GARDEN CITY LIFE~annex~

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メロディ2017年6月号『秘密 season0– 増殖–ACT.6』レヴュー ⑤ 

いいお天気ですね(*^^*)
ネタバレレヴューの続きです。



薪さんのMRI捜査(?)と子供たちの動向が行ったり来たりでしんどいのですが、もう一度薪さんのいる第九に戻ります(;・∀・)
見ていたモニターの前で機械に添えた手を止め、目を瞠った薪さんが座っていた椅子から立ち上がったところに、「薪さん!」と大声で名前を呼びながら青木が入って来ます。青木、声でかいねん!何事かとびっくりするやん!?いや別に薪さんとおったわけやないけど(ーー;)
――というか、青木まだいた(;・∀・)
そして薪さん見つけてめっちゃ嬉しそう(^_^;)(←さすがキング、手紙の件からもう立ち直ってるやん;;;;)。
「よかった!!まだいらっしゃったんですね!岡部さんが薪さんも呼んで来いって」←靖文気ぃきかせた?
薪さんも呼んで来いってまさかこれから飲みにでも行くんですか?;;;;ハッ、青木に薪さん呼びに行かせて戻ってみたら靖文たちはいなくて「アレ?おかしいなぁ俺たちだけ…?どうします?(オロオロ;;;;)」「構わん、行くぞ(キャハッ////)」→ホントのアフターケアにレッツゴー、な流れになだれこむフリですか?(ノω`*)ノ←…ナイ(薪さん度々ゴメンナサイ)
「今日くらいは薪さんも少し」
テンションも高く嬉しそうに続けようとする青木のネクタイを、薪さんの手がグイッと引っ張って台詞を制します。
「見ろ」
正面のモニターから視線を外すことなくネクタイをしっかり掴んで引っ張っている薪さん…視野が広いんだろうけど、青木が近くに寄ってきたのお見通し?こなれたものですね(笑)そして「見ろ」言われたモニターじゃなくまずは薪さんを見る青木(笑)
「?ま」
きさん、まで言えず、凄く近い薪さんの綺麗な横顔からモニターの方にやっと視線を向けた青木ですが――すぐにそこに映ったものに釘付けになります。
画面に映っていたのは、先刻病院からの帰りに光くんたちがそろって見せてくれたあの奇妙なピースサインのようなものを作る子供の姿――
ただし、そのポーズを作っているのは画面の中の一部の子供です。
テーブルにつき笑顔で食事をとる子供たち、その周りを囲むように片手に皿を持って立つ子供たちだけが、まっすぐに片手を高く上げあのポーズを作っていました。ご飯まだの人ー!ハイッ!('◇')ゞ…なわけではありません。楽しそうに食事をする座っている子供たちと対照的に、直立している子供たちは皆真顔です。
(この「敬礼」の仕方)
その映像を見て、すぐにさっきの光くんたちのことを思い出す青木。待って待って!?敬礼やって認識してたんかいっ(;´Д`)だったら何で笑顔でノッちゃったのー!←それならなおさら慎重になって欲しかった…;;;;
「手前で食事をしているのが『市民』で、後ろで空のプレートを持ったまま『敬礼』しているのが『下層市民』。『市民』が食事を終えるまで『下層市民』は食事が出来ない」
画像を見ながら薪さんが青木に説明します。
「下…?な、なんですって?」
すごくわかりやすく解説してくれたのに相変わらず薪さんの台詞を一度で聞ききれない青木…コラコラ、隣りに見惚れてる場合やないで(-_-;)画像の衝撃と近すぎな薪さんにテンパるのはわかるけども(^_^;)
「児玉は園児達をいくつものグループに分けて徹底した『身分階層制度(カースト制)』で子供達を『洗脳』した。もちろんカーストのトップは児玉良臣」
そのカーストの図式は、上から順にトップに児玉、その下に須田洋子と原田亜紀の2人、そして保育者である保母、市民(①と②)、下層市民(③と④)というものでした。
「『洗脳』?」
「『市民』の食事が終わった。見ていろ」
ごちそうさまでした、と手を合わせた市民の少女が、自分が食べ終えた器を持って立ち上がります。すると青木と薪さんが見つめる先で、画面の中の少女はその器の中の食べ残しを後ろに立っていた下層市民の少年のプレートの上に移して去っていきます。
愕然とする青木の前で、残飯をもらった少年は敬礼した直立姿勢で「ありがとうございました!」と言い終えると、立ったまま手を使いそれを食べ始めます。
「……まさか……!」
「その『まさか』だ」
青木が信じられないという顔で見ている画面の中の光景――それは警察が命がけで助け出した子供達が「つばき園」にいた間、日常的に繰り返されていたものでした。
「児玉により『下層市民』とされた子供達は『市民』の子供達が残した残飯を立ったまま素手で食べさせられる――つまり、ここで『下層』とされた子供達は毎日毎日の食事のたび人間の尊厳を無くしていく。善悪の『価値観』が根底から壊れ『洗脳』され、ここのリーダーで『市民』『下層』を決定する児玉良臣(ヨシ先生)『だけ』が総てだと思うようになる。このおぞましい『カースト制』は家事・遊び・食事・入浴の順番等生活全般に反映されるため『市民』にさえなれば快適だが『下層』になると毎日が『地獄』だ。みんな児玉に気に入られる為に何でもする」
薪さんの解説を聞きながら、顔色を失いこみ上げる吐き気を抑えるように口許を片手で覆う青木…タジクが今回の事件青木には荷が重いって言うてましたが、それって拳銃の使用よりもこっちの方だったかもしれないですね;;;;
「小さい子供であればある程ここで生き残るための『ルール』に適応しやすく、誰が『ボス』かを素早く察知し、未就園児だと『つばき園』に来て2日もたたないうちに児玉の顔色をうかがい機嫌をとり懐き、児玉が全世界の『神』であるかのように崇め崇拝するようになる。『つばき園』で児玉の『信者』を育成していたわけだ」
薪さん、一体どれくらいの時間をかけて実態を調べ分析したのかはわかりませんが、細かく観察して仕組みを把握してますね…児玉のMRI見られるようになってまだ殆ど時間経ってないんじゃ?って思うんですけど、さすがです(・・;)
でもってここまでの話を聞いていて思い出されるのは、児玉の顔つきが険しくなると一斉に口を噤み、子供らしさを引っ込めてはしゃぐのをやめたつばき園での子供たちの様子なのですが…園庭でのびのびと走り回り、歓声をあげながら鬼ごっこに興じていた平和そのもののようだった光景さえ、彼らの現実を聞いた後では異様な世界に変化して見えます。
動揺からか玉のような汗を浮かべ、口を覆ったままの青木は呼吸も荒くなり苦しげです。前傾姿勢で耐えるその傍らで、薪さんが更に続けます。
「――この『つばき園』での数年間にもわたる子供達への虐待が今まで全く外部に漏れる事なく続いた理由はわからないが…ひとつには総体的な人数に対して食事の『量』は十分に与えていて必ず『残飯』が出るように気をつけ、『下層』の子供であっても『栄養失調』や『ケガ』など『身体的』に『見て』わかりやすい『虐待』は出ないよう気を配っていた事、そして」
巧妙に表面上は「普通」にしか見えないよう、外から見て異常に勘付かれないよう計算された虐待だった、ということなんでしょう…実子である光くんたちは扱いが違ったのかもしれませんけど、何にせよそんな環境で育てばまともな価値観、感覚が身につくとも思えません(・・;)
「ひどい扱いの『下層』の子供達からも不満の声が出にくく『自分達よりもまだ下がいる』と子供達が安心し満足できるようにと、さらに『下の層』をもうけていた事が考えられる」
「『さらに』……?」
青ざめながらも顔を上げた青木を、薪さんが険しい表情で覗き込みます。
「いたんだ。『鬼』と言われ忌み嫌われる存在が、カーストの『一番』下に」


薪さんが青木に語った教団のカースト制における最下層の『鬼』――鬼ごっこなら鬼は追う方ですが、逆に光くんたちに追われる側になっていたミドリちゃんは茂みの中を抜け道路っぽい場所へと辿り着いていました。でも、一体どういう構造になった道路?(^^;)木々が生い茂る道らしきところから開けた場所に出た、と思ったらいきなり行き止まり…(・・;)ガードレールが見えるんで道だとは思うんですけど違うのかな…;;;;
背後を振り返りながら走って来たミドリちゃんは行く手を阻むガードレールに突き当たり足を止めます。
「あっ」
ガードレールに掴まり下を覗き込むと、足元から小石がガラガラと音を立てて転がり落ちて行きます。どうやらこの先は崖のようです。
「だめだよ、『鬼』なのに逃げたら。逆だろミドリ」
涙を浮かべ退路が断たれたことを思い知ったばかりの彼女に、追いついた光くんが後ろの茂みから声をかけます。
「逃げようとしただろ、一人だけ。あそこから、僕たちから」
ディンダル様、許さないぞ、って追いつめるの似合い過ぎ…(;´Д`)
「逃げ出そうとしただろう、たった一人の弟を置いて」
そう言った光くんの後ろにいたのは、ミドリちゃんの病室の前で光くんにしがみついていたあの眼鏡の少年です。青木の眼鏡もですけど、今時珍しい丸眼鏡、一緒やなぁと思ったら弟だった…;;;;
「コウタ…!」
鬼にされたミドリちゃんにとっては毎日が地獄に違いなく、その立場が悲惨としか言いようがないのは事実ですが、教団の他の子供達にとっては、『鬼』とは自分達が絶望しないため、最後に残ったわずかな自尊心を守るためにどうしても必要なものだったのでしょう…。逃れられない徹底したカーストに縛られた彼らは、序列のルールによって全てが決まるというわかりやすくある意味安定した世界を子供なりに築いていたのだと思われますが、それが崩れなかったのは一番下に皆が「どんなにここがひどくても、毎日が辛くても、あいつよりはマシだ」という共通の認識を持ち得る『鬼』がいたから。
カーストの頂点だった児玉やその下の大人たちがいなくなっても維持されていた、彼らが縛られている極端に狭く偏った価値観だけに統べられた世界――それが今、『鬼』であるミドリちゃん、彼女がたったひとりいなくなるかもしれないというだけで揺らぎ、危うくなってしまっている……ミドリちゃんが逃げ出すこと、それは児玉に代わるカーストのトップに立とうとする者にとっては特に、看過しがたいものなはずですよね(・・;)


バンッ!と勢いよくドアを開け、おそらく病院の小児病棟でしょう、薪さんが青木を伴って現れます。もうとうに面会時間は過ぎているようですし、突然の訪問者に驚き「ちょっと!」と詰め所にいた年配の看護師さんが声を上げます。
「すみません!薪さん!」
片手を上げただけでとりあえずそれに応え、詰め所前をスルーする薪さんに青木が続きます。
「ちょっと…!!何なんですかあなた達、こんな時間に!出てって下さい!子供達はもう就寝してるのよ」
「薪さん!ちょっとこれはマズい…」
「誰か止めて!」
誰の制止も聞かずミドリちゃんがいるはずの大部屋へ直行した薪さんを追って行った青木ですが、手を伸ばして「ま…!」とその動きを止めようとしたところで、薪さんの肩越しに目に飛び込んできた部屋の中の光景に唖然とします。
開いた窓、寝ていたはずの子供達の姿が忽然と消えた、奥まで並んだ無人のベッド…。
「…何て事…!子供達は…!?」
青木たちを止めようと追いかけて来た看護師さんが戸口で愕然と声を上げます。子供達はってこっちが聞きたい…見たとこ窓から逃亡したっぽいですが、ここ1階なんでしょうか?;;;;昼間光くんたち青木たちを高いとこから見送ってなかった?(;・∀・)
「主任!!主任!来て下さい!!」
「薪さん…!」
騒然となる現場ですが、薪さんは冷静にもぬけの殻になったベッドに歩み寄りそっとそこに触れてみます。
「まだベッドが暖かい。子供の足ではまだ遠くにはいってない筈です、手分けして探して下さい。我々も応援を呼びます」
「はい!!」
駆けつけたさっきまで何なんですか!言うてた主任さんに指示を出し、今度は取り出したスマホをカチカチ操作する薪さん。
「薪さん…!」
さっきから薪さん!しか言えなくなってる青木…(・・;)RRRRR、RRRRR、とスマホのコール音が(まさかスピーカーにしてる(^^;)?)響く中、何も言ってくれなくなった薪さんの後ろで途方に暮れております。大変な事態になっておりますが、マイペースに青木に構う薪剛が愛しいです…(;^ω^)さっきはネクタイグイー!して密着解説してたのに今度は放置…で、何で緊急事態を予想していたはずなのに青木と2人だけなんでしょう;;;;←靖文は?
「最下層の『鬼』とされたミドリにはコウタという弟がいた。幼い姉弟は園で出される少ない菓子を半分にして大きい方を相手に譲りあう程の仲の良さだったが、児玉は弟だけを『市民』に入れ姉を最下層の『鬼』にした。兄弟や仲のいい友人同士をわざと引き離し、まず『友情』や『親子』という『絆』を断ち切り孤独に追い込むのは『洗脳』の常套手段だ」
スマホを耳に当て、コール先の相手が出るのを待ちながら、薪さんが先刻見てきたMRIを補足するような内容を青木に話して聞かせます…というか、どこに応援頼むのか知りませんが早く出んかいな;;;;所長の直電だぞっ;;;;
「この弟が空のプレートを持つ姉のミドリと目を合わせなくなり、さらに雑草や石を残飯に混ぜ込みミドリが食べられずに困る様子を他の園児と笑うまでに一週間かからなかった」


(つづく)


ところで今期ドラマ、CRISISと小さな巨人見てるんですが(←刑事モノ好き)、両方まぁまぁアタリで2つ以上のドラマを久々に欠かさず見てます。
小さな巨人の岡田くんは特に綺麗でカッコよくて日曜はほんまに癒されます(あ、ドラマの内容はとても癒し系ではありませんが;;)。掟上今日子のドラマとかSTではちょっとコミカルでホワッとした役でしたが、素の岡田くんとは遠そうだけどこういうシリアスドラマのキリッとした役の方が好きです(^^;)映画秘密の青木役も、そこだけ見るなら良かったし…というか、今回の役眼鏡かけたらもう青木ですよ(笑)


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