GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ2016年8月号『秘密 season0– 増殖–ACT.1』レビューその④ 

このところずっと雨などもあり仕事か引きこもりかだったので、昨日は泉南の方まで、大阪湾沿いに南下してドライブ、昔からの付き合いの先輩にごちそうになり、海辺を散策して雑談してまいりました。小雨が降ったりもしましたが今シーズン初めての海で、その後行った有機野菜を使ったプレート御飯がおいしいカフェもいい雰囲気で楽しかったです。人懐っこい大型ワンコがいて青木のようでした…。
夜はレビューの続きしようと思っていたんですが、VS嵐のババ抜き王が気になって最後まで見てしまい家事がずれこんで結局やる気が消失し…続きを見に来て下さった方がいらっしゃいましたらすみませんでした…。今日、できるだけやっつけます。早くお邪魔したい(←邪魔はしないで)ブログさんにお伺いしないと禁断症状出そうです(;・∀・)

ネタバレレビューの続きです。




「『幽霊』ではありません……死亡した人達が見たのは『幻覚』です。『脳』の働きの異常により生み出された物です」
青木、発言中限定なのかは知りませんが薪さんの真正面のベストポジション…(モニター越しですが)。ところで、映画祭があったのも東京で関東の死者が一番多いのに岡部さんたちが捜査の中心ってわけでもなさそうですよね…気づいたのも宇野さんだったっぽいし。←というか、最近靖文薪さんや部下のフォロー要員…(笑)
「映像を見ただけで死に至るならMRIで脳を見た我々も映画制作陣も同じ症状が出る筈です。しかしそんな事実はない。今回25人総てが『幻覚』に悩まされ死亡するに至ったのは、同じ時期同じ場所で、つまりゴールデンウィークの『映画祭』で全員が何らかの『ウイルス』又は『細菌』に感染したからと推測出来ます」
………え、そう?←誰も言わないので言ってみました。
いや、推測とはいえまだウイルスとか細菌とか絞り込むのは尚早な気も…しません?(・・;)しかし薪さんが口を挟まないところを見るとこれ、正解なようですが。
「今その人々が次々と日本各地で発症しているんです。感染した経緯が偶発的なものなら『事故』ですが、もしこれが『何者』かによる意図的で計画的なものなら――そしてネットやSNSに『噂』をバラまき拡散し混乱をまねいているのが『同一犯』のものだとしたら、これは最悪」
気迫のこもった青木の推理に表情を険しくして聞き入る薪さん…。
「1995年のあの『サリン事件』以来の日本での『無差別テロ』という見方も――」
なんだかすごいスケールの事件になってきましたね…。同じ時期に次々と人が、というのはまず貝沼の時を思い起こさせますが、ウイルスの拡散の恐怖は中国の留学生が起こした事件も思い起こさせます。犯人は個人なのか組織なのか…。



さて。一方こちらは悦子さんの葬儀会場の山城さんです。キリスト教のお葬式のようですね。正面の壁や棺には十字架が見えます。
「圭介」
遺影を手に前列の席に座って頭を垂れている圭介さんの元に近づき、背後から山城さんが声をかけます。
「圭介…もう…」
そう言って友人の肩に手をかけた山城さんは、彼の手元に視線を向けて目を瞠ります。
覗き込んだその手元では、ガッ、ガッ、という破壊音と共に微笑みを浮かべている悦子さんの遺影にロザリオ(?)が振り下ろされているところでした。無残に割れたガラスの破片が衝撃に飛び散ります。
「圭介!悦ちゃんの写真…!」
「こいつが、こいつが」
こいつ、と繰り返しながら、何かに取り憑かれたように一心不乱に十字架を振り下ろす圭介さん――完全に目がイッちゃってます;;;;
「こいつが悦子を」
その目には、写真の悦子さんの顔はあの『幽霊』の顔に見えていました。
「圭介よせ!」


結局圭介さんはそのまま病院へ連れてこられたようです…。鎮静剤でも打たれたのかベッドに横たわって眠るすっかりやつれてしまった彼の横では、スマホの画面をこれまたカチカチとスクロールする、喪服のままの山城さんの姿があります(・_・;)
その画面には、例の映画祭関連死についての投稿がずらっと並んでいました(どうでもいいんですけど薪さんのカチカチの時からずっと出てくるこれってLINEなんでしょうか?)。

――死んだ25人総て映画祭行ってた
――あの映画見たら死ぬ
――あの映画って?
――グランプリとったやつ
――『見えないともだち』

画面を見ていた山城さんの表情が凍り付きます。…ええっと…つまり山城さんは今噂を知ったと?そういうことなんですよね?知ってたらもっと前に気にするもんね。
とっさに彼が思い出していたのは、ゴールデンウィークの映画祭前、チケットを圭介さんに譲った際のやり取りでした。

――山城!
――おー、コレチケット
――サンキュー、でもいいのか?
――ああ、悦ちゃんとか誘えよ
――うーん、でもあいつホラーダメだからなぁー
――あっコレコレ!!他は見なくともコレだけは必ず観ろよ!!すっげ面白いんだって!『見えないともだち』!

うーわー……;;;;
めっちゃ推してますね……これはダメだわ…勿論山城さんが悦子さん殺したわけじゃないけど、すごいショックでしょう…。直接は何もしてないけど、明らかにチケット譲らなきゃこんなことには、ってなるパターンでは;;;;?波多野ちゃん、岡部さん、薪さーん!フォロー、フォローしてあげて下さい…(T_T)

ちょうどそのタイミングで、RRRRRR…、と病室に鳴り響いたコール音。ハッと我に返った山城さんがスマホの画面を見ると、そこには「岡部室長」の名前が。岡部さん、いつものことながらいいタイミングです。電話に出るため、一旦山城さんは病室の外に出ます。
「岡部さん――」
『山城!おまえ大丈夫か?』
第一声で大丈夫か?と訊くところがすごく好きだわ…
「――すみません、こんな時に抜けて…」
いや、そんなん今気にせんでええよ?( ;∀;)
『こっちは何とかなる。それで大丈夫なのか?おまえの友達は?』
「………」
一体岡部さんと山城さんはどこまでお互いの情報なり状況を共有できているんでしょうか。さっきのスマホ見ていた山城さんの顔を見る限りでは、映画祭関連の噂は初めて知ったようだし(それもどうなんだろ…?まだ報道はされていないということ?例のスカイプ会議みたいなのでも波多野ちゃんは出てましたが山城さんそれどころじゃなくて出てなかったですもんね…)、その前に、岡部さんは山城さんの友達があの映画祭に行ったこと、ご存じなんでしょうか?…さすがにそこまでは知らないか;;;;

「…あの…ネットで見たんですけど…2か月前の『日本スクリーム映画祭』である映画を観た人が今次々と幻覚を見て死亡してるっていうのは…」
本当なんですか?と岡部さんに尋ねる山城さん。勘のいい岡部さんなら、ここで気づかないかな。大丈夫なのか?の直後にこの切り返しですもん。
『…今、映画祭で出された「ホラー・フード」の業者をあたってる』
ホラー・フードっていうとあのテレビで紹介されていた食欲を削ぐフォルムのゼリーとかバーレルの業者さんですね…ホラー映画祭だから人気だったようですがこういうのってだいたい味はイマイチで高いんですよね(笑)…呑気に雑談してすみません。
「……!『ホラー・フード』!!あれが!?あの中にウイルスが!?」
『解らん!!まだ何もわからん!!』
青木が可能性として出してただけだし(・_・;)…薪さんは反論してないけど、その中からウイルスが出て来てビンゴ!だったら連載は次号で終わっちゃいかねませんし(-_-;)
『検死ではまだウイルスも何も発見されていない…今回の『連続死』が誰かに仕組まれた『事件』なのか『事故』なのか、これ以上死者は出ないのかまたこれから増え続けるのか…考えられる可能性は1つ1つつぶしていくしかないんだ…!!』

廊下に出て岡部さんとそんな電話のやりとりを山城さんがしていた頃、病室で寝ていたはずの圭介さんが目を覚まします。ベッドの上に起き上がり、点滴の処置がされた自分の腕の辺りを見つめる彼の虚ろな目が突然恐怖を湛え見開かれます。
ぬっとベッドの下から、腕を掴むように伸びてきた手――勿論そんなことはあるはずもなく、これは彼の見ている幻覚なのですが――同じような手は、ベッドの足元の方からも無数に伸びて彼を襲います。

「…ふえますよ」
岡部さんとの会話を続けていた山城さんには、自分に身近だった人たちが噂の当事者になり、ネットで囁かれるホラー映画のような噂話が作り話ではなく現実であることを知ってしまった今、誰よりも差し迫った予感があるのでしょう。え?と問う岡部さんに向かって、話を続けます。
「グランプリをとった『見えないともだち』は7月20日夏休み開始を待って全国100か所以上で公開されます」
電話口で驚きの表情を浮かべる岡部さんですが一応それくらいは調べておくべきでは…(-_-;)「見たら死ぬ」とか噂になっていて現実に人が死んでいるわけですから関連性はないとしても、ですよ?(・・;)
「――このまま『原因』も『犯人』もわからないままこの映画が全国で公開されたら――沢山の人がこの映画を観たら」
確信に近い予感を、不安を岡部さんに話す山城さんの背中を、病室のベッドの上から戸口へと移動してきた圭介さんがぼんやりと立って見つめています。会話に気をとられ、それには気付けない山城さん…。
「もっと――もっと死体が増殖て(ふえて)いきますよ…!」
もっと死体が増殖て、という自らの言葉が先の悲劇を暗示しているとも知らず電話を続ける山城さんの後ろでは、点滴の針とチューブをつけたままの圭介さんが、何かに導かれるように廊下の反対側へと背を向けて歩み去って行くのでした……(うわーん( ;∀;))。


(つづく)←何回…;;;;


関連記事
スポンサーサイト

Comment

Add your comment