(自分があんまり胎教って興味なかったもんで)。

> 私の一番のツボは「だだ漏れ薪さん」でしたよ………

そのくだり、おかしかったですよね(笑)いったいどの辺まで漏れてるんでしょう…トップシークレットなのに(^^;;
2015.12.30 Wed 00:11
Edit | Reply |  

Name - ゆけ  

Title - 読ーみーまーしーたー

休憩時間の合間合間で読ませていただいていたので遅くなりました…;;

雪子さん、よかった!雪子さんが幸せであればあるほど、こっちも肩の荷が下りるってもんです!←お前は誰だ
やー、よかった、ほっこりした。

どうまとめるのかと思ってましたけど、そっか、鈴木か!と思いましたねえ〜〜〜!くーっ
2015.12.28 Mon 16:25
Edit | Reply |  

Name - ねこじゃらしにゃんたろー  

Title - わたしも!

私も読みましたよっ!

懐かしい面々が出てきてくれて嬉しいですね!
そして雪子さんご懐妊(多分)
胎教に悪そうだけど、大丈夫なんですかね(笑)
先生も妊娠中にグロい資料写真とかバンバン見てたっていうから平気なのかな(^^;)

私の一番のツボは「だだ漏れ薪さん」でしたよ………
2015.12.28 Mon 14:45
Edit | Reply |  

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