GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ12月号『秘密ORIGINAL SIN-原罪-ACT3』を読んで~その① 

おはようございます。今日は、以下ほとんど夕べ書いた感想(という名の疑問に近いです…)でお送りしたいと思います。夜中に書いた文章の怖さに懲りない私…。


多分私のブログを覗いてくださってる方で『秘密』ファンの方は少ないと思うんですが、今日たまたまこの記事にぶち当たった、『秘密』ファンでこれから雑誌読む方やコミックス派の方は、これでもか!ってくらいのネタバレが入ります。どうぞご注意ください。今ならまだ間に合いますので急いで回れ右してください。視線は伏せず、やや上向きで(難しいわ)。

そして『秘密』なんてどうでもいいんだけど、というその他の記事オンリーで読んで下さってる方がいらっしゃいましたら、すみません、この数日はまたいつもの病気か、くらいの気分でご容赦ください。



以下、がっつりネタバレ入った個人的な感想です。ひとりよがりです。間違った解釈、表現が多々あると思いますが全部まるっとひっくるめて先に謝っておきます。いつもすみません‼



まずは登場人物個人個人のことじゃなく全体的な感想なんですが、あたりさわりのないところから行くと表紙の季節外れの金魚を纏った薪さんが綺麗でした(そこかい(-_-;)…自分で言っといてなんですが金魚を纏う、なんて日本語はないと思う)。今回カザフの大統領(よくしゃべるねこの人)にも同じようなこと指摘されてましたがなんか薪さんどんどん若くなってますよね(そうそう、幼いんじゃないんだよ、若いんです)。表紙、綺麗だったんですが、金魚もいいけどやっぱ蝶の方が毒々しさとか妖しさがあって似合うと思うなぁ(私にかかると昆虫系はみな毒々しいけど…クワガタとかセミでも。まぁ彼らはビジュアル的に薪さんとの共演はないだろうけど)。

そしてそして。

私、このブログはじめたのがACT2の連載があった直後だったこともあり、今更になるのでACT1については触れずだったんですが、タジクがカザフスタン出身、と聞いてカザフ、カザフ、と念じてまず連想したのが核実験だったんですけど、話はBSEだし『秘密』は近未来の話だし、ちょっとパラレル入ってるし(チメンザールとか外国人狩りとか、まぁあれのことかな、と連想させるものは要所要所ありつつも)、違うな、と思ってた。むしろBSEはいいから核がらみの何か描いていただきたいな、とも思ったんですが、月の子でチェルノブイリ描いてらっしゃるし、もうないだろうと。そしてこの話、きっとチョコレートがどんな味かなんて知らない、食べたこともない子供や大人たちが貧困の中で栽培しているカカオを惜しみなく使って生産されたチョコレートを、豊かな物に溢れた国に住む私たちが、そんな人たちのことなんて想像すらせずにたくさん消費してるんだよ、的な話なんだろうって思ってたんですが(大量に安くカシミヤやシルクを着たいっていう欲によって生じる環境破壊や動物虐待なんかも同じですよね…まぁこの辺も遠からずテーマに入ってるようですが)。

そしたら今回、来た!セミパラチンスク核実験場の話。。。(間違ってたらすみません。でも核実験実施の年代と回数、出てきた地名が合ってるのできっとこれのはず)。

…なんか、本格的に社会派サスペンスになってる(いやもともとか)。もうこれ少女漫画ってくくりに入れちゃダメなんじゃ、と心配になりました。ますます読者が限定されそう。余計なお世話だけど好き嫌い分かれそう。でもあえてこういう重いテーマに挑み続けてる清水先生が好きです。尊敬する。。。

ここまで現実とシンクロさせた話って『秘密』じゃ初めてなのでは。連想させる、とかじゃなくほんとの話だもんなぁ。リアリティがありすぎて怖いです。社会主義大国だった旧ソ連やチメンザールの話の時の中国が抱えてる人権問題とか今の世界が直面している世界規模の格差、貧困問題、それぞれに共通する不条理って、清水先生がずっと描き続けてるテーマなんでしょうね。

ただそれとBSE…カニバリズム(これ、ひっぱるなぁ)がどう絡んでくるのか、見えるようで見えないような、今回の話の2大テーマの接点が読解力、推察力のない私にはまだまだ難易度高すぎてわかりませんでした。

なんだかコミックス7巻のようなスケールの大きさと、内容的にはEND GAMEに通じるものを感じました。…もう、ついていけるかな、私。かつてないくらいそれが不安。頭フル回転でも難しいわ。振り落とされそう。なのでこれ以降の考察はまったく自信がないです。。。(それ以前にもうここまででめっちゃ疲れました。真面目さんすぎて。笑いなし。でも読んでくださってる方はもっとお疲れなはず…すみません)。


①薪さんと青木のこと
ACT2の感想では後回しにしちゃったので(ついうっかり…)、今回はこの話から。っていうかもうこの記事はこの①だけで終わっときます。長すぎ!ここに関してはさっきまでの核やら人権やらBSE忘れます!

…長きにわたり(私の場合そうでもないけど。たかだか数か月やけど)ひっぱられ続け色んな妄想と解釈に悩まされたあの問題、あの、青木が出したややこしい手紙は、今回青木による心の解説(?)付きで、割とあっさり片づけられてしまいました(ええ⁉って思った…すっきりあっさりコンパクトに親切すぎて)。

だいたい昔、青木言われてたじゃん(というか言われてたの曽我さんだったけど)、薪さんに。「思い上がりも甚だしい」って。

つまりあの手紙って内容的にはもし相手が普通の女性だったら、あなたが好きです、ちょっとでもいいからそばにいて一緒に時を過ごしたいです、お互いを知っていきたいです、なんて告白だし付き合って下さいだし、そんな人前では内容を口にするのも憚られるようなものをよりによって上司に(しかも同性の)出して、あまつさえ職場で(薪さん、公私混同嫌いだもんね)返事をくれだなんて非常識もいいとこ、思い上がるのもたいがいにしろと(そこまでは言ってない)、河原でのやり取りは手紙を読んでずっと知らないふりをしてあげてた薪さんが業を煮やして青木に思い至らせた、いい加減気づけよ馬鹿、という、そういうこと…らしい(らしい、って…そうなんだよ。違ったかな)。

やっぱり手紙、読んでたのか、薪さん…。うーんでもじゃあ車の中で笑ったのは、なんだろう。ほらやっぱ言えないだろ、っていうだけの笑い?あんまりお怒りではなかったと思うのだけど、ひょっとしたら笑顔の後の真顔はちょっと怒ってたのかな。コワ…。天才薪さんも、青木がここまで慕ってくるとは予想外だったんでしょうか。「待ってるから」って言ったのに。あれもただの慰め?貝沼に買ってあげたお弁当のノリじゃないですよね薪さん…。なんかもう、わからなくなってきたぞ。

だいたい薪さん今回も、青木がBSEに感染するかも、と想像して「青木!」って心で叫んでるし大統領と行動を共にするメンバーに青木が入ってた時動揺してるし、大統領の下見の時にはペガサスの彫刻が落下してくるのSPより先に気付いたのも、青木の方ずっと見てたからなんでは…?と、薪さんの青木への感情は恋愛じゃない説に傾いておきながら勘ぐってたんですが、勘ぐりすぎ、しつこすぎますかね…。ただ、お姉さんのことではすまなかったし部下を心配するのは当然、ってことかな。澤村さんのことでは迷惑かけたしもうこれ以上巻き込みません、っていう鈴木さんへの仕打ちのデジャヴ。

私、基本青木には厳しいつもりなんですが、薪さんの
「何を考えていたのか知らんが(←知らんわけないでしょ。察してるでしょ絶対)今後そんな中途半端な考えで任務につくな。なまぬるい覚悟で僕の側に、近よるな…二度と」
っていうセリフに打ちのめされました。。。き、厳しい。グッサーって刺さりました。任務、ってやつのぞけば手紙への返事とも取れるきついお言葉。甘ったるい薪さん(…は、もう過去の人なんですかね)に生ぬるいと言われちゃった青木、かわいそうに…そりゃ泣くよな。これ以上ない厳しさだもんな。二度と近よるなとは。シッシッ、って感じですか。「おまえ嫌い」よりもっと好きな人に言われるとこたえる言葉じゃなかろうかと思う。もう前の号のほんわかしたやりとり(早く九州帰って辛子めんたいでも食っとけ、っていう…)がウソのようです。今回ほんと、つっこむ余地なし、救いなし、だな。…何とかして危険から青木を遠ざけたい、できるなら追い返したいっていう愛情の裏返し…もしくは頼むからしっかりしてくれまた危険な目に遭わせるかもしれないんだから、っていう心配の裏返しであって欲しいけど。本気で鬱陶しいなこいつ、ふざけんなっていう気配もして怖いです薪さん。青木を睨む目が真剣で。青木もえらい人を好きになったもんです。

ただここでも薪さん、青木を完全には振り切れてないんですよね。何となく。そのままドア開けて部屋にバタン、じゃなくて、背を向けつつも、「タジク相手に余計なこと考えてると命を落とすぞ」って。最後通牒の後の、このメッセージ。青木気付け!見捨てられたとか思ってそうだけど!そうでもないかもよ!(保証はしないけど)

まあこのふたりの抱えてる感情の種類が何かはさておき、今回は改めてふたりの温度差というか厳然とした立ち位置の差、みたいなものを見た気が致しました。本編とは少し変わったけど、ずっとあるもの…ではある。


長すぎるので次回に続きます。。。(相変わらずちゅーとはんぱやな)






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