GARDEN CITY LIFE~annex~

お越しいただきありがとうございます。当ブログは清水玲子先生の『秘密』のレビュー(時にネタバレ)と二次創作(こちらは一部BL要素含)のざっくり二部構成になっております。記事は単純に日付順に表示されておりますので、お読み頂く際はサイドバーや記事一覧などでカテゴリーをご確認またはセレクト頂けますと安心、安全です<(_ _*)>

メロディ12月号『秘密 ORIGINAL SIN-原罪- ACT3』を読んで~その② 


※内容は独立してますが、順番的にひとつ下の記事からお読みいただくのがおすすめです※

続きです。もう巻物状態になりそう。鬱陶しいなこの長さ…

今回もネタバレ激しく含んでおりますので、いろいろOKな方のみお読みください。



②薪さんと波多野のこと
誰から書こう、と考えるまでもなく、波多野。頑張ってたこの子が書きたい。青木のメッセージ、ちゃんと受け止めてくれたんでしょうか。ほんと偉いね、って感動しました。多少突っ走っちゃって薪さんに「おい待て」って言われてたけどそういうの薪さん嫌いじゃないよ多分(青木で免疫あるし)。でも単独捜査は女の子一人じゃ危険ですよ、岡部さんしっかり!

今回、やっと薪さん波多野のことちゃんと見た。あの手帳のメモ書きに喰いつく薪さんが可愛い(ここしか和むとこなかった…)。

ただしここに至るまでにまた薪さんのゴンゴンコツコツ攻撃。…ほんと、人の話はきっちり聞きましょうね。。。これ、「半沢」の机バンバン上司並みのパワハラだと思うんですけど!自分の部下はもっと信じろと言いながら、まったく戦力に入れてない、期待ゼロ、ウザい、って思ってたんだろうな(信じると期待するはまぁ別だけど)、薪さん、波多野のこと。でも人のこと、そういう予断もって見ちゃいかんですよ。よく「僕の見立て」って言うけど、確かに人見る目がないわけじゃないけど、たまには見間違いもあるってことですよ?まずは向き合わなきゃね、上司と部下でも。波多野はほんといい子だ。エリートなのに(いやそれこそ偏見ってヤツや)。

そういえば今回またお約束の薪さんの自傷行為(手限定)癖が…。ボールペン(シャーペン)?が犠牲になられました(南無ー…合掌)。物は大事に!そしてあんなものバキバキにしちゃうって握力どうなん…?案外手を掴まれるとあっさり身体持ってかれちゃう薪さんなのに、怪力じゃないですか。女の子の前でビビらせちゃだめですよ。

どうでもいいですが波多野の変装可愛かった。岡部さん見てみて!(←どうしてもここくっつけたい私…)
意外に用意周到な波多野。本気出すとすごいタイプかな。何でもしっかり裏とってくところがすごい(地道にくだらないことでもメモるのもそういうことなんでしょう)。目の付け所もすごい。薪さんが気付かないようなとこ見てるし。この子の行動力はなかなかのもんだと思うんですが、沙羅に関する貴重な情報を持ち込んだ波多野。宇野さんにやったみたいに笑顔で「えらい!」してあげてもいいくらいなんでは?薪さーん?
おかげで話がぐっと進んだ。行き詰ってた薪さんにも生気が(っていうか正気が)戻って岡部さんもほっとするやらハラハラするやら忙しいでしょうね。

次回も活躍してください、波多野。応援してるぞー。



③沙羅のこと
ACT2の感想でちょっとタジクの見たアルマの幻覚(?)に沙羅が似てるとか書いたけど、アルマがもう亡くなってて、しかも沙羅結構なお歳でした。もっと若いと思ってたけど、子供もいたなんて。

今回怪しい、危ないっていう、ちょっと悪役に傾いていい印象なかった沙羅を見る目がだいぶ変わりました。まったくわからなかった、彼女の目的がぼんやりですが見えた。
こうなっちゃうと何しでかしても憎むに憎めないかも…。沙羅絡みのところは一番読んでて辛かったです。

以前旧ソ連の核実験を取り上げた番組で、実験による汚染が深刻な村に住み続けてる老婆が、「畑で採れた野菜が汚染されているのは知っています。井戸の水が汚染されてることも、汚染された草を食べている家畜の肉を食べることが危険なことも。でも私には他に行くところがない。生きていくからにはここの野菜や肉を食べないわけにはいかないし、水源が遠いのでここの水を飲まないわけにはいかない。もう先が短い私はいいんです。心配なのは子供たちです。そのずっと先の子供たちです」っていうようなことを言っていたのを思い出しました。なんて壮絶な現実なんだろうと思って。

前の記事でも書きましたがセミパラチンスクの核実験場(もう閉鎖されてますが日本で言ったら四国並みの広さの場所だそうです…ここが選ばれたのは土地環境もあるだろうけど旧ソ連の影響を受けてたカザフが立場的に弱かったからなんだろうと思う)では実際に500回近い地上、地下両方で核実験が繰り返され、周辺の村では一般の人(タジクのような遊牧民も含めて)やそこで任務に携わってた旧ソ連の兵士の人たちがたくさん被曝して、でも調査はされても治療はされず、まるでモルモットのように人体実験に等しい扱いを受けた歴史があります。その放射線の影響は癌はもちろん生まれる子供の知的障害や奇形、沙羅の子のように水頭症などの病気、障害になって現れ、今も苦しめてます。余談ですがそういうのを苦にした自殺も、とても多いそうです。だから多分、『秘密』の近未来においてもその影響は続いてる、ってことなんだろうと思う。放射能が影響しなくなるまでは、気が遠くなるような年月がかかるので、当たり前に想像できる未来ですが…。

きっと同じようなことが日本であったら、日本は被爆国だからそんなことはないんだろうけど、当時のカザフの人たちがあれは何だろう、綺麗だな、って思って炸裂する核の光を見たり、無防備に爆風に晒されたりしたのは、知識がなかった、何も知らされなかった、っていうところが大きく、どんなにそこの人々への影響が凄まじかろうと予想できても核開発のためには犠牲を厭わなかった旧ソ連の政府の、軍の考えが恐ろしい。事実を伏せてその影響を観察し続けるとか、人間のすることかって思う、気分の悪くなる話です。きちんと語り継がれていくべき、冷戦時代の悲劇です…。

自分もその影響を受け、子供も亡くしてしまった沙羅の無念や怒りがどれほどのものか、察すると苦しくなりました。妹を亡くしたタジクの涙も同じで。深い深い悲しみがタジクや沙羅を突き動かしているんだと思う。それに対峙しなきゃいけない薪さんを思うと、また苦しい。どんな結末を迎えても、今までにないレベルで薪さん傷付くんじゃないかな…。

そういう過去が見えると、沙羅がカザフの原発開発に関わってる川谷パパの秘書になり、川谷Jr.とつきあってる理由もうっすら見えてきました。…多分(弱腰)。



とりあえず、女性チームについてはこれくらいにしときます。書いててやっぱりしんどいです。気持ちが暗いわ。気分転換に、恒例の火曜の買い出しに出てこようと思います。では~。

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